Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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なくしたくないもの

2005-11-24 12:07:29 | コールセンターの仕事
アルバイトや社員の採用面接をする際に、応募者に長所や短所を尋ねられることは多いだろう。実際には長所や短所が何かよりも自分で自分をどの程度把握しているのかの方が大切だと思う。

面接を担当し始めてまもなく長所や短所という言葉には身構えてしまう人が多いような気がして以来、私は「自分の中で好きなところ」「あまり好きじゃないところ」を聞いてみたり「自分の中でいつまでもなくしたくないもの」「他人から見習いたいと思うもの」を聞いてみたりしている。私の質問について答えられない人は今まで誰もいなかった。

本音で答えてくれているかは定かではないが、しかし、いつまでもなくしたくないものとを聞かれて、時間をそうおかずに答えてくれることに安心する。どうかそれを大切にしてほしい。他人から見習いたいという謙虚さや見習おうとする吸収力も大切にしてほしい。みんな自分で自分の道を切り開いていく力を持っている。

アルバイトに応募してくる多くのフリーターの皆さんが自分の強みや弱みを適切に理解し、強みを活かし、弱みをフォローアップしながら自分の活躍できる仕事をピンポイントで選択できればそう迷わなくてもいいのかもしれない。しかし、実際にはやってみなければわからないことも多いし、適性がなくても何かの為にその仕事を選ばざるを得ない理由だってあるだろう。

選択できる仕事はたくさんあるものの、自分の力で選ぶことが難しい若年者が増えているという話を聞いた。私が社会に出た時よりも格段に仕事は多様化している。しかし、職業選択につながるその仕事の魅力ややりがいといった情報の他に、その仕事を選ぶとどんな困難待ち受け、何をもってそれを乗り越えていく必要があるのかということがどのくらい知られているのだろうか。

若年者を取り巻く環境は変わっているが、既に職業人として彼らの前を歩く大人の環境も変わっている。自分の背中はどんな風に映っているだろうか。彼らが希望や勇気が持てるような背中をしているだろうか・・・・

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性善説と性悪説

2005-10-13 01:06:31 | コールセンターの仕事
この春の個人情報保護法の完全施行により、個人情報の取り扱いについての教育は各社コンプライアンスプログラムの中で継続的に行われるようになるだろう。

私の日々の業務の中に情報の取り扱いについての研修がある。得意分野であり、一消費者としても、企業で働くものとしても関心を持たずにはいられない分野である。その一方で、自分自身も研修の内容によっては軸足を「性善説」と「性悪説」に交互に置き換えて行う必要を痛感する。一般的に情報セキュリティのしくみは「性悪説」的なものの見方でなければ保てないという見方が優勢と言われている。教育もやってはいけないことの徹底に傾き、味気ないものになりかねない。しかし、それだけのことなら「e-learning」でOKだ。あえて人が行う研修だ。だからこそ、何か心に響く対話がしたい。

「携帯電話にメモリ登録している個人情報、携帯落としたらどうなる?ロックかけている人どれくらいいますか?自分や友人の個人情報はきちんと守れていますか?」ポカンとした顔からやがて真顔でうなづきはじめる。そんな身近なことから、自分で気づいて自分で変わることが大切だと思う。

取り扱いを間違えることによって事故が事件に発展することがないようにしっかり意識付けをすることは私の責任。厳しい口調を交えて伝えるけど、ホントは知っている、この中にはそんな人は誰もいないということを。

研修の時間が終わるまでに小さなプロ意識が芽生えるように、こっちもアツくなる。
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いとしのフリーター殿

2005-10-11 23:53:51 | コールセンターの仕事
最近、それぞれに負荷がかかっている。誰という訳でもないが、小さなミスで仕事の工数を増やしたりすることが数回あったが、皆、概ね落ち着いて冷静に助け合っている。大人組織のいいところだ。

クライアントの動きが読みにくく、動きも早いので、仕事の流れが急に変わることが多い。加えて組織の変更も頻繁だ。変化が嫌いな人は耐え難い環境だろう。何かに固執している時間もない。いつもこの流れに逆らわず自分を合わせ、激流が去るのを待つ。この1年ぐらいずっとこんなことの繰り返しだ。

人材ビジネスは生身の人を扱うサービス業だ。アサインする人物はいつも100%安心できる人ばかりではない。面接を受けに来るいわゆるフリーターの皆さんの中には、現時点では社会経験不足から不安を感じることも多く、アサインするか否か「賭け」に出ることだってある。若々しく、瑞々しい感性を持ち備え、磨けば光る「ゲンセキ」はたくさんいる。懐かしいほど蒼く、清々しい。(人生の垢にまみれた自分とは大違いだ!)彼らの持つ「吸収力」に賭けるのである。

エニアグラムで私のタイプには「献身的」という言葉があまり馴染まない。しかし、無条件で心から人の役に立ちたいと思い、スイッチが入る時がある。それは採用した人たちが、仕事を通じて自分の成長を実感できるように、手助けをしたいと思う時である。この時は私自身、損得抜きで自分の持っているものを捧げたいと思う。彼らがお客様から誉められる対応をした時が、私が仕事で最も感動をする時だ。

担当している研修の仕事は好きで好きでたまらないという訳ではないが、常に効果的でありたいと思う。終わった後も、興味を持ち続けられることが必要だと思う。自分は、それ以上に興味を持ち続けることが大切だと思う。

役割は違えど、目的は同じ。全ては顧客の満足の為にだ・・・
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なにを伝えたか、なにが伝わったか

2005-09-05 00:51:18 | コールセンターの仕事
集合研修を中心とした教育は私の仕事のひとつである。

研修インストラクターの中には研修が好きで好きでたまらない、研修こそ天職!という人も多くいるが、私はそういう感情を自分で意識したことはない。

私の研修の受講者は、採用直後のアルバイト社員であり、その大半がフリーアルバイターである。

パッケージ研修では、会社として必ず落とし込まなければならないことは確実に落とし込まなければならない。

今、重点的に行っている研修では、とりわけお客様との間に致命的な過ちを犯さない為に、どこまで強烈に彼らの果たすべき役割を印象づけ、理解を深められるかが私の課題である。

パッケージなので同じ内容の繰り返しになりがちだが、受講生の反応や社会経験などは毎度違うので理解度を見て、例話や伝え方はやはり変える。

共感度が薄い受講者が多い時は、本当に伝わっているのか、自分の伝え方に問題がないかとやはり心配にもなる。

研修の最後には理解度を問うテストを行うが、選択式の回答はもちろん正誤がはっきりしているので正答していなければ困るが、記述式の問いの回答を読んでいると、回答用紙の向こうの受講者に興味が湧いてくる。

「確実に理解してくれたんだ」とホッとしたり、「あれれ、そういう解釈しちゃった?」と自分の伝え方のどこに問題があったかを省みたり。

時には「えーっ、そんなことまで考えてくれたのねーー」と『みずみずしい感性』に驚かされたり、頼もしく思うこともある。

ここでも、受講者の「囚われ」や「理解の枠組み」の違いなどが見えてくる。

お客様は十人十色である。応対する社員も同じである。

基本応対は確実にモノにして欲しいが、それぞれの良さを活かして、お客様と実りのある時間を過ごしてほしい。楽しいことばかりではないけど、「喜び」は確実にある。仕事の喜びは「力」になる。

インストラクターとこれから現場で接客にあたる研修受講者の関係は「立場」は違うけど「目的」は同じだ。

伝えるということにFocusしても、伝えたいと思うこと、伝わると信じること、伝わっているか感じること、相手の伝えたい気持ちに最後まで寄り添うこと、立場は違うがやはり同じである。

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やりたくない仕事

2005-08-23 22:00:38 | コールセンターの仕事
どんなに熱意を持っていてもやりたい仕事ができるとは限らない。

事実、今の私がそうである。面談の度に、これからどんなことにトライしたいかと聞かれて、スパイスの効いた回答ができないのがツライ。もう、何度もそんなことが続いているにも関わらず、上司も毎回同じような質問をするのはツライだろうに思う。

具体的に私の仕事を書くとするなら「採用」と「研修」である。

これらの仕事は安定している時は完全にルーチンワークになる。ただし、人に向かっての仕事であり、向かい合う人が違えば対応もかわるので、退屈な仕事ではない。

採用のボリュームが大きい時は早く一人になりたいと思うくらい心身共に疲弊することだってあるし、目標や課題への達成感もある。仕事は求められたことには、期待以上のクオリティで応えているつもりだし、改善意識も意欲もある。

私が好きなのは「現場」。

ここでは私が日頃から磨いている「プロとしての目きき」が活かせるという自負がある。

でも、その望みが叶うことはこの先もない。

そんな絶望感と折り合いをつけながら今の状況にどっぷり漬かりきるのは本当に難しい。こんな状態が1年以上続いているが、長いと思うか短いと思うかは人それぞれだと思う。

さりとて自分が今の業務をないがしろにしてきたかというと全くその意識はない。

むしろ、やりたくない仕事をいかに充実させるか、新しいスキルを身につけ知識をストックしてきたと思う。

事実、エニアグラムや交流分析もそうだ。「採用」にも「教育」にも大活躍してるぢゃないか・・・。

職場以外で学ぶ消費者対応の勉強会でだってかなり多くの経験ができた。この1年間に読破したコミュニケーション関連の本だって相当な数になっている。

結局は、やりたくない仕事からたくさんの宝を得てしまった。あれっ、思ったより悪くない。今やりたいことに囚われて、自分を嘆くより、仕事は選べなくても自分はいかようにも変えられる。

結局は、誰に頼ったところで、その時、その時の自分の仕事を精一杯やることでしか本当の力は身につかないことを経験的に知っている。

どうしても目の前の仕事を大切にできなくなった時、もっと大切なものが見つかった時はその時は去ろう。

まだ、ここではできることがたくさんあるような気がしている。
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