ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

年賀状

2013-01-11 20:11:29 | Weblog

 昨年の同窓会で、母が亡くなった話をした。

 「一人暮らしが心細いから救急車呼んで病院へ入ったんやけど、担当のセンセは年齢聞いただけでボケの寝たきり扱い。その日から絶食でおむつ使用。なんで絶食ですか? と訊いたら、『誤飲するから』『トイレは一人で行けますよ』『起こしたら心臓が止まることがあります』『退院します』『無理です』いうて、母も毎日、「こんなとこにおったら死んでしまう。早よ帰らな…」言うてたのに、結局20日間退院もさせてくれへんかった。ガラシャ病院は、すぐに来てください。お待ちしてます」言うてくれはったけどね。

 点滴や心電図や、カラダ゛につけられてるクダ嫌がるから全部外してもうて、無理に連れて帰った。自分のベッドに寝て、「こんでええ。こんでええ。なんにもして要らん。なんにも要らん」言うて喜んでたけど、二日めにあかんかった。絶食で弱ってしもてたからねえ。病院はあかんよ。病院へ入ったら最後や。まだ死ぬ気がなかったのに、助かるもんも助かれへん」

 母は寂しがりだったが、姪や甥もみんなひとりで出歩ける年齢ではないので、亡くなったことを知らせなかった。、母がベルコに積み立てしていたから、大きな式場を借りられたけど、姉の子供と孫と私だけでお葬式をした。4年間、毎朝来てくれていたヘルパーさんが、仲間と二人でお通夜にもお葬式にも来てくれた。

喪中葉書は何処へも出さなかった。

 年末、270日も経ったので喪は明けたと決め、同窓生を除外して私の知り合いへの年賀状は普通に書いて出した。

 一月一日。同窓会で会った友達から、一人を除いてどかどかと年賀状が来た。