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真夜中。まだ起きている。
今から歯を磨いて、玄関ドアはロックしてあるか、トイレの電灯は消してあるかチェックして、テレビの録画してあるのをダウンロードして……と思っていたら、テレビがいきなりけたたましい声で喋り始めた。
イヤー!! こんな声かなん(敵わない)ナ。 女の甲高い声は、何を言ってるのか全然判らなくて、イライライラーッとする。画面を見ると、二人の女がキャッキャッキーキー喋っている。キーキー言ってるのは青い服の女で、赤い服の女は普通の声。どちらもニタニタ笑っている。笑うなアホ。
深海サメのエキスで綺麗になるとかどうとか……だまれ! そんな声でもの言うたら、アタマ患う人間がワンサカ出る。いやいや。頭から火を噴くヤツが出るワ。 こんな時間にそんな声出させるスポンサーが最低や。なにが深海サメや。見てるのかスポンサーはん。なに考えてるねん。
赤い服の女は、綺麗になるどころか目の周囲シワだらけ。綺麗になれへん証明や。青い服の女は八分キチガイ。
「これがたったの一万二千八百円」
「そんなもん、280円でも要らんわ。ウソでももっと綺麗な宣伝ギャル出して」(見なきゃいいのに見てるって?)
この宣伝ギャルが、サメに頭からがぶーっと喰われる夢が見たい
あ、ちごた。サメエキス屋が喰われるとこ……