ベリーズ動物園は、私たちの家から、車で1時間ぐらいのところにある。あることは、来た当初から知っていた。「地球の歩き方」にものっていたし・・・。友達は、必見とお勧めてくれたが、別の人は、「草木が多くて、見えない。」いかにも行く価値ないという言い方だった。どちらにしても、我が家では、夫が行こうと思わないと行くことにならない。今週末は、突然夫が、zooに行く気になった。
発展途上国の動物園と言うのは、動物を狭い檻に入れて見せるだけで、動物が気の毒だったりして、つまらないことが多い。でも日本では絶対ないようなことがあったりして、面白かったりすることもある。ライオンの子どもに直接触らせてくれたり・・・。
私には、ちょっとイメージできなかった。「草が多くて、動物が見えない。」ってどういうことだろう?サファリ・パークのように車で動物を探して回るのだろうか?国立公園のトレイルみたいに自然の状態の動物を探して歩き回るのだろうか?それは、動物園とは言わないだろうし・・・?
行ってみた・・・これは、なかなか面白い!自然好きには、お勧めです。
自然の密林に、舗装された小道をつけて、簡単な檻を作ったり、金網を張って動物を入れただけの、とても自然に近い動物園でした。しかも私があまりちゃんと見たことのない動物が結構いた。それに、動物と近い!猛獣と金網一枚隔てただけだったり・・・。先進国ではありえない。それと動物のいきが良い。(年老いたり、弱ったりしていない。)
「どうやって世話するんだろうか?」と思ってしまったよ。だって、檻の中は、コンクリートとかではなく、密林、だから洗ったりできないと思う。
でも自然に近い状態だから、糞や食べ残しも自然に分解されるのかもしれない・・・。バクといのししの柵以外は、嫌な匂いもしなかった。こういう飼い方はいいのかもしれない。
デッキのようなところに上がって見るところがあったり、この動物園を作った人のセンスの良さを感じたよ。何より良いのは、自然の密林だと言うこと・・・自然の密林を勝手に歩き回るのは、危険だろう。だからそれをちょっと整備して、見せてくれる。それだけでも価値がある。
一部では、ジュラシックパークのⅢの場面を思わせるようなところもあって・・・私は、すごく気に入った。
動物中で一番すごいと思ったのは、鷲と黒豹。
鷲は、Harpy Eagle(写真↑)。足首が、私の手首より太い。羽を広げると私が両手を広げたよりはるかにでかい。シンドバットをぶらさげた行った大きな鳥を思い出したよ。大人は無理だろうけど、子どもや赤ちゃんだったら、さらえるよ。羽を広げたら、すごい迫力だった。
黒豹は、今年の7月にやせ細って、死にそうな状態で保護されたのだそうだ(その時の写真が掲示されている)が、「半年でこんなに立派になるのか?」信じられないほど元気な状態で、吼える声も、猛獣の力強さが伝わってきたよ。
この動物園は、NGOがやっているらしい。年会員になって、せっせと通おうか・・・?!
ジャビル