無事にトニーも活躍していました。
【あらすじ】
長家会長チャン・デヒが余命僅かだという情報を得て、
セロイたちは攻撃を仕掛けることにする。
現在いる社外理事のひとりを更迭させ、イソをその座に押し込もうというのだ。
イソが長家の社外理事になれば、影響力は大きい。
もちろん、因縁のあるICからの社外理事を拒む株主も多いだろう。
セロイたちは、株主総会へ向け、株主の説得にあたることにした。
イソは年齢こそ若いが、タンバムという小さな居酒屋を
株式会社にし、フランチャイズ化、業界大手の仲間入りを果たした
サクセスストーリーの立役者でもある。
実力は十分、気力も十分。
寝る間も惜しんでバリバリと仕事をこなしている。
セロイへの愛は変わらないが、当のセロイの方は少しだけ
心境の変化があったようだ。
イソの冗談めかした愛の告白を、うまく受け流すことができない。
「頼むから、俺を好きだというのはやめてくれ。
どうしてそんなに俺を申し訳ない気にさせるんだ?」
強い口調でイソを叱ったセロイを前に、イソは満足気だ。
「どうしてなのかわからないんですか?
ようやく私を女として見るようになってくれたんですね」
確かにセロイは、少しおかしい。
スアとデートしていても、どこか上の空だ。
「まだ私のことが好き?」
「何度言わせる気だ」
「好きだと言葉にして言ってよ」
だが、セロイは以前のようにはっきりと
スアに「好きだ」ということができないでいる。
そこに、偶然イソとグンスが連れ立ってやってきた。
気まずい別れから数年、長家の前で久しぶりに出会ったふたりは、
旧交を温めようと店を訪れたのだ。
顔色を変えて出ていくイソを追いかけようとしたセロイを、スアがとめた。
「行かないで……。イソが、好き?
15年よ?はやく私を長家から解放してよ。
あんただけは、私を好きでいて……」」
「わかってる。それはそのとおりだけど……」
セロイの言葉をさえぎるように、スアは謝った。
明日は大事な株主総会なのだから、はやく追いかけてあげて。
セロイはイソを追うが、すでにイソはタクシーに乗って去ったあとだった。
イソを見送ったグンスは、セロイに敵意を隠さない。
「まだイソを利用するつもりですか?ICはイソがいないと回らないでしょう?
ICがなくなれば、彼女を解放してくれますか?」
セロイは抗弁しようとしたが、グンスは聞こうとはしなかった。
翌日の株主総会は、大事な局面だった。
イソが社外理事として承認されれば……。
ところが、総会直前にイソは過労で倒れてしまう。
そして、イソの理事就任は否決された。
グンスが、海外の株主たちを説得していたのだ。
だが、セロイにとっては株主総会の結果よりも、
イソの身体のほうが重要だった。
さいわい、単なる過労と診断されたイソは、
「少しでも動いたらクビだ」とセロイにきつく言い渡されてしまった。
イソが寝食を忘れて仕事に励む理由は、
セロイにとって必要とされる存在になるためだ。
事あるごとに愛を伝えるわがままを許してもらうために、がんばる。
「好きだと言うためには資格がいる」
そんな話を、物陰からセロイは聞いてしまうのだった。
イソの仕事を引き継ぐためにスングォンと作業していたセロイは、
気付いてしまう。
自分にとって、一番ありがたい人は?
一番申し訳ない人は?
一番怖かったときは?
一番幸運だったことは?
弟のように思っているグンスには申し訳ないが、
彼を裏切るクズになってもいい。
自分は、イソが好きだ。
グンスにそう告げて、セロイはイソの病室へ急いだ。
ところが、病室はもぬけのからで、
誰かがあらそった形跡がある。
セロイの携帯に、暗い車内に横たわるイソの画像が送られてきた。
「必ずひとりで来い」
指定された場所に、車を飛ばすセロイ。
わけがわからぬまま、グンスも追いかける。
指定された場所に着くと、やくざを従えたグンウォンがあらわれた。
「イソはどこだ?」
「さあな。どうせ死ぬのに知る必要があるか?」
「イソをどこにやった!」
逆上したグンスに向かって、車が突っ込んでくる。
セロイはグンスをかばい、跳ね飛ばされて崖下に転げ落ちた。
血だらけになり、意識が遠のいていく。
心のおもむくまま、自分らしく、結果に関係なく。
悔いのない人生を送ること
そう望んでいた。
十分頑張れたのか?
セロイは、イソを想った。
彼女の告白を拒絶したあの日のことを後悔している。
いまとても、彼女に会いたい。
(つづく)
ク……クズだった!
