Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

ディスカウントなき教育

2010-02-28 21:39:10 | しごと・キャリアのこと
ようやく先の島根・鳥取の旅について記事をアップします。

2月19日の夜から、夜行バスで島根の益田市に向かっておりました。
目的は、成功を修めている企業から学ぶためです。

1つは、合宿制免許を含めて全国で第5,6位の売上げ規模を誇る「Mランド益田校」という自動車学校。

全国から人が集まる不思議な自動車教習所―たった二週間で若者が変われるMランドの秘密
小河 二郎
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る


DVDも出ています⇒コチラ

もう1つは、益田の女性の雇用創出に大きく貢献している高級ニット服の製造販売で知られる「みやこ編物」さんです。

(みやこ編物さんについてのレポートは、いつか私が商品を購入した時にレポートします)

Mランドの特徴的な経営は、すでにDVDで見て知っていたのですが、やはりご訪問してみて、社員・教習生の方と接してみると肌で感じるものがあります。

経営者である古河会長曰く、

「自動車免許を取得させることは難しくはない。だから、それ以外にこれからの若者に何か大切なことを教えたい」と。

まず、教習生はゲスト。

ゲストは、至るところで挨拶を交わしあっています。



それがMランドでのお約束。

また、広大な敷地内には、合宿所、和みのスペースだけでなく、茶室や美術館があります。

そして、整然と片付けられた掃除道具の倉庫。

ランド内の掃除そしてトイレ掃除(素手)はゲストが行います。
掃除をするとMマネーというランド内でのみ用いられる通貨がもらえます。

掃除はエントリー制になっており、動機は何であれ、朝7時前から続々とゲストが集まって来ては、清々しい時間を過ごすとのこと。

古河会長曰く「若者は年々良くなっている」と。

微塵も迷いのない言葉に、私自身は「ホントかな?」と思ったりもしたのですが、合宿生活も14日目ともなるとさすがに感動的な光景が見られるのであろう・・・

訪問時間内、見学者の私たちにも挨拶をしてくれるのかな?と期待をしたのですが、ちょっと戸惑っている模様。

こちらから「こんにちは」と挨拶をすると、うつむき気味だった一人ぼっちの女の子がキラキラの目で「こんにちは」と返してくれました。

カワイイ・・・

腰パンの2人組の「男子」に、私から「こんにちは」と挨拶をして「順調?」と尋ねると、「3日目なんすけど、マジで自信ないっす・・・」って、極めて素直な反応。

私も、20年前、仮免取れずに、親に迷惑かけたのが懐かしく思い出され「一発で合格しなよ・・・」と願うのでした。

ゲストは、既に入校している先輩たちがしているように、挨拶をし、そして、次に学ぶことは

「譲ること」

こんな標識がありました。



あー、車の運転だけではなくって、譲れないことによる諍いって、そこかしこであるよねぇ、

譲りすぎもどうかと思うけど、車の運転だけでなくところどころで大事だと感じること多い昨今です・・・

それから、素敵だなあと思ったのが、大型車のボディに書かれていた「Knight on the Road」「Noblease OBLIGE(ノブレス・オブリージュ)」の文字。

大きくて強い車を操る者の心構え:力のある者の責任を表しているんですね。

それから、敷地内には茶室があり、若者が茶の湯をたしなむイベントがあるそうです。

14日間、学校や親が教え切れないことを学ぶことができます。

イマドキの若者が、「茶道や伝統的な精神論からどれくらい学べるんだろうか?」「どれくらい意味あるのかな?」と、ずっと考えていたのですが、

ここで経験したことによって、その後の人生の中での感性のアンテナの感度は少なからず高まるのであろうと思います。

自分自身もそうかもしれない。

今現在、若い頃に学んだことや習ったことを学びなおしたり、習いなおしたりしてるしなぁ・・・

さて、私がMランドで学んだことは

イマドキの若者にわかるはずないとか、言ってもムダとか、若者の力を「決してディスカウントしないこと」です。

(※ディスカウント:そのものの価値よりも悪く受けとめること)

