
コメント欄で最終話のネタバレ・ドラマの結末に
触れている部分があります。
最終回未視聴の方は、お気をつけください。
なんだかんだで3分の1を観終わったハイキックです。
ハイキックを愛する方々のブログを読むと、
「何気ない日常」というのがキーワードなのかな、と思います。
びっくりするような事件はおこらないけれど、
普段の生活の中にあるトキメキや涙、親子の情、そういった
喜怒哀楽が、観ていて楽しいし、ほっとさせられますよね。
私は正直、あの回なんの話だったっけ?って
内容をすぐ忘れちゃったりするんだけど、
見直すと「そうそう、そうだった」とか言いながら笑ったり泣いたりしています。
そんなハイキックですが、46話については、
「このまま終わるんだったらハイキックもう観ないよ(怨)」
と呪いながら観てました。
始まりはよかった。
南山タワーのあずまやに、携帯番号を記してきたセギョン。
もしもアッパが見てくれたなら、きっと電話がかかってくる……。
信じているのにかかってくるのはイタズラ電話ばかり。

そんな電話を取り上げて変態親父を一喝し、
「頼れる男」っぽくふるまうジョニュクがほほえましいのさ~。
セギョンも「コマウォヨ」とお礼を言うけど、
(ふふ、半殺しだって。威勢がいいわね。気持ちはうれしいわ。ありがとう)的な微笑み。
たとえ世間は知らねども、若者の背伸びっぷりは見抜いちゃうところがヌナですかね。
問題はその後のヘリですよ。
この子の横暴は今に始まったことじゃないが、
今回ばかりは腹にすえかね、盛大に憎みましたよ!
あんたのせいでアッパに会えなかったら
もう観ないからね!
もちろんそんなこと言われてもヘリは痛くもかゆくもないわけだが、
言わずにはおれんかった……。
そして運よくジフンさま(KY長男から超昇格)が降臨。
アッパの伝言を聞いた姉妹は夜中に必死で南山タワーに向かう。
セギョンの声音がすごい低くなってて、必死なのが伝わってくる。
これで会えなかったら……会えなかったら……

会えてよかったー!!(涙)
シネの泣き声が胸を打つんだよねぇ。
本当によかった……。
夜中にお店が開いていなくて、親子はコンビニのイートインで
インスタントのジャージャー麺を食べる。
もちろん1番にソウルに着いたシネは2個食べてる。
この子は最後の晩餐にもジャージャー麺食べるね。
しかし親子の再会はつかの間。
アッパは再び遠洋漁業の船に乗り込むため、ふたりと別れなくてはならないのだ。
ここでもまた、アッパは「かくれんぼをしよう!」とシネを誘う。
事情をわかっているセギョンは涙をこらえて父を見送る。
「はやく行って」短い言葉が悲しい。
タクシーに乗ったアッパの服のポケットには、セギョンからのお金と手紙が。
そしてシネのかばんの中にはアッパからのお金と手紙……。
「賢者の贈り物」を髣髴とさせるエピソード。
またアッパのお金はボロボロのクシャクシャでねぇ、
アッパの手はあかぎれやケガがいっぱいでねぇ。
こんな親父の借金の原因が、ギャンブルなんかであるわけがねぇや!
ちょっとでもうたぐったあっしを許しておくんな!
板子一枚下は地獄の遠洋漁船で、半年耐えられりゃあ、
春には無事に帰ってこられる。
がんばれ!アッパ!がんばれ!シネ!セギョン!
みたいな。
終わりよければすべてよし、ということでヘリの悪行も不問に処します。
そもそもさ、前回セギョンにポイと携帯をあげたジフン長男に
なんかモヤモヤしてたんだけど、結果アッパと無事会えたわけで、
こうなるとジフン長男ありがとね、としか言えない。
直してくれたのも彼だし。

うう、この笑顔か。
ジョンウムがソウン大学だってわかってても黙ってくれてたジフン。
あまつさえ、ソウン大の広告モデルになったせいで
秘密がばれそうになったジョンウムをこっそり助けてくれるジフン。
「僕は他人にあまり関心がないんだ」
それは本当にそうだと思うんだよね。
でも少しでも自分と係わり合いがある人のことは心配してくれる。
セギョンやシネやジョンウムが、ある日突然どこかに行っちゃって
目の前から消えたら、必死で探したり連絡とったりはしないような
あやうさはあるんだけど、基本はやさしいんだと思う。
イマイチこの人の性格もよくわからないんだけど、
彼も人とのかかわりの中で、だんだん変わってきているのかな。
そしてジュニョクや~。
君はいったいどうしたいんだ~!