グンウォン、全然紳士なんかじゃなかったぁぁぁぁぁ!
スアのことは本気で好きだから手を出さないにしても、
イソを狙ってさらったぁぁぁぁ!
このド畜生があぁぁぁぁぁ!
そして、セロイを……セロイをぉぉぉぉぉ
なんか14話、あんまりおもしろくないなーと思ってみてたら
最後に持ってきてこの仕打ちかよ……。
ひどい、ひどすぎる。
ここ、セロイのお父さんを轢いたとこ?
あのやくざの兄貴って、セロイをかわいがってた人じゃないの?
訛りがなかったから、別人?
でも久しぶりって言ってたよね?
ひどすぎん?
わたしやっぱりスアのこと嫌いになれないから、
セロイの心変わりがちょっとイヤだったんだ。
頑固なセロイには、最初の好きな気持ちを一途に持ち続けてほしかったし。
だからイソのこと愛するようになったセロイのことを
手放しで喜べなかったし、
そのせいであんまりおもしろいと思えなかったの……。
でもこんなのってないよー!
こんな風になってほしくない……。
グンウォン、ぜんぜん根性なおってなかった。
やっぱ最悪のままだった。
なんかスアと飲んだとき、けっこうサバサバした感じだったから、
もしかして少しはいい人になったのかも?とか思ったわたしがバカだった。
え?やり残したことってセロイパパの墓参り?とか
思ったわたしの純情を返して……。
ドラマだもん、セロイこのまま死んじゃうわけないと思うけどさ。
いままで待ってるだけでなんにもしてあげてなかったスアが、
なんとかしてくれる展開になるの?
チャン・デヒに「奴隷根性」って言われてわたしもハッとしたよ。
スアは地位や財産を自分で勝ち取ってきたように見えたけど、
ずっと受け身だったんだ。
長家に恵んでもらったものを、自分で勝ち取ってきたものだって、錯覚してたんだね。
もちろん、仕事がんばってきたのはわかってるけど、
与えられた環境のなかでがんばってきただけだった。
本当はそれだってできない人が多い中で、スアは本当にえらいと思うけど、
でもしあわせじゃない、がんばる気力もなくなってきた、っていうのは、
受け身だったからなんだね。
ただね、スアの涙ね。
チャン・デヒのこと、憎んでもいたけど、どこか尊敬してた、慕ってた部分もあると思うのね。
会長が死んじゃうってわかって、こんな泣いた人ほかにいないでしょ。
会長もそれはわかってるでしょ。
「奴隷根性」「飼いならしてきた」「軽蔑」とか、
キツイ言葉を投げかけたけど、
「最後にそれでいいのか?」って言ったのは、そういうことでしょ。
君は君の意思で、自由になりなさいって言いたいんでしょ?
スアのこと、娘のように思っているって言ったのも嘘じゃないでしょ?
セロイが会長を憎みながらも、彼の自伝を読んで「すごい人だ」って言ったり、
「まだ死ぬな」って言ったのも、スアと同じようにチャン・デヒのなかに
何かを見出したからでしょ。
愛も憎しみも、「執着」であることに変わりはないもんね。
わたしだって、チャン・デヒ、すごく憎たらしいのに、
すげぇ……って思わされちゃうもん。
今回の株主総会はぜんぜん汚い手を使ってないしさ。
「フェアにやれ」とか柄にもないこと言っちゃってさ。
まともにやってたって、このおっさん、やり手の企業人なんですよ。
あー、なんかもろもろふっとんじゃった。
正直、「あと数話残ってるけどほかのドラマも並行して観ちゃおうかな」とか
思ってたけど、それちょっと無理ー。
とにかく急ぎ続きを観るから!
セロイ、生きててくれい。
グンス、いっしょになって轢き殺されたらダメだぞ。
イソ、どうにかして逃げてきてよね。
でもセロイがこんなになってるってわかったら、
あの子なにするかわかんないよ。
グンウォン、たぶん拷問されて目玉とかくり抜かれると思うよ……。
ほんとにバカだね、あんたは。
スアもバカバカ!
セロイに置いてかれて傷心のままグンウォンとさし飲みしてんじゃないよ!
あんたは自分を必要としてくれる人間に弱いの!
だからずっと長家から離れられなかったのよ。
あんたは自分中心に見えるけど、結局人に振り回されてるのよ。
「いまでも私を好き?」なんて未練がましくセロイに聞くのやめなさい!
他人が好きでいてくれるかなんて、どーでもいいのよ!
自分を愛してあげなきゃダメ。
「私は私が一番好き!」って開き直って自由に生きなさい!