理解度や感性などに差はあっても、その人なりの吸収力や感度で少なからず、何かを得ることができるはず。

私がいつも若者を見ていて思うのは、

自分もイマドキの若者だった過去において、多少なりとも困惑しながらも、年長の方々は、私たちに仕事を教え、流儀を教え、叱ったり誉めたりしながら、手間やヒマをかけて関わってくれていたということです。

年長者の語る精神論を古めかしいと思ったこともあるけれど、現実問題として、私たちは異年代のつながりの中で生きていかねばならず、その現実に対応するには、先人の知恵や常識を受け入れ同じコミュニティの中で調和して生きていくことだと思うのです。

無論、教える側は押し付けるのではなく、教わる方は、考えもなく迎合する必要はありませんが、

「教育的素材」を提供しつづけることを絶やしてはいけないように思うのです。

20才前後の頃、私は、今よりずっと怖いもの知らずでしたし、また今と同じくらい臆病でもありました。

今の若者は、何が自分と違うのか?と問うた時に、

調査機関やマスコミが発表するような一般的な傾向はあれど、実は一人一人を良く見れば、変わらない部分の方が多いように思うのです。

違いにばかり目が行き、同じところを見ていないよね・・・。

繋がれるところたくさんあるはずなのに、見落としてんじゃないんかな・・・

て、思ったりもするんです。

大人主導で作った社会の中で、若者は多くのベネフィットを得ているけれども、私たちの経験し得なかったダメージも間違いなく受けています。

『若者をディスカウントしないで信じぬくこと』

古河会長から学んだことです。

はやいもので、来年度の新人研修の季節が近づいてきました。

毎年、この時期に講師としての姿勢を正すことができることを幸運に思います。

自分の姿勢にもブレはありません。

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OSPREYのバックパック

2010-02-26 19:37:41 | 女子登山を楽しむ
島根・鳥取の旅が極めて素晴らしい旅になり、旅行記を記したいのですが、なかなか振り返りやブログ更新の時間がとれません。

なのに、今日は、以前から山登りのご指導をお願いしていた「高尾山のハイキング」に行っておりました。

夏に富士山に登るには、最低でも5回の山歩きが必要とのこと。

体力的には問題がないとは思うのですが、山登りには、技能・技術・マナーなど事前に知っておくべきことがたくさんあります。

そんなこんなで、年明けから、近場で登ろうと誘っていただき、少しずつ山用品を買いそろえて参りました。

舶来の婦人雑貨のブランドには関心はなくても、スポーツ用品やウエアの機能やブランドはそれなりのものでなければ、気が済まない私です。

本日は、同行していただいた方からは、とても山に登るのが初めてとは思えない堂々としたイデタチと誉められてしまいましたーー。

中でもうらやましがられたのは、リュックです。

不勉強で今回初めて知ったブランド:「OSPREY」のもの。



軽量で、体にしっくり馴染み、ちょっとしたところに思いやりが感じられる機能に惚れて購入しました。

でなければ、タウンユースとしてもなじむファッションブランド化したものを購入していたかもしれません。

2か月に1度ぐらいは登る時間を作りたいと思います。
上り下りの筋肉の使い方にも日々のトレーニングの成果が出ているように思います。

その他にもそれなりの投資をしたので、長くつき合える趣味にしたいと思います。

もう逃げられない・・・

山への関心が、普段の生活にもいい影響を与えることを期待してます。

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寿司ネタの嗜好

2010-02-19 11:23:35 | 出張先にて
今週は、東京を離れて、出張で金沢・島根・さらに鳥取へ。

金沢へは仕事で帰っておりました。
家族には、帰ってくる日も、東京へ帰る日も正しく伝わっておらず、いつものささやかなお客様待遇はなく、ほとんど寝に帰っただけでした。

今週は、予定がパツパツで、先を考えると長距離移動に耐えられるか心配になってもいたので、ここはひとつ、自分を喜ばせるために、

午後からの仕事の前に、昼ごはんはお寿司屋さんへーーー

金沢のエキナカの回転寿司屋さんなんですが、お昼のセットでは、朝仕入れたネタをいただけるんで満足度も高いです。



私の寿司ネタの好みは、

・白身の地魚
・貝類
・青身の地魚

です。

旅行では、その土地の地魚を食べるのが楽しみなので、残念ながら東京でお寿司を食べることにはあまり執着がありません。

この日のセットメニューでは、「きんぱち」、北陸ではメジャーな「バイ貝」、「ふくらぎ(ブリより若いヤツ)」などが上記3つのカテゴリーに帰属するネタ。

でも、このシーズン、お隣の富山県で水揚げされる「ホタルイカ」「シロエビ(写真で白い軍艦形のヤツです)」が盛られているのも嬉しいことでございます。

特にシロエビ食べてる時に感じる至福の喜び・・・

ウマっ(涙)