セギョンヌナに携帯の使い方を教えてあげていい感じになったり。
セギョンヌナ自分撮りの写真をしっかり保存したり。
変態電話を撃退して「僕を頼ってよ!」アピールしたり。
そうかと思えば

へー、ジョンウムがまたいじめられたらかわいそうだってんで、
「僕の彼女に指1本でもふれてみろ!ゆるさないぞ」って宣言して
不良どもと大立ち回りですか。
ふーん。
彼女のふりをしてくれって頼んでいるときは
ジョンウム>ジュニョクのちから関係になっていてかわいらしかったですけどね。
どっちかってーと彼女と一緒にいるときのほうが
自然体で気楽そうだけどね。
でもねー、セギョンに呼びかける「ヌナ」の言い方が特別なんだよねー。
スンジェじいちゃんが、先日の100日記念で散財したしわ寄せをくらい、
緊縮財政を余儀なくされたイ家で、頑張るセギョン。
プリントアウトの紙代電気代をケチる彼女に、
「いくらもしないよ、ヌナ」と声をかけるジュニョク。
ギャー!この「ヌナ」がまた!
まっっっったくカンケーないわたしが赤面ものです。
なんでそんなやさしい言い方で呼ぶの!
やめてよ!恥ずかしいから!
今回、ジョンウムのことは見直した感がある。
「嘘をつき続けるのもうんざり」とか、前もこれは言ってたよね。
努力の方向がほんっとにまちがってると思うけど、
「どうせばれるにしても、やれるだけのことはやりたいの」って必死の落書き……。
調子のいい娘だけど、ずる賢いわけじゃないというか。
やっぱりかわいいとこあるよね。
わけのわからないダンスが最高です。

このあとジュニョクが「頭を打ったのか」っていうところで必ず笑ってしまう。
原語ではなんて言ってるのかわからないけど、
たぶん助詞の「を」は言ってないんじゃないかと思うのよ。
字幕が「頭打ったのか」とか「頭でも打ったのか」だとあんまり面白くもないんだけど、
「頭を打ったのか」ってあのタイミングで出るとすごくおかしい。
めちゃくちゃ細かいところだけど、今回ツボでした。
「ジフンに携帯を貰ってから、あずまやに行って番号を記してきた!」って設定なんだろうけど、そんなシーンは描かれてなかったよね。まぁそんな細かいことを言ってたら観てられないけど。
個人的には、ファン・ジョンウム絡みのシーンはちょっと阿呆らしくて腹立たしいことが多いわ。自分には一生関わりのないタイプの女性だろうなと思う。シン・セギョンみたいなタイプが好きでも、ガードが固くてとても付き合えないだろうけど。
スンジェ達の豪邸ですが、かなり広いよね。間取りがどうなっているのか?気になって仕方ありません。1階奥から二階に上がる時は左に曲がるのに、どうして二階に上がってくるシーンでは左から現れるのか?普通なら右から現れると思うんですが。それに玄関を外から撮るシーンって少ないですよね。あの豪邸を裏から見るとどうなっているのか?も知りたいところです。
携帯番号のことは、見過ごしてました。
豪邸の作りは確かにおかしい!
途中、階段が変な方向に曲がっているとしか思えない。
1Fはリビング・食堂・衣裳部屋・スンジェさんのお部屋・夫婦の部屋で、
2Fはジフンとヘリとジュニョクの部屋が出てきますね。
ジフンとジュニョクの部屋はつながっていて、
本来の出入り口はジフンの部屋にしかないという理不尽な構造。
豪邸なのに……。
私が観るドラマは、たいていバスとトイレが一緒になったホテルみたいな仕様で、
現代的なおうちはみんなそうなのかな?と疑問です。
ジョンウム、アホなんですがお年寄りには親切で憎めません。
ずうずうしすぎるところがちょっとイヤかな。
セギョン好きなので、彼女にはどうしても点が辛めになります。
2.山でずっと暮らしていたから作る料理なんてそんなにバリエーションないだろうに、シン・セギョンはこのドラマでは何でも料理できるんですね。「なんだこの料理は?」ってシーンも1話位あれば面白かったんですが...
3.シン・セギョン姉妹はいつシャワーを浴びてるんだろう?家族がシャワーを浴びているシーンってほとんどなかったような...
4.どうしてジュニョクの部屋よりヘリの部屋の方が広いんだろう?ヘリはきっとドラマでなく実際の学校じゃ、パンクトックって渾名なんだろうなぁ。
5.スンジェ社長とボソク副社長のあの働き振りを見ている限り、よくあの給食会社は倒産しないなぁと感心するわ。
6.実年齢はシン・セギョンよりジュニョクの方が数歳年上の筈だけど、全然違和感がないのが笑えるわ。
7.チェ・ダニエルって名前の割に、ジュリアン・カンみたいな顔じゃないのが不思議。
8.ジュリアンがプールで泳ぐシーンがあったけど、右肩にタトゥーをしていたからサロンパスみたいなので隠していたよね。放送コードに引っ掛かるんだろうか?
9.ファン・ジョンウムだけど、ソウン大生の割に、大学で講義を受けているシーンが一度もなかったような気がする。
10.ソウル大とソウン大って、日本で言えば、東大と東洋大みたいなもんかな?屁こきのイ・スンジェ氏はソウル大出身みたいだけど。
11.シネは子供としては可愛いけど、あのままの顔で中学生高校生になったら、ちょっと厳しいかもな。
12.仮にも外科医があんなにしょっちゅうフラフラ外で珈琲を飲んだりデートしているとはとても思えないんだけど。
あっはっは!と笑いながら、ほんとだ、ほんとだ!と膝を打ちました。
126話もあったのに、描かれていない部分がたくさんあるドラマですね~。
そういえばジュリアンのタトゥーは不自然な隠し方でしたね。
どうせ隠すならちゃんと隠せばいいのに、いい加減で……。
「最高の愛」では主役のスンウォンさんのタトゥーは見せていて大丈夫だったみたいですよ。
時間帯や視聴対象年齢なんかに配慮されてるんでしょうか?謎です。
そしてスンジェ一家とは逆に、一生懸命に生きていたシン・セギョンが偶然にも物凄い金持ちと出会い結婚することになり、お手伝いさんが何人もいるようなスンジェの一戸建て以上のプール付大豪邸に住み、数年後また何かの偶然で(山から追われて出て来た)ボソクやヒョンギョンらを使用人として雇う...」みたいな話になれば、最初と最後の設定が大逆転するというオチになって面白かったのに...と思います。
シットコムなら最後までコメディを貫いてほしかったなぁ。
そして、ボソクとファン・ジョンウムのキャラ設定だけはかなり無理があるようにずっと思ってた。
なんぼなんでもボソク程レベル低い奴はまずおらんやろうから、例えば「仕事は副社長らしくまぁまぁできるけど、酒癖が異常に悪く、賭け事が止められず、女癖が悪いなどで騒動を起こす」設定にした方がより現実味があったと思う。実際副社長があんなバカじゃ、スンジェ社長がいくら頑張っても絶対に会社潰れるよ。
ファン・ジョンウムは最後の最後までどうしても好きになれないキャラだったな。まぁ一人位へんなのがいても仕方ないだろうけど...
監督さんが変わった方のようなので、
コメディらしくない最終回になってしまったのは残念でした。
本国でも非難ごうごうだったみたいですし……。
ボソクさんは愛すべき人なので、私は大好きです。
大目に見てあげましょう!