Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

女性の働きにくさと「月経前不快気分障害(PMDD)」

2024-07-17 13:56:32 | しごと・キャリアのこと
今、私の女性のクライエントはほぼ月経に関して困難があると言っていいと思います。

元々うつ病ほかの精神疾患や精神障害があって、月経困難を伴っていることもあるし、

月経周期によって黄体期から生理中に非常につらい症状に悩み「死にたい」「死んだ方がマシ」という悲痛な叫び(希死念慮)が綴られることもあります。

私のところでは、心理療法で毎日、記録をつけますので、月経の周期によって要注意の時期の過ごし方の対策を練ることができます。

以前、女性だけの研修で「生理休暇」を取ることについて話題になり、たまたまその研修では、全員が取りたいのに取らずに出勤していると仰っていました。

妻が生理前に機嫌が悪かった、そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。

男性の友人たちとは「妻の機嫌が悪いのがつらい」「月のもの(月経)のせいじゃない?」という話が、集まった場で話されることもありました。

しかし、男性が思っているより、笑えない実態があると思います。

私の人生では、30代までは年に1度ぐらいは強烈な頭痛に悩むことはありましたが、月経に絡んで大きな問題はなかったと振り返ります。

しかし、クライエントの話を聞くに、症状は思っているより多様なのかもしれないと思うようになり、本を読んでみました。

学術的な内容は多くはなく、当事者目線での辛さや切り抜け方がたくさん出ています。


ご家族やパートナーに重い月経に関して困難があって学校や会社に行けない、という方があれば、そのつらさを理解する上でおすすめできるかも。

本当に症状が厳しい方は、婦人科でピルの処方やさまざまな月経の症状を軽くするような私が知らなかったような治療を受けていたりします。

つらさの原因を特定することはできませんが、ストレス時の症状が極めて深刻な状態になることに鑑みて

ストレスを生む思考や不快な感情に対処することは症状を軽減させることにつながると考えられます。

婦人科に通院していても、心理療法にたどり着く女性はひと握りです。

もっといてもいいかも、と思います。

しかし、まずは一人で悩まず、婦人科にご相談を。

この問題をタブー視せずに、一人で抱え込ませない社会になりますように。
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精神保健福祉士試験・顛末記

2024-04-18 22:55:49 | しごと・キャリアのこと
精神保健福祉士に合格し、登録証が届きました。



実は、2019年4月に養成校に願書を提出していたのですが、実習日程が確保できない可能性を解消できず、断念。

2022年4月に日本福祉教育専門学校精神保健福祉士養成一般課程(通信)に入校し、2023年10月修了、2024年2月に国試、3月合格。

学校のカリキュラムが修了するまでは仕事をセーブしたり、国試まではやはり勉強が優先となり、

この期間は、本当に「付き合いの悪い人」になっていたと思います。


養成校では、レポート提出7回(各回4題ずつ)、28テーマ書きました。

2ヶ月に1回、「計画的に」とは言え、社会福祉士との共通科目は、「THE福祉」の問題で、初学の私にはチンプンカンプンという科目もあって、

提出期限2日前になっても書けないという科目がありました。

それでも最後にようやく構成が固まり、火事場の馬鹿力みたいな不思議な力が発揮され、期限ギリギリまでに何とか間に合って、ということも何度かありました。

2022年4月・6月・8月のレポート提出は、7月の公認心理師試験の勉強と重なり、4月の新人研修の繁忙期が終わって8月までは引きこもって勉強したのが懐かしいし、

2023年3月、4月は福祉施設と医療機関(学内)実習で、実習時間も大変だけど、実習日誌を手書きで書かなければならないという経験に疲れ果て、

とにかく書いた💧



そして、事後のレポートもこれでもか、これでもかと書いた💧

人生でこんなに短期間で手書きで成果物を作成したのは、後にも先にもないと思います。

この2ヶ月は、本当によく考え、よく書き、精神保健福祉士の役割についてよくよく考えた濃密な2ヶ月だったと思います。

レポートは真面目に書いたと思います。2回(2テーマ)で、模範解答に選ばれていました。

2年目になって、ようやく社会人として培ってきたライティングのスキルを再度磨き直すことができ、

論理的に思考し、自分の考えを主張することにも慣れ、充実した勉強ができました。


2年目のスクーリングが終わり、試験勉強は、専門学校の修了の頃(10月)から開始。

社会福祉士との共通科目を先にやりました。



過去問を1回やった後は、模擬試験の問題を中心に、

実力判定模試(2回)、リハーサル模試の計3回分の問題と精神保健福祉士試験の定番ワークブックを徹底的にやって、

過去問に戻って3回繰り返しという勉強法でした。

アプリとか動画の学習は一切やらず、もうこれだけしかやりませんでしたが、それでよかったです。

中でも中央法規の「ワークブック」は文字がいっぱいで、重複箇所もたくさんあって、最初は勉強しにくいと思いましたが、

情報量が圧倒的に多く、過去問、模試問の該当箇所にマーカーでハイライトし、書き足すだけに止め、

何度も間違える問題だけ「まちがいノート」を使って弱点を補強するシンプルな学習法でした。

動画やアプリのデジタルツールではなく、手を動かし、全体像を把握(科目ごとの重複も把握)することを早めにやりました。

でも本当に効率的なのは、レポートを書く段階で、このワークブックを参照しながら書くともっと楽だっただろうな。。。

結局、勉強に集中できたのは、10月の半ばから2ヶ月間だけ。

その後、母が不穏な状態となり、年末に精神科病院に医療保護入院することになり、

能登半島地震が発生という「大事件」が続き、専門科目はこれといった勉強はできないままで、一時はどうなることかと思いましたが、

試験当日、難問多数の模擬試験問題に鍛えられていたため、試験問題は易しく感じました。


国家試験当日は落ち着いて試験に臨めたと言いたいところですが、やはり迷っている時間や後で見直す時間がそんなに取れないため、

終了10分前の心臓のバクバク感はハンパなかったです💧

ケアレスミスは何題かあったものの、目標としていた点数以上取れたのは、

ある程度、得意科目(専門科目)があったことと、苦手科目に早めに取り掛かっていたことによります。

受験地の名古屋からの帰り道の高速バスの中で、解答速報を見て自己採点を済ませ、合否について思い煩うこともなく、元の生活に戻って行きました。

自己採点より、結果通知書の得点は7点点数はよかったです。

ちなみに、国家試験を終えて感じたことは、

・事例問題の配点も1点(公認心理師試験は3点)なので、事例問題以外でも手堅く得点する必要があること

・試験を暗記だけで乗り切ろうというより、実務に落とし込みながら、試験勉強も着実に自分の力に変えていくこと

・通信の場合、国家試験を意識してレポートを真面目に書いておくことが、試験対策を楽にできるということ

・できれば、1年7ヶ月の間に、好きな教科や得意な教科を見つけて、そこと関連づけて他の教科の勉強を楽しむこと

・日頃から精神保健領域の諸問題について、何かひとつでも良いので、関心を深めて、思考し続けておくこと

などです。

心理領域で仕事をしていると、試験そのものはそんなに難しいものではなかったと思いますが、実質、勉強に没頭できた約3ヶ月は、有意義なものとなりました。

2年にわたる私のリスキリング期間は一旦終了となりました。



今後は、精神保健福祉士の1丁目1番地的な医療ソーシャルワーカーや、就労支援の仕事をダイレクトにやるわけではないと思います(多分、採用もされない)

ソーシャルワーク実践、社会問題の解決につながるソーシャルビジネスを興していくことで、地域問題解決に学びを活かしていきます。
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スタディプランナーを自作する

2023-12-07 21:01:06 | しごと・キャリアのこと
2023年は、手帳を自作しています。

スマホのアプリで管理なんてこともできないないのでしょうけど、ここ数年は、手帳をしっかり書こうを思っています。

あえて手書きを大事にするというのは、おそらく今後、加齢に伴って色々と認知機能が衰えてくるはずなので、

それまでに自分にとって良い習慣を定着させておきたいと思うからです。

それを助けてくれるのは、やっぱりフォーマットかなと思っています。

今年の初めは、マルマンのA5ルーズリーフで最初はバレットジャーナル風に使っていたのですが、

やはり仕事に対処するにはちょっと自由度が大きすぎて

結局、Excelで作成してはもっといい感じにできないかと改良を重ねてまいりました。

12月は登壇を抑えめにしていることもあり、スタディプランナーメインで作ってみました。

予定に対して勉強に費やした時間を20分単位で蛍光ペンでマークすること(トークンエコノミー法的に)。

なぜ予定通りに勉強できなかったのかをその日のうちに振り返りし、翌日の取り組みに反映させます。



気分は学生です💧
学習課題と勉強時間の管理をしっかりやっています(というかやらないとマズイ)。



市販のものとは大きく違わないのですが、ポイントはKPT法というプロジェクトマネジメントで用いられる振り返りのフォーマットである

「KPT(Keep・Problem・Trouble)」を、スケジュール管理に盛り込んだことです。

ポイントは、前月のKPTを今週のスケジュールの左上に配置すること。

こうすることで、先週の振り返りを、今週の取り組みに忘れずに生かすことができます。

これ、本当にいいです。

なにせ、PDCAのC(振り返り)をしたとしても、それを改善につなげるには振り返り内容を記憶に留めて翌週、改善し続けなければ意味ないですから。

振り返りも、振り返りっぱなしではダメです。

われながら良き改良ができた!

気を引き締めて、あと2ヶ月集中します。
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精神保健福祉士の実習が終わりました

2023-04-12 19:30:36 | しごと・キャリアのこと
2023年は、1月がバタバタと過ぎ、精神保健福祉士の精神保健福祉援助実習に突入していきました。

2月は就労支援事業所(15日間)、3月は医療機関(12日間)での実習が続き、

ほぼ2ヶ月にわたり、実習、実習ノート、自己評価、レポート作成と連日、精神保健福祉の現場での出来事に集中し、そこからの学びと自分への気づきを文字にすることを反復していました。

(実習ノートと自己評価は、手書きです💧)

そこに、仕事と4月のレポート提出が重なり、綱渡りのスケジュールを何とか乗り切りました。

兎にも角にも、全力を出し切ったこの2ヶ月。

時折、瀕死の状態に陥っておりました💧



にしても、53歳にして実習生となり、仕事では決して得られない体験と、そこから考えたり、調べたりして、また考えたりという考察をを繰り返す中で、

なぜ精神保健福祉士の資格を取ろうと思ったのか、精神保健福祉士が果たす役割を知る中で、はっきりしてきました。

もともと養成校には2019年に入校する予定だったのですが、実習日程が確保できず断念しておりましたが、目指すきっかけは3つありました。

1つ目は、仕事でつまずいたり、精神疾患を発症する社員・職員の方々の面談や研修を担当して、発達障害が見え隠れするということが連続したこと。

2つ目は、精神障害を抱えることになった方々のカウンセリングの中で、公認心理師が5領域(医療、教育、司法、福祉、産業)にまたがって活動が期待されていても、福祉・司法の領域についてあまりに知らなすぎると痛感することがあったこと。

3つ目は、子供の障害をどう受け止めていくかに苦悩する保護者の実情を知ったこと。

もともと私設のカウンセリングルームや産業領域で心理支援にあたっていても、

正直、働く人が抱える問題は、仕事以外の家庭や自分の身体のことなど多岐にわたっていて、多分、自分の今の立ち位置では見えてこない問題を見過ごしてしまうのではないか・・・

そんなことを感じることが多々あったからです。

中でも、1つ目のきっかけは、自分の今の仕事の中で、今後も増えることはあっても減ることがない問題であり、

そうなった時に、どうやって当事者の働く権利を守っていくのか、さらに誰がそれを守るのか?

これは外部の人間であっても自分の仕事なんじゃないか?って思う経験もしています。

なので、精神保健福祉士の本流である精神科病院で精神障害者の地域移行支援に関わることはないです。

このことが途中まで病院実習に身が入らない理由にもなったのですが、

実習やレポートの中で、なぜこの資格が創設されたのかの歴史を繰り返し辿る中で、その使命を知るに通底する倫理や果たすべき役割は全く別のものではないと思い知ったのです。

精神保健福祉士がなすべき精神障害者の権利擁護、これを産業側からやっていかねば(働く人の権利擁護)と痛感したのです。

そんな実習で4月の半ばまで集中して学び、さらに学びを広げていく土台はできたように思います。

公認心理師試験はあたふたしましたが、精神保健福祉士の国家試験は少し余裕で迎えられるように準備をしていきます。
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慢心や惰性を管理し、自分にとって旬ではないことも精一杯やることでかえって自由になった

2019-06-09 14:16:04 | しごと・キャリアのこと
2014年から4年ほど企業研修の仕事を少し抑制していました。

フェルデンクライスやマインドフルネスのことに専念したためです。
↓↓↓



また昨年から、出張生活になり、東京在住の頃とは登壇先は大きく変わりましたが、基本的には6年ほど慣れ親しんだパターンに戻っています。

このパターン化された生活に戻るにあたっては、自分ではよくよく考えたのですが、結局「Go!」となったのは、

「今までやって来たことを全く封印することが果たして世の中に役に立つのだろうか?」という問いを何度も繰り返した結果です。

見えてきたのは、「自分が本当にやりたいこと」ではなくて「自分が本当に役立つこと」をするということでした。

この決断をした時、

「自分が本当にやりたいことが、世の中の本当に役に立つとは言えない」

おそらくまだ完成度を高める道半ばで、まだそういう時期でもない、この状態でゴリ押ししていくほど自分はタフじゃない、

そんな気持ちでした。

元々の気質、勝てない戦はしないって囚われが出てるようにも思うけど、建設的に判断しているとも思える。

「やりたいことをやる」ってのも自分のエネルギーをぎゅーっと投入して、ワクワクして楽しいと思えれば、理想っちゃ理想。

でも

それが、我利我欲から立ち上がってくる行動ならどこかでぶつかるし、そうでなくとも、いろんな障害物が立ちはだかる中で、八方塞がりになるくらいなら、

私は、求められること、本当にニーズがあって役に立てることを精一杯やろうと思った。

で、

ある程度、自分の中で完成というか統合できている仕事の質をもっとよくする、

マイナーチェンジして提案力を高めていくって仕事も悪くないし、

不思議なことに、前よりも「自由になった」という実感があるくらい。

結果的には全然「あり」だった。

しかも「自分が本当にやりたかったこと」もじわじわ進んでいて、どっちかというと「どっちもやれている」んじゃないかと思う。

結局、

「自分が本当に役に立てる仕事」を選んでも、「自分が本当にやりたい仕事」もできているじゃないか・・・

なんという幸せなこと!

慣れ親しんだ仕事がつまらなく思えるそんな時が訪れたら、自分でその仕事が新鮮なものになるように、全く畑違いのことを学んでみる。

私の場合は、それがパラレルでできた訳ではないんだけど、

自分の仕事をよりよくしていこう、誰かの役に立とうと思う気持ちがなかったら、慣れ親しんだ仕事は色褪せる。

50歳を過ぎて、「完成度を高めていく仕事」と「新しく切り開いていく仕事」の両方を持ちながら、結果的には、自分が育つフィールドも自分で見つけていく

そんなお年頃だなとしみじみ思うのでした。

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これ1冊で、ある程度、いや、痛いほどわかる「本気の転職」について

2015-10-18 15:54:39 | しごと・キャリアのこと
そろそろ仕事のことについても書いてみたいと思います。
4月からキャリアコンサルタントとしてもお仕事をさせていただいています。

先日、同じキャリアコンサルタントの方からのご推薦で読ませていただきました。



ちょうど著者の森本千賀子さんがNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出ていた回を見ていたので
とても親近感を持って読ませていただきました。

本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える
クリエーター情報なし
新星出版社


私もキャリアコンサルタントとしてお仕事をさせていただいている中で、
自分で抜け落ちていることを思い出させていただいたりして、私にとってはいい本だなと思いました。

と、同時に読みながら

私自身が30代の人生の修羅場で「本気の転職」を経験しているのですが、
その時にお世話になったキャリアコンサルタントの方がして下さったことが10年近くたった今でも思い出され
本当にありがたかったなと思っています。

加えて、自分自身が入社したもののかなり苦労した経験が思い出され、書いてあることは「そう、そう」と
共感、納得がいくことばかりでした。

もう今となっては、転職する機会はないのですが、そうだよな〜と思ったことを1つ書きます。

それは、「面接に前職での会社の不満を言わないこと」という内容。

良識のある方にとっては「そんなの当たり前でしょ」ということでしょう。
でも、1回スイッチ入ってしゃべり出したら止らないという方もいらしゃるような気もします。

で、そのホントに理解しておく必要があるのは、
「不満を言えば言うほど、この人本人に問題があるんじゃないか」って評価される可能性があること。
そして、面接官に「変われない人」と予感させてしまうこと。

これは採用面接に限らず、私自身が「不満の多い人」に対して感じることでもありとても共感しました。

傾聴力が必要な仕事についていながら
あえて、毒を吐かせていただくなら「いつまでも他者に対して同じ不満を言っている人ほど変われない人」。

実は、このことは、私自身が自戒もしていることなんです。
だって他人や組織を変えて行くために私は今、一体どんな工夫をしてますか?って話です。
いや、散々頑張ってみて疲れ果てましたという言い分したくなることはあります。
でも、私の場合は、不満ばっかり言っている時にやっていることって、口だけぱくぱく動いているか、ホントに
惰性の行動に甘んじているだけなんですもん。

いろいろやってみたけど、状況を変えられなかった時のことを振り返ってみても
自分のとっていた行動は、自分にとっても相手にとっても効果的じゃないっぽい。

あの人だけを変えることはできない。

それを理解していないと、ずっと不満は続きます。

で、自分を振り返ってもそうなんですが、やっぱり聴いてもらえると安心できます。
いい感じで同調してくれたり、一緒になって不満を言ってくれると1人じゃないんだって安心もできます。

その一方で、

自分のことを寸分狂わず相手にわかってもらえるなんてことはないだろう、
完全に理解してもらおうと思ってもも完全などないだろう、

私は、話を聴いてもらって、理解してもらったつもりになって、
また、不満が自動生成されるお決まりのパターンに戻って行くんだろうか?

なーんて、思うんです。

健康な肉体とまだ自分の意志で行動を司ることができるコンディションの私は
どこまで聴いてもらえば、自分の感情の責任は自分で負って行くと決めるんだろうか?

傾聴してもらう極意は、ただ不快な感情を癒すだけではなく、
話しながら、自分の問題に気づいて行き、自分で変わっていくことにあると思います。

自分側の問題に目を伏せたまま、転職しても次の会社でまた同じ問題を乗り越えられるとは限りません。

実は、私自身がこのことも経験しています。
辞めた会社で嫌だったタイプの上司に次の会社でも出会い、心が折れそうになりました。
この失敗以来、自分の乗り越えるべき課題を理解することができました。

もしかしたら、
そのまま今の会社にいたまま何らかのブレイクスルーをし、その方が幸せになる人もいるかもしれません。
だから在職時に自分のWIllとCanに徹底して向き合うことだと思います。

私の転職活動は決して成功したとは言えませんが、
たどるべきプロセスをたどらせてくれたキャリアコンサルタントの方に出会えて幸運でした。

正直、職務経歴書を書く中で、あまりにもハードなパンチ(アドバイスです)に涙したこともありました。

それでも、しっかり向き合ったことで、自分にも他者にも偽りなく自分を見てもらうことができる
きっかけになったと思います(隠したい自分、見たくない自分もまだまだいます)。

あの時本当に真剣に関わってくださり、本気で自分のキャリアに向き合う時間があったことに感謝しております。
転職しようかどうか迷われている方には、採用側の視点もわかるので一読の価値のある書籍だと感じました。
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去り行く人の教え

2014-11-10 21:50:28 | しごと・キャリアのこと
メンタルヘルスの悪化や退職者の増加というのは、少なからず組織の健全度の低下を示していると
多くの会社が考え、何らかの対策をするだろうと思う。

個人的な要因だから、組織としては何もしないと決めてしまえば楽だろう。
原因を特定して、自分のせいではないと自分から問題を切り離せば楽だろう。

犯人探しに希望はない。
組織内の人に関わる問題の要因なんて、複雑に絡み合っているから実際には特定できない。
せいぜいが見当がついたぐらいではないか?
それくらい、人はあいまいで不確実で感情に左右される存在だからである。

それよりも組織にこびりついた思い込みや決めつけの影響の方がはるかに大きい。
そして、誰もがその思い込みや決めつけを形作っている当事者である。

自分を組織と切り離して客観的に論じているつもりでも、自分はその組織というシステムの
一部であり、つねに影響与え、影響を受けている存在である。
そのことを理解しない限り、他責のままである。

このことに気づく人は案外少ないのかもしれない。

自分を肯定できる人には、自分に向き合う真の強さを感じる。

相手に問題を見つけるのではなく、自分の中に問題がないか探求や内省ができる。
自責の人ほど「自分にとってはあれが最善だった」と、必要以上に自分を裁かず、
次に活かすことだと思う。

「何かする」のかもしれないし「何かを止める」のかもしれない。
大きなことなのかもしれないし、小さいことかもしれないけど何か試行錯誤する。

そうしているうちに、自分たちに合う選択肢を見つける。
孤軍奮闘ではなく人を巻き込み少しづつでもいいから影響力を発揮する。

そういうリーダーを私は尊敬してきたし、
そうありたいとも思う。

葛藤や対立を恐れて、保身に囚われ、
「これでいいんです」「これが自分たちのやり方です」と言っている人には
やがて誰も助言しなくなる。

「難しいと思います」と言っている人は、
動きもしないで頭の中で、陰鬱なドラマを妄想することを選んでいる。
そんなドラマの1人の登場人物で満足している。

伸びない人とか変われない人って、そうやって取り残されていって
変われない組織の中では、そんな人が複数いるから安心して、
知らず知らずに「ゆでがえる」になっていく。

飛び出す時が来ているのに、問題たっぷりのお湯の中でじっとしている。

変われる組織は、トップが何よりも変わりたがっている。
だから抜本的な改革の推進力になる。

組織的に取り組めないと問題が起きてからその都度あたふたする。
振り返れば、問題の兆候があったのに、状況に介入していない。

なぜか?

自分が何者かがハッキリしていないから、人に対して必要な時に
必要な関わりができない。

組織に関して言えば、
同じ目的、同じ価値を大事にしているという実感がなければ
違いばかりを気にして、優しい顔をしていても心の中では相手を否定している。

だからいつまでたっても本当の「チーム」になれない。

若い頃、コールセンターで仕事の経験を積んで
痛いほど、悲哀を味わってきた。

今で言えば、ブラック企業的に2ちゃんねるで書きたたかれたこともあった。

それでも多くの企業が機械化が進むセンターオペレーションの中で、
人としての尊厳を守るために、働きやすさへの挑戦を重ねて発展してきた。

主力のアルバイトの1人1人が大事だった。
誰もが、この仕事を通して成長する可能性を持っていると信じていなければ
向き合えなかった仕事だったのかもしれない。

組織がどのような「人間観」に従っているのかは大きな問題だと思う。

安定したポジションや待遇になればなるほど、鈍感になる。
ノブレス・オブリージュであってほしい。

ものすごく個人的な準拠枠に基づいていると言われても構わない。
「私は何者か?」を問い、健全な境界の上に立って対処したい。

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手放してはいけない仕事

2014-06-06 00:32:29 | しごと・キャリアのこと
法人登記してから4ヶ月経ちました。
ありがたいことに新たなご縁をいただいたり、継続のお仕事を引き続き進めたりしながらやっています。

あと、ずーっと懸案だった論文の作成の仕上げの時期になり、様々なコンテンツへの興味・関心がつながりAmazonで購入した大量の本に浸食される机の上。。。

そんな日々の中で、いつも頭の隅にあった問題。
どんな分野の仕事を増やしたり、減らしたりしていくかということ。

もともと、契約講師時代から、登壇領域が広い方ではあったのですが、もう、なんでもかんでもっていうのはやめた方がいいかなと迷いつつ、

行き着いたのは、「自分の興味・関心だけで仕事を選んではいけない」ということ。

ということを気づかせてくれたのは、
自分の中で、もうこの領域は縮小しようかなと思っていた「コールセンター案件」

興味や関心が失せているように感じていたのですが、違っていました。。。

じゃ、何?

もう自分の一部でした(汗)

最近、思うのは、この分野なら、どんなお題が来ても自由自在にコンテンツもプロセスも扱えるって自信
ってやっぱり最低でも10年前ぐらいから扱っている領域のものたちなんだなと思っています。
(私の場合)

これらは、そもそも熟している上に、追加情報が意識的にも無意識的にも自ずと入ってきていているので、
特に努力しなくても自然に熟させることができていて、思った以上に豊かになっていることに気づかないでいたのです。

で、

そういうモノは、少し口を開ければ圧倒的に他者様のお役に立てるのに、
興味、関心が他に移ろったことで、「コールセンター」のこと自体を話題にすること自体がなくなっていたので、
全然気づきませんでした。

6月から、13年前、消費生活アドバイザーに合格してから一緒に消費者対応を学びつつも、
独立以来疎遠になっていた「消費者対応研究会」に、再び顔を出すことがすで決まっていて、

結局、人生の中にはもう組み込まれてしまった縁なんだなと思う他ないかもしれない。

大事なものは、あたりまえすぎて見えにくい。

しかも、知らず知らずのうちに重ねた経験から、希少価値が一層高まり
もしかしたらものすごくユニークなことができるようになっているかもしれない・・・

日常的にあまり自分のことを肯定的に評価するタイプではないのですが、たぶんハズレてないと思う。

こうして肯定できる数少ないことを手放そうとしていたとは、何とも愚かしいことでございました。

足りているもの、熟しているものに気づき、大いに活かしていこう。
そんなことを感じさせてくれた昨今の出来事たち。

こうした気づきを得られることに感謝。
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北陸しごと研究所

2014-02-25 23:43:48 | しごと・キャリアのこと
このたび、ブログをもう1つ立ち上げることにしました。

名づけて「北陸しごと研究所

「なんで、北陸なーん」って声が聞こえてきそうなんですが、なんとなく東京にいながら故郷の役にたてないかと思い、とりあえず冠だけは「北陸」ってことで。

書いている内容は、「しごと」周りのことに限定します。

このブログは、特にテーマをしぼらないことによって、ネタが自由自在に絞り出され9年続いてしまいました。

内容は、きわめて散漫ではあるのですが、このブログはある意味、日記的なノリ(?)で残していきます。

新しいブログも気が向きましたら遊びに来てくださいませ。
それにしても、まだ3回しか更新していないのですが、ランクがかなり上の方にランクされていました。

ビックリ!

ほそぼそと続けていきますので、お引き立てをよろしくお願いいたします。
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体育会系について思う

2014-02-15 18:50:45 | しごと・キャリアのこと
昨日まで、大学生とお仕事をさせていただいていました。
私は、教員養成課程で体育を専攻していたため、同じ領域の学生さんとの仕事はとても気持ちがよいものでした。

自分を何かラベル付けをして説明するなら「体育会系」と表すことがたまにあります。

世の中の「体育会系」の評価はいろいろあると思うのですが、たまに「理不尽な上下関係」に焦点があたることがあります。

しかし、本当に強いチームって強制とか排除とか恐怖より、信頼や愛でつながっていることが多いんじゃないですかね。

先輩には畏怖は感じたものの理不尽と思ったことはなかったし、チーム全体としてよく考えて、話し合い、フィードバックしあったりって、勝つためにできないことができるようになる。
そのために徹底的に練習して、体調管理をしっかりする。そんな当たり前の毎日だったと思う。

そういうところは、根本的に今も昔も変わらないんじゃないかな。

「話し合う」って大事だなと思います。
特に後輩が本当に大切なことを話せる環境って大事。

後輩が遠慮してたら、チームスポーツなんてそもそも成立しない。
命や勝利がかかった真剣勝負のチームならなおのことできてなくちゃまずいでしょ。。。

今は、スポーツの諸科学の発達とともにその体育会の運動部の運営プロセスは数段洗練されていそうです。
本当に勝ちに行く体育会って昔と違うことをやってそうに思います。
しっかりしてるなと関心することが多かったです。

昔の体育会系のイメージとはちょっと違うかな。

それから少し驚いたのは、会社設立した話をしたら「雇ってください!」と言われたこと。
いやいや、君たちは教員採用試験の勉強に専念せよ!

と思ったけど、遠い先に、教育と言うと学校教育だけではなくもっと広い意味での教育があるということに思いが至ったのであればそれはそれで良かったのかも。
そのための一番近いところにある目標目指して頑張ってほしいです。

私の中で、社員を雇うというイメージがおぼろげなくできたのも事実で、体育会系の学生さんとの仕事はとても有意義でした。

ありがとう、君たちならやれるよ。
応援しています。


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会社を設立しました

2014-02-08 16:44:44 | しごと・キャリアのこと
2月5日に会社を設立しました。
2007年に組織を離れて独り立ちして、6年半。

いつかそういう時期を迎えることになるとは思っていたのですが、思うことがあって、この度、思い切って。

これまでは契約講師として特定の研修会社にお世話になる仕事が大半でしたが、

自律している実感が乏しかったことや、自分の研修や社会人の学習に関する考えや思いをもう少し大事にしたかったこと、継続的に関わっているお客様をもっと大事にしたかったことなど

心の底の声を打ち消すことができなくなり、

株式会社ラーニング・ライツを設立しました。

社名に含まれる「ライツ」は「光」と「権利」の意味があります。

私たちは一人一人が光そのものであるんだということを学ぶ場を作ること、それから一人では限りがある「ラーニング」「アンラーニング」の場へのアクセシビリティを高めることをに力を入れていきたいと思っています。

これまでは、大きな規模の組織の研修がメインでした。

しかし、日本にはたくさんの中小企業があります。

予算がとれない、どこに相談していいかわからないまま放置されている大人の学習を変えたい、

そんな思いも強くあります。

これまでなかったインフラを作る工夫も必要でしょう。

ワクワクです…

まずは一年間、落ち着いて一歩一歩進んでいきたいと思います。



写真は、お客様にお祝いでいただいた胡蝶蘭。
心遣いが嬉しく感謝です!
ありがとうございます。

全ての命が光輝きますように。
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仲間に貢献する

2013-08-03 09:37:36 | しごと・キャリアのこと
あまりないことなのですが、ごくまれに登壇した研修の時に「アウェイ」な感じになることがあります。

それは、受講者が私よりも年長の場合。
管理職の場合もありますし、一般職の場合もあります。

手挙げ制ではなく、受講させられているという受けとめ方の場合もあるでしょうから、
なんでしょうね・・・あの「変わってやるもんか」「何をさせられるんですか」的なムード。

ヒドイ時には「敵意」すら感じることもありますが、それは私の責任ではないと考えます。

まあ、そういう雰囲気と感じ取っているのは私の認知の問題でもあるのですが、

それはそれとして

実は私に対しての態度なんてどんな態度でもいいかなって思ってるんです。

仏頂面だったり、ダレた姿勢だったり、うなずきやあいづちもなく、メモもとらず、視線を合わせなくても・・・

「自分のとっている態度のチームのメンバーへの影響を考えてほしい」

正直、この視点で仲間と関係が作れるようになる頃には、講師への態度も変わってきて、それなりに活気が湧いています。

これは、職場でも似たようなことして考えることができます。

上司のリーダーシップがどうであれ、仲間に貢献することの効用です。

部下からすれば、いつの時代も上司本人に面と向かって言えるかどうかはさておき、上司への不満って大なり小なりあると思います。

そればかりに囚われていては職場の士気は低空飛行するばかり。

どうやって上昇気流に乗るかは、コミュニケーション、思考、行動の質と量に因るのかなと思います。

担当割になっている仕事であっても、個人プレイに満足するのではなく、誰かの役に立てないかというスタンスで接して行くか、

という自分の態度はいつもコントロール可能です。

その力を最大に引き出して行くのはリーダーのとるリーダーシップであります。

講師も同じ。

講師の受講者への貢献とは何ぞや?

よく観察して、介入すべき・介入すべきでない時をよく見極めていく。

折角主体性が発揮されているのに余計なことしちゃダメだな、

と見守りながら喜びを感じる日々です。

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振り返りを促す力

2013-08-01 23:16:15 | しごと・キャリアのこと
7月は、ティーチングの研修を連続で担当していました。

コーチングやメンタリングなどに比べて、ティーチングスキルはそれ単体では陽が当たりにくいように感じていますが、

知識ゼロ・スキルゼロの新人さんには、まず「教える」ことが最初の関門。

新人の育つ力は、新人の意欲や能力だけでなく、指導者とどんな関係を築けているかとティーチングスキルに大きく影響を受けるに違いありません。

最近感じるのは、若い方の要領の良さです。
4月の新人研修の段階でも、そのスマートさには感心しますもん。

しかし、研修に登壇して良く聞かれるのは、「教えたことはできるけど、それ以上のことはやろうとしない」って声。

しかーし、教えたことはできるというのは喜ぶべしです。
(当たり前なんですけど)

しかし、その後、自ら考えて仕事を拡げていくことに物足りなさを感じるなら、教える側も効果的な関わりができていないと言えましょう。

教えたら、一緒に振り返る。

「これって、どうしてこんなやり方でやると思う?」
「もし、○○なことが起きたらどうする?」
「どんなところに気をつけてやってみてるの?」
「もっと、うまくやるにはどうしたらいいと思う?」

そんな、質問を投げかけながら、そつなくやってる仕事に対しても振り返りを起して行く。

多分、これって指導者の役割だと思うけど、実際問題「訊いたところで返答が期待できない」なんて諦めの声がも聞かれます。

でもでも、それってすぐに返ってこなくちゃいけない?
わかった時でもいいんじゃない?

質問を投げかけてから、新人が答えを見つけるまでにタイムラグがあっても不思議じゃない。

「○○さん、おとといの質問の答えって・・・ってことですか?」

そんな、やりとりも悪くない。

多分、今、若手への指導に手を焼いている指導者の方は、丁寧に指導計画を立て、ティーチング力を身につけることと、フィードバックや振り返りを促す力を磨くことで随分変わると思う。

「ゆとり世代だから」のひとことでかたずけてしまうのは楽。

そんな言葉で、指導者としての成長を放棄しないで、お互いの成長を諦めないでほしいと感じています。

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自己評価を最優先する

2013-07-26 22:55:08 | しごと・キャリアのこと
7月は同業の講師もかなりの登壇数になっており、皆様、お疲れ気味の日々と聞いています。

私も、今月はあと2本。

本数こそ多かったのですが、扱い慣れたコンテンツであり、体調も良好に保て、問題なく、ここまで来たように思います。

講師として独立して6年目になる昨今、ひとつの悩みがあります。

それは、自分の研修について、良質のフィードバックが手に入らないということです。

受講者の皆様からいただくアンケートには、講師評価はあるにはあるのですが、概ね「寛大化傾向」にあります。

そして、

お世話になっている研修会社のアンケートの作り方に拠るのですが、私の講師としての成長につながるようなコメントは極めて少ないのです。

会社員だった頃と違って、オブザーバーから研修品質をチェックされることもありません。

おそらく最も効果があるのは、ビデオ撮り。

立ち振る舞い、トークの階層や構造、咄嗟の反応や、課題としているチーム学習を促すような関わりがどの程度できているのかを、自分でチェックしてみること。

契約の関係で、それも叶いませんので、もう残るは自己評価です。

研修の中で、「やること」をチェックリスト化するのは容易です。

しかし、これまで「やってきたこと」の中で、「やめること」をはっきりさせ、代替行動をはっきりさせ、アセスメント(査定)することで自己評価を行うことは、

継続して行う必要があるな、と感じてます。

やめること、やらないことを決めるのは案外勇気がいること。

これ、今年の私の年初のマインドマップに描いた姿。

正直、今のところ、これが自分の成長を担保する主な手段です。

「他者評価」に一喜一憂したり、「他者承認」で、自分の欲求を満たすのではなく、

自分で自分を成長させていく。

そうやって、受講者の方と共に成長し続けたいので、
そういう環境に移動したり、自ら環境を作って行くことも必要だなと思う今日この頃です。

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共感や応援

2013-07-09 23:30:06 | しごと・キャリアのこと
週刊文春が、プロスケーターの安藤美姫選手の出産の是非を問うアンケートを行ったところ
抗議が殺到し、お詫び広告を出したという話。

詳しくは⇒コチラ

「出産を支持しますか?」
「子育てしながら五輪を目指すことに賛成ですか?」

このような問いが発せられたメンタルモデルは「女は子育て」?

この問いで議論が弾むと思った出版社側の目論みはまんまと外れて、大ブーイング。
会社にとっては大事故となったのではないでしょうか?

出産が逆境かと言うと、いろんな見方はあれど、

体の変化や体力のリカバリーや育児時間と練習時間の捻出など、様々な工夫が必要にはなるかと思う。

正直、世論は「スゴイな~、頑張ってネ」に傾いていたと私は思いこんでいたのですが、皆さんはどうですか?

「一体、誰の子なんだ?」という疑問は、そこが気になる人にとっては、もしかしたらワクワクするのかもしれません。
もしかしたら「女は子供を産んだら終わり」と、関心にピリオドを打った方もいるかもしれません?

しかし、家族の在り方が多様化し、着実に共稼ぎの家庭が増え、女性管理職を増やして行こうという今のご時世。

シングルマザーで生きる覚悟が、多くのシングルマザーを勇気づけただろうし、一歩前に進もうと日々挑戦している女性には誠に共感できただろうし、そして美姫ママの演技がどんな風に変わるのかを楽しみにした人も多いと思うんです。

私が感じていることなんですが、
東日本大震災以来、日本は、「共感」と「応援」のエネルギーがとても強くなっているんだと思うんです。

このことを理解せずして、また、確実に進んでいる女性の社会寝進出や自立・自律していることに鈍感な人が発言すると本当に痛い目に合ってしまう時代になっていやしないか?

男性・女性の溝と安易に括っていいとは思いませんが、出産や子育てについての社会の「思いこみ」は、今後の女性活躍推進を進めていく中で、ますます様々な形で露呈されそうな気がしています。

女性リーダーの研修をする中でその課題を非常に感じるこの頃。

女性の活躍には男性の貢献は必須。
男性にも様々なサポートが必要になるはずです。

何だかとっても「本格的に共感・応援・支援の時代になっている」ととても感じた日。

というより、改めてって感じです。
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