「石川はお魚おいしいでしょ?」って、訊かれますけど、いやいや両隣の富山・福井にももっとおいしいものありますよ・・・

北陸の魚介類⇒コチラ

冬の北陸ってしみじみ食が豊かだなぁ・・・と感じます。

この日のお店おすすめの白身の地魚は「カワハギ(肝付)」「白ソイ」「黒ソイ」「ノドグロ」と、食べてみたいラインナップだったのですが、セットメニューだけでおなかいっぱいになってしまい、

意地になって食べる理由もなかったので、次回に見送り。

個人的には、大衆魚であるカワハギ(肝付)は、好きな寿司ネタの上位に来ます。

カワハギは皮を剥ぐのが大変なんですって、母が以前、苦労しながら裁いてくれていました。

おいしいものは、やはりその土地に行って食べるのが一番です。

島根は宍道湖、鳥取は境港。

ご訪問先を後にした後は、お客様をお連れし、研修旅行という名のグルメ旅になりそうです。

いや、島根は縁結びの旅である・・・・

つづく

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散漫な学び

2010-02-15 03:43:22 | 産業カウンセリングのこと
今日はバレンタインデーでした。

私は、代々木にて、昨秋から学んでいる認知行動療法の講座でした。
「対人恐怖」「パニック障害」に続いて、今日は「強迫性障害」について。

現在は、選択理論に基づく「現実療法(リアリティセラピー:R/T)と並行して、認知行動療法を学んでおり、正直、詰め込み・消化不良気味であるのですが、なるべく復習をして、忘却曲線の緩やかな低下を試みています。

産業カウンセラーの資格は、合格しただけでは、カウンセラーのスタートラインに立っただけ。自己研鑽なくしてできることなど知れています。

私は、合格してやがて3年になるのですが、そろそろ技法だけでなく、どんな心理療法を核とするかと考えた時に、現実療法が最も自分らしくクライエントを支援できそうな気がして継続的に学ぶことにしました。

過去に学んできた交流分析(ノンクリニカルTA)は、カウンセリングで使うことはないのですが、最近では、職場で問題行為のある社員についての相談を受ける時に、その社員の生きる脚本が、コミュニケーションのパターン・癖を通して見えてきているようにも思います。

問題の解決をしたいと思い悩み、考える人は多くの場合、上司。
当の本人は、自分では自分の行為が何も問題だと思っちゃいない。

現実療法では、問題は「人間関係」にあると考えます。

特定の個人に問題の焦点を当て、「刺激」で変えようとするのではなく、人間関係の回復を支援します。

現実療法は、コミュニケーション・プランナーと名乗って事業を営んでいる私のミッションにしっくりくるのです。

じゃ、論理情動行動療法や認知行動療法を学ぶ理由はどこにあるかというと、

症状によっては、早く効果が出て、完治しやすい心理療法をカウンセラーとして知っておくことは、クライアントの幸せにいち早く貢献できると考えるからです。

散漫で浅い学びになっているのかもしれませんが、複数の心理療法を学ぶと共通点と相違点が見えてきますし、

それぞれの療法のエッセンスが絡み合って自分の面談が進んでいくのも、最近はささやかな成長とも感じられます。

講座でご教授いただく福井至先生はFC(自由な子供)のエネルギー全開なので笑いが絶えません。

しかも、毎回、紹介されるセッションが目から鱗のものばかりです。

クライエントを思うが故に、クライエントと一緒に解決のためのエクスポージャーを試してみるビデオに出てくる福井先生が、温かく優しくて、治療としてのカウンセリングに唸ってしまうことばかりです。

私が最も感動したのは、視線恐怖を伴う多汗症のクライアントに対して、先生自らが頭から水をかぶり、服の上から脇の下を濡らし、クライエントを同伴して、街中を歩くというという事例です。