最近あんたの心からの笑顔、ぜんぜん見てないわよ。
心から楽しく笑える人生を手に入れてよ……。
【あらすじ】
長家会長チャン・デヒが余命僅かだという情報を得て、
セロイたちは攻撃を仕掛けることにする。
現在いる社外理事のひとりを更迭させ、イソをその座に押し込もうというのだ。
イソが長家の社外理事になれば、影響力は大きい。
もちろん、因縁のあるICからの社外理事を拒む株主も多いだろう。
セロイたちは、株主総会へ向け、株主の説得にあたることにした。
イソは年齢こそ若いが、タンバムという小さな居酒屋を
株式会社にし、フランチャイズ化、業界大手の仲間入りを果たした
サクセスストーリーの立役者でもある。
実力は十分、気力も十分。
寝る間も惜しんでバリバリと仕事をこなしている。
セロイへの愛は変わらないが、当のセロイの方は少しだけ
心境の変化があったようだ。
イソの冗談めかした愛の告白を、うまく受け流すことができない。
「頼むから、俺を好きだというのはやめてくれ。
どうしてそんなに俺を申し訳ない気にさせるんだ?」
強い口調でイソを叱ったセロイを前に、イソは満足気だ。
「どうしてなのかわからないんですか?
ようやく私を女として見るようになってくれたんですね」
確かにセロイは、少しおかしい。
スアとデートしていても、どこか上の空だ。
「まだ私のことが好き?」
「何度言わせる気だ」
「好きだと言葉にして言ってよ」
だが、セロイは以前のようにはっきりと
スアに「好きだ」ということができないでいる。
そこに、偶然イソとグンスが連れ立ってやってきた。
気まずい別れから数年、長家の前で久しぶりに出会ったふたりは、
旧交を温めようと店を訪れたのだ。
顔色を変えて出ていくイソを追いかけようとしたセロイを、スアがとめた。
「行かないで……。イソが、好き?
15年よ?はやく私を長家から解放してよ。
あんただけは、私を好きでいて……」」
「わかってる。それはそのとおりだけど……」
セロイの言葉をさえぎるように、スアは謝った。
明日は大事な株主総会なのだから、はやく追いかけてあげて。
セロイはイソを追うが、すでにイソはタクシーに乗って去ったあとだった。
イソを見送ったグンスは、セロイに敵意を隠さない。
「まだイソを利用するつもりですか?ICはイソがいないと回らないでしょう?
ICがなくなれば、彼女を解放してくれますか?」
セロイは抗弁しようとしたが、グンスは聞こうとはしなかった。
翌日の株主総会は、大事な局面だった。
イソが社外理事として承認されれば……。
ところが、総会直前にイソは過労で倒れてしまう。
そして、イソの理事就任は否決された。
グンスが、海外の株主たちを説得していたのだ。
だが、セロイにとっては株主総会の結果よりも、
イソの身体のほうが重要だった。
さいわい、単なる過労と診断されたイソは、
「少しでも動いたらクビだ」とセロイにきつく言い渡されてしまった。
イソが寝食を忘れて仕事に励む理由は、
セロイにとって必要とされる存在になるためだ。
事あるごとに愛を伝えるわがままを許してもらうために、がんばる。
「好きだと言うためには資格がいる」
そんな話を、物陰からセロイは聞いてしまうのだった。
イソの仕事を引き継ぐためにスングォンと作業していたセロイは、
気付いてしまう。
自分にとって、一番ありがたい人は?
一番申し訳ない人は?
一番怖かったときは?
一番幸運だったことは?
弟のように思っているグンスには申し訳ないが、
彼を裏切るクズになってもいい。
自分は、イソが好きだ。
グンスにそう告げて、セロイはイソの病室へ急いだ。
ところが、病室はもぬけのからで、
誰かがあらそった形跡がある。
セロイの携帯に、暗い車内に横たわるイソの画像が送られてきた。
「必ずひとりで来い」
指定された場所に、車を飛ばすセロイ。
わけがわからぬまま、グンスも追いかける。
指定された場所に着くと、やくざを従えたグンウォンがあらわれた。
「イソはどこだ?」
「さあな。どうせ死ぬのに知る必要があるか?」
「イソをどこにやった!」
逆上したグンスに向かって、車が突っ込んでくる。
セロイはグンスをかばい、跳ね飛ばされて崖下に転げ落ちた。
血だらけになり、意識が遠のいていく。
心のおもむくまま、自分らしく、結果に関係なく。
悔いのない人生を送ること
そう望んでいた。
十分頑張れたのか?
セロイは、イソを想った。
彼女の告白を拒絶したあの日のことを後悔している。
いまとても、彼女に会いたい。
(つづく)
ク……クズだった!
グンウォン、全然紳士なんかじゃなかったぁぁぁぁぁ!
