Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

古本天国? ブダペスト

2005-06-08 17:58:09 | 酔狂的欧羅巴徘徊記

 ハンガリーの首都ブダペストは、街の南北を抜けるドナウ川をはさんで一つの街になるが、ドナウに面してそそり立つ「王宮の丘」をはじめ、なだらかな山や丘陵地の多い「西のブダ側」と、平野の続く「東のペスト側」の二つの地域が合体して都市をなしている。
(すでにご存知の方、くどくて失礼!)

 この屋台の本屋さん、我輩の住まう東のペスト側は下町、ブラハルーサーテールの地下鉄駅を出た広場に店を構える。
しかし、この屋台店はただの本屋さん、古本なんて一冊もない。いまや我が国のBook-Off?ハンガリー零細版か、でもでも「この再販方式」、ハンガリーが早い。
 当然ながら8割以上がハンガリー語の本であるが、残り2割のうち1割弱が英語の本であるからうれしくなる。たいした本はないが、必ずある定番の一番は、辞書だ。英語~ハンガリー語、及びハンガリー語~英語事典が、定価の2割程度で手に入ることだ。A4版厚さ10cmもあろうかという机上版が、日本円でおよそ150円か。とにかく安い。もちろん、この辞書は一つ古いエディションになるが、全く問題はない。我輩のようなハンガリー語永久的初心者には、これで今も尚十分に役立っている。

 このような屋台店のみならず、ブダペストの市中には老舗の本屋さんが多いと感ずるくらい、本屋さんの店が目立つ。
「相対的に街の人口の割に本屋が多いのだ・・・」
と、地元の人間も言う。
格調高い店構に扱う大量の本の中、格式ある老舗の本屋さんに行けば、5~10年前発行の英語の本が山積みされているから、尚うれしい。何がうれしいか?ロンドンより半額以下安いこと、日本の価格の一割の値段で英語洋書が手に入る事。英語版でさらにうれしいのは、ハンガリー版から英語版に翻訳され、そして見事に装丁された「ハンガリーの歴史の本」、「美術の本」などなど、なかなか日本では手に入らないモノに簡単に出会えるのだ。誰が買うのか?おおむね英国人かアメリカ人の観光客?

 さて添付の写真、、、
いつもこの場所に店構えする「顔なじみの古本屋」のお姉さま、カメラを向けたらはずかしがって顔を右に向けた、、、。
朝の太陽光線がきれいに照り返し、並べられた本の山にうまく反射し、そしてお姉さまの表情活き活きと、写し出せた。

我輩、自己満足のショット。

典型的なハンガリー美人か。

「・・・」

誰かれなく美人扱いは困る?が、化粧気抜きのスラブ系女性、引き締った顔立ちである。

撮影は1996年。
古い写真が出てきたので喜んでいるのだが、これ、ようやく我輩がブダペストの生活に慣れた頃。おもえば、ブダペスト滞在2年目の春先である。

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4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
信州の蕎麦 (悠々)
2005-06-08 08:19:21
♪信州信濃の新蕎麦よりも、わたしゃ貴方の傍が良い♪ と言う中野小唄がありますが、信州の蕎麦は美味しいですね。

古来、蕎麦は救貧食品でしたから、今、蕎麦が旨いというのは、昔の人が飢饉に苦しんだ事を考えますと、贅沢な話ですよね。

度々のご訪問有り難う御座いました。 悠々
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物価。 (Rei67)
2005-06-08 08:31:35
本がほんとに日本の十分の一ですか、その他の物価は如何なのでしょう?。
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綺麗ですね。 (Duke)
2005-06-08 09:16:00
やはり男爵は大柄の女性が好みのようですね。

返信する
野菜の農薬とか、、、 (悠々)
2005-06-08 16:40:33
友人に百姓がいますが、彼は無農薬なんて出来ないと明言しています。からは出荷4週間前で施薬は打ちきるそうですが、出荷直前まで散布する人が多いそうです。

売っているキュウリの根っこはカボチャだというのは知っていますか?

農家は自家用にするのはちゃんと根っこもキュウリのだそうです。

カボチャだと逞しく根っこから養分を上に上げるから沢山出来て成長も早いんでしょうね?

                 悠々
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