クライエントに、思ったより人は自分のことを見ていないことを、同伴者として実感してもらうためにとのこと。

行動療法の心理療法家は体を張っている・・・

まだまだ知らないことがたくさんあります。

とんでもない世界に足を踏み込んでしまったようにも思いますが、手法や自分の役割を限定せず、支援者として無限の打つ手を準備しておくことにします。

自分の散漫な学び方も、自分の特徴として、まずは心の赴くままに学んでいきます。

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フローになる

2010-02-14 01:00:50 | おすすめBooks
今日は、スケジュールがパツパツなのに、朝から前々から決めていたスポーツ観戦に出かけました。

バレーボール・プレミアリーグ東京大会です。

もともとは今期限りでユニフォームを脱ぐサントリーの荻野選手の最後になるかもしれない雄姿を見に行ったのですが、
この日は出番がなく、チームとしても東レとの試合は精彩を欠くゲームでした。

で、

特別ゴヒイキのチームがある訳ではないので、素晴らしいプレイはチーム関係なく歓声と拍手を贈れるのもいいものだなぁ、と学生時代には座れなかった贅沢なアリーナ席で観戦。

それにしても、この日1番の好カード、堺ブレーブスVSパナソニックパンサーズのゲームはシビレました。

ダントツの存在感を示していたのは、堺のGOTTUこと石島雄介選手です。
もう、全然オーラが違います。

バレーに対する姿勢、チームメイトに対する姿勢、ファンに対する姿勢など、実に清いのです・・・。

ファンサービスでプレゼントされるボールは通常観客席に投げ入れられるのですが、彼だけはいつも子供に手渡しに行く、何とも次の世代への愛情が感じられ微笑ましい。

テレビで観戦だけでは気づかない素晴らしさに溢れていました。

堺は、この日、パナソニックに勝ち、勝率で並び、セット率で優位に立ちました。
引き締まったいいチームでした。観客の多くがそう感じたと思います。

バレーは、ラリーポイント制度やリベロの導入から、ホントに流れが速いスポーツになりました。

集中力を切らせば、流れは相手に簡単に渡ってしまいます。

スポーツ心理学では、「ゾーン」という心理状態があります⇒詳しくはコチラ

しかし、皮肉にも、ゾーンの状態を手に入れようと、焦ったり、囚われてしまうことで、逆にゾーンを遠ざけてしまうことなんてことも・・・

最近では、心理学者のM・チクセントミハイ氏が「フロー」という心の状態があると提唱しています。

我が国では、スポーツドクターの辻秀一先生がフローを扱った書籍を出していらっしゃり、私も読み漁り、ぐんぐんフローの世界に引き込まれています。
「フロー」になることが、昨年末から私の課題であり、永遠に強化することに決めました。

読んだ本は下記2冊。

フロー・カンパニー“飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則”
辻 秀一
ビジネス社

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新「根性」論 ~「根性」を超えた「今どきの根性」~ (マイコミ新書)
辻 秀一
毎日コミュニケーションズ

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M・チクセントミハイと辻先生の「フロー」の定義は、若干異なるのですが、辻先生の場合は「揺らがず囚われず」がフローの状態。

そして「表情」・「言葉」・「態度」・「行動」の4つをフロー状態に自分を導く「自分ツール」と紹介しています。これらが、心の状態に大きな影響を与えるとともに、自分自身で直接コントロールできるものです。

しかし、心が揺らいで囚われている時、私たちは、直接コントロールできない環境、相手、過去の経験などに焦点を合わせてしまうため、自分ツールがネガティブに傾いてしまいます。

状況をどのように認知(知覚)し、解釈するかは、心の状態を決める上でとても重要です。

私自身は認知行動療法で用いられるトリプルカラム法で、心理的に不快な時の自分の認知と解釈の特徴を探ってきました。

慣れ親しんだ解釈を手放し、合理的な解釈に変えることは、即座にできるものではありません。ちょっとした脳のトレーニングが必要です。

不快な状況でいることを選ぶか、変化にチャレンジすることを選ぶか

私は、自分で選択できるのです。

不快な状況の中にいることも、自分自身が選んでいること。

多くのスポーツ選手は、ゲーム時間中、短時間に何度も選択を繰り返します。

そして、ゲームの流れに乗り、ゲームに夢中になり、楽しみ、自分の最高のパフォーマンスが発揮できる状態を作る必要があります。

フローは、4つの自分ツール「表情」・「言葉」・「態度」・「行動」を使いこなして行く中で自然と訪れるもの。

成功は苦しさに耐え続けた報酬という過去の美談から解放され、成り行き任せではなく、自分の意志でフローになりたいですね。

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理想の心理状態

2010-02-10 00:29:47 | おすすめBooks
明後日から、怒涛の10日間がはじまります。
そして、この10日間の〆は、以前から行きたいと思っていた、未踏の地:島根・鳥取へ参ります。

この期間、登壇が重なるため、連日、予習が続いています。

3年目になった講師としての仕事も、少しづつ慣れてきました。
それは、登壇がスポーツの試合と同じと気づいた頃からかもしれません。

私は、大学時代は体育会バレー部でした。

地方国立大学が地区優勝をしてインカレに行くのですから、練習の休みは週1日です。

体育会と言うと、シゴキだったり、理不尽な上下関係などをイメージされる方もいらっしゃると思いますが、決してそんな訳ではありません。

なぜなら、2代続けて、練習嫌いなキャプテンであった為(笑)

私たちと1つ下の学年は、体育専攻の学生が大半でしたので、練習は生活の一部でしたが、それに甘んじることなく、無駄を徹底的に排除し、目的と目標をはっきりさせ、本当に効果的な練習だけを追求していました。

そうは言っても、体力の極限まで自分たちを追い込むことだってもちろんします。

私のようなチビッ子レシーバーチームの役割は、「練習で花になる」ことです。

つまりは、ナイスプレイで練習を盛り上げ、スタメンを圧倒する気迫でボールを追いかけ続ける必要がある訳です。

しかも、人一倍、高いテンションでメンバーを応援する・・・

しかし、当時はリベロの制度なんてありませんでしたから、試合では、1セットにつき1度サーブで入って、3ローテーションでしか結果を残すことはできません。

自分の役割を果たす上で、最も大切なのは、100%のパフォーマンスが発揮できるフィジカルとメンタルのコンディションを作ることです。

ウォーミングアップにはじまり、イメージトレーニング、自律訓練法、漸進的筋弛緩法など、当時から慣れ親しんでいたことは、実は、登壇前に無意識にやってるんですよね。

テクビアシクビマワシテ、ストレッチシテルコウシッテドウヨ・・・

2年目から、登壇の時に自分のキャラクターを偽らなくなりました。

自分以外の誰かになっても、良いパフォーマンスなど期待できると思っていないからです。

では、良いパフォーマンス状態にある時、自分はどんな心理状態にあるか?

感覚的にわかっているつもりでしたが、メンタルタフネスの権威のジム・レイヤーは、最高の行動時の理想的な心理状態:IPS(Ideal Performance State)の内側で起きていることを12個挙げています。

簡単に要点を併記します。

・精神的落ち着き:真っ白な状態、スローモーションの中での動いているように冷静。
・肉体的リラックス:筋肉の緊張が見られない
・不安の解消:不安は意欲や気力を欠いている時にのみ役に立つもの
・意欲(エネルギー):体の力が抜け、落ち着いている時に起こる。緊張を伴う気合いなどからは生み出されない。
・楽観的な態度:強い信念を持って、最高の選択を行うためには、楽観的であることが選択肢に影響を与える。
・楽しさ:上手にできるから楽しいのではなく、楽しいから上手になる。
・無理のない努力:心と体の調和がとれている時は、課題が簡単に達成できるもの。
・自然さ:素晴らしい行動は、自動的で直観的・本能的なもの
・注意力:自分や周囲の動きがわかり、誰が何をしようとしているか掴んでいる。
・集中力:行動自体に集中していること。
・自信:挑戦に立ち向かっていけるというこことの内部の強い確信
・自己コントロール:自分で自分、自分の意思をコントロールしているという意識のこと。状況のなるがままになる犠牲者ではないこと。

無論、先日から書いている脳内物質もこれらの状態を作る上で大きく影響を与えます。

それは、不随意的かもしれませんが、とにもかくにも良いパフォーマンスを生み出す心理状態を自分で作っていくこと。

そして体力レベルと、選択する行動は感情に大きく影響を及ぼします。

登壇前日、良く寝るようになり、体を鍛えるようになったのは、そういう理由でもあります。

大学時代に学んだことが因縁のように、よみがえる不思議。

ビジネスマンのためのメンタル・タフネス
ジム レーヤー,ピーター・J. マクラフリン
ティビーエスブリタニカ

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初版が1992年で私が大学を卒業した年ですが、ビジネスパーソン向けに書かれたこの本から、今もなお健やかに暮らす術を多いに学んでいます。

感情は、行為と思考を通してコントロールできるもの。
多くの人に知っていただきたいです。

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セロトニンで集中する

2010-02-05 15:45:50 | 自分のお手あて
先日の記事で、私は「ドーパミン優位型」であることを書いたのですが、どうも最近は「セロトニン」が私の味方をしてくれません。

セロトニンは、「ドーパミン」とか「ノルアドレナリン」が優位となり、昂ったり、緊張した状況を沈めて、粛々と「今、ここ」に集中できるようにしてくれるはずなんですが、

ここのところの私は、集中力を欠き、どうも仕事がはかどらず困っていました。

どれもこれも自分のせいなんですが、昔と違って、努力とか根性ではもはや心が動きにくくなった今、

この停滞ムードを断ち切るための方法をあれこれ模索する訳ですヨ・・・。

昨年、有田秀穂先生からセロトニンと呼吸の関係を学び、それ以来、教わったことはいろいろ試してみています。

で、おススメはこのCD。

ウォーキング・セラピー~セロトニン活性~

デラ

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セロトニンは一定のリズム運動が大好きなんです。

打楽器で演奏された曲が中心のこのCDを聴きながら散歩やジョギングをし、セロトニン細胞を喜ばせて覚醒させています。

その効果は、客観的にわからないのですが、聴きながら駅まで歩いた日はちょっと目の前が明るい・・・

で、

いつもは、近所の妙正寺川べりをジョギングするのですが、今日は、上井草スポーツセンターのグランドまでの往復5kmを休みながら走りました。

ここのところ朝の冷え込みが厳しく、通常早稲田大学のラグビー部が使っているグランドも一面雪が溶け残っていました。

これまでは、夜走ることが多かったのですが、朝のグランドに来て、ちょっと得したのが、グランドに入るや否や正面にそびえたつ富士山!

しかもデカっ・・・なんでこんなとこからこんな大きくみえるんやろ。

ちなみに、私はこの夏、富士山に登ります!
もう既にお仲間にいれていただいています。

ハシッタリ、ノボッタリ、イッタイドーナッテンノサ?

というのも、今年って誰にも遠慮しないで、何かをやれる最後の年になるかもしれないなんて思ったりもするんです。

根拠ないけど、いつもの直感です・・・

などと書きながら、また好奇心を昂らせるドーパミンがセロトニンの邪魔をしています。

心を患う方が増えた昨今、お医者様から処方されるお薬の中には、SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors:選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

と言って、セロトニンの濃度バランスを整え、不安を和らげるお薬があります。

有田先生曰く、人それぞれ事情は違えど、つらくなる前からの生活習慣が大事と。

30代の心の病は一昔前に比べるととても増えていますが、本人固有の物事の受け止め方やコミュニケーションの希薄化の問題だけでなく、

日光を浴びることが少なくなった夜型のライフスタイルや、おひとり様であれば偏りのある栄養摂取の状況、そして30代の80%が定期的な運動をしていないという背景も大きな影響を与えていると思えてなりません。

無論、30代に限らず、年代問わず、少なからずこれらがメンタルのバランスを崩す要因になっていると思います。

走るも歩くもリズム運動ですからニューロンは喜んでセロトニンを放出してくれましょう。

その他、呼吸法の実践や、抗重力筋の運動なども有効とのこと。

いずれにせよ、やはり運動しないとあかんなぁ・・・と改めて体を動かす重要性を振り返る今日この頃です。

スネの筋肉が今日も痛いです。。。

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一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