スアのことは本気で好きだから手を出さないにしても、
イソを狙ってさらったぁぁぁぁ!
このド畜生があぁぁぁぁぁ!
そして、セロイを……セロイをぉぉぉぉぉ
なんか14話、あんまりおもしろくないなーと思ってみてたら
最後に持ってきてこの仕打ちかよ……。
ひどい、ひどすぎる。
ここ、セロイのお父さんを轢いたとこ?
あのやくざの兄貴って、セロイをかわいがってた人じゃないの?
訛りがなかったから、別人?
でも久しぶりって言ってたよね?
ひどすぎん?
わたしやっぱりスアのこと嫌いになれないから、
セロイの心変わりがちょっとイヤだったんだ。
頑固なセロイには、最初の好きな気持ちを一途に持ち続けてほしかったし。
だからイソのこと愛するようになったセロイのことを
手放しで喜べなかったし、
そのせいであんまりおもしろいと思えなかったの……。
でもこんなのってないよー!
こんな風になってほしくない……。
グンウォン、ぜんぜん根性なおってなかった。
やっぱ最悪のままだった。
なんかスアと飲んだとき、けっこうサバサバした感じだったから、
もしかして少しはいい人になったのかも?とか思ったわたしがバカだった。
え?やり残したことってセロイパパの墓参り?とか
思ったわたしの純情を返して……。
ドラマだもん、セロイこのまま死んじゃうわけないと思うけどさ。
いままで待ってるだけでなんにもしてあげてなかったスアが、
なんとかしてくれる展開になるの?
チャン・デヒに「奴隷根性」って言われてわたしもハッとしたよ。
スアは地位や財産を自分で勝ち取ってきたように見えたけど、
ずっと受け身だったんだ。
長家に恵んでもらったものを、自分で勝ち取ってきたものだって、錯覚してたんだね。
もちろん、仕事がんばってきたのはわかってるけど、
与えられた環境のなかでがんばってきただけだった。
本当はそれだってできない人が多い中で、スアは本当にえらいと思うけど、
でもしあわせじゃない、がんばる気力もなくなってきた、っていうのは、
受け身だったからなんだね。
ただね、スアの涙ね。
チャン・デヒのこと、憎んでもいたけど、どこか尊敬してた、慕ってた部分もあると思うのね。
会長が死んじゃうってわかって、こんな泣いた人ほかにいないでしょ。
会長もそれはわかってるでしょ。
「奴隷根性」「飼いならしてきた」「軽蔑」とか、
キツイ言葉を投げかけたけど、
「最後にそれでいいのか?」って言ったのは、そういうことでしょ。
君は君の意思で、自由になりなさいって言いたいんでしょ?
スアのこと、娘のように思っているって言ったのも嘘じゃないでしょ?
セロイが会長を憎みながらも、彼の自伝を読んで「すごい人だ」って言ったり、
「まだ死ぬな」って言ったのも、スアと同じようにチャン・デヒのなかに
何かを見出したからでしょ。
愛も憎しみも、「執着」であることに変わりはないもんね。
わたしだって、チャン・デヒ、すごく憎たらしいのに、
すげぇ……って思わされちゃうもん。
今回の株主総会はぜんぜん汚い手を使ってないしさ。
「フェアにやれ」とか柄にもないこと言っちゃってさ。
まともにやってたって、このおっさん、やり手の企業人なんですよ。
あー、なんかもろもろふっとんじゃった。
正直、「あと数話残ってるけどほかのドラマも並行して観ちゃおうかな」とか
思ってたけど、それちょっと無理ー。
とにかく急ぎ続きを観るから!
セロイ、生きててくれい。
グンス、いっしょになって轢き殺されたらダメだぞ。
イソ、どうにかして逃げてきてよね。
でもセロイがこんなになってるってわかったら、
あの子なにするかわかんないよ。
グンウォン、たぶん拷問されて目玉とかくり抜かれると思うよ……。
ほんとにバカだね、あんたは。
スアもバカバカ!
セロイに置いてかれて傷心のままグンウォンとさし飲みしてんじゃないよ!
あんたは自分を必要としてくれる人間に弱いの!
だからずっと長家から離れられなかったのよ。
あんたは自分中心に見えるけど、結局人に振り回されてるのよ。
「いまでも私を好き?」なんて未練がましくセロイに聞くのやめなさい!
他人が好きでいてくれるかなんて、どーでもいいのよ!
自分を愛してあげなきゃダメ。
「私は私が一番好き!」って開き直って自由に生きなさい!
最近あんたの心からの笑顔、ぜんぜん見てないわよ。
心から楽しく笑える人生を手に入れてよ……。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます