「球根する男」----あ? 球根じゃない。求婚ですよ。
ローマ字入力だから、パソコンが思いっきり勝手な文字にしてしまいます。きちんと直すときもありますが、面白いのはそのままにしています。
この本、一昨日読み終えました。ハンサムで純情な青年が、子供の頃から好きだったレオノーラというあまり美人でない女の子を「ただ一人の人」として熱愛して、何度も求婚するお話です。青年には、美人でセンスが良くて「いとしのガイ」と呼んでくれるsexフレンドがいるのですが、この美人と結婚する気は全然ありません。
ガイは貧しい生まれですが、自力でお金持ちになって、お洒落で、綺麗な家に住んでいます。レオノーラは上流家庭の生まれですが貧乏な教師で、身なりを構いません。ガイの求婚をはねつけながら、毎週土曜日のランチをガイと一緒に食べ、毎日電話で話をすることにしています。
6年前、二人は特別な関係を持ったのですが、4、5回続いたあと、レオノーラはそういう関係を拒否します。ガイは、彼女は仕事が忙しいのだと思い込んでいます。いつかは自分の申し出を受けてくれると信じています。ガイが高給レストランにしようと言っても、レオノーラはマクドナルドや混雑しているきたない食堂が好きです。
レオノーラのボーイフレンドは、テレビ局に勤めている赤毛で背の低い痩せた男です。ガイは、「しょーが頭のチビ」と呼んでいます。
ある日、レオノーラは、このチビと結婚するとガイに言います。ガイは、レオノーラに自分の悪口を吹き込んで、赤毛のチビを彼女に引き合わせたのは誰だろう? と考えます。意地悪なお母さんか、威張った姉さんか、趣味の違う下品なルームメイトか……。どうも姉に違いないと思って、昔悪い仕事をした仲間に、レオノーラのお姉さんを殺してくれと頼みます。
1時になりましたので、続きはまた明日にします。