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《あらすじ》
とうとう自供をはじめたコ・マンチョルが、
黒幕として名をあげたのは、マ・サンテ。
ヘリの父親の名前だった。
ヘリは大きなショックを受け、取り調べを中止して父の会社へ向かった。
これも、イヌにとっては計算ずくの展開である。
ヘリは父親に、コ・マンチョルについてたずねた。
ところが、父はあっさりコ・マンチョルとの関係を否定する。
ただの同郷の後輩だ、と。
ヘリは安心して、やっと笑顔になった。
急いで帰宅したヘリは、イヌにすべてを話した。
父親を問いただしたこと、父は完全に否定したこと。
「お父さんを好きなんだね」
そう、たまには恨んだりすることもあったけど、
嫌ったことは一度もない。
「僕の父は、必ず約束を守る人だった。どんな小さな約束もね」
「だったって、今は守ってくれないの?」
ヘリの問いかけに、イヌは寂しそうに笑った。
「僕が守っていないのさ。僕が守っていないんだ、まだ……」
身内の事件は、捜査できない決まりなので、
ヘリの父の事件はユン検事が引き継ぐことになった。
ところが、コ・マンチョルが供述をひるがえしてきた。
マ・サンテの名前を出したのは、ただの嫌がらせだったと。
本当に名義を貸したのはソン常務だと。
当のソン常務は、1年前に死んでいる。
サンテは、部下の助言通り死人に罪をかぶせて、
この苦境を乗り切るつもりだった。
ヘリはふと気づいた。
そういえば、ソ・イヌには随分世話になっている。
プレゼントもたくさんもらったし……。
たまにはおかえしでもしてみようかな?
彼のために選びに選んだブレスレット。
テラス越しに手渡したその夜に、お礼の電話を待ってみたが、
いっこうに呼び出し音は鳴らなかった。
一方、ユン検事は娘のビンに言われ、
チン検事の気持ちに初めて気づいた。
今まで無私に尽くしてくれた彼女のことが、やけに気にかかる。
ヘリはチン検事に呼び出されてしまった。
「あなた、先輩のことが本気で好きなの?
あなたの心にいるのはいったい誰?
本気じゃないなら先輩のこと傷つけないで!私が許さないわよ」
ヘリは遠慮しながらチン検事に言ってしまう。
「先輩は私にはいろいろいうのに、
どうしてユン先輩には何も言わないんですか?」
「言わないだけよ。それが私よ。私の愛はそうなの。
負担になりたくないのよ。フラれるのが怖くて言えないの。
皆、自分のやり方で恋をしているのよ」
チン検事の真剣な目に、ヘリはそれ以上何も言えなかった。
家へ帰っても、なんだかさみしい。
最近イヌは、挨拶もしてくれなくなってなんだか冷たかった。
おなかが空いて、ひとりでラーメンを作ってみても楽しくない。
ヘリはイヌに電話をかけて、部屋へ押しかけた。
ラーメンを作ってもらって世間話をはじめるが、
なぜかジェニーアンのことを聞いてしまっている自分がいた。
「もしかして元カノ?最近よりが戻ったとか?」
イヌが何か言う前に電話がなった。
「ああ、ジェニー?今から夕食?今マ検事とラーメンを食べてるんだ。
君も来ないか?」
ヘリはいたたまれなくなって、席を立った。
「けっこういただいたし、もう帰るわね!」
部屋に戻って冷たくなったラーメンを涙ながらにすする。
私ったら、いったい何をやっているのかしら?
もちろん、心を鬼にしてヘリに冷たく当たっていたイヌも、
心の痛みを押し隠していたのだが。
コ・マンチョルは名義貸しをした文書偽造の罪だけで終わりそうだ。
マ・サンテとのつながりもない。
「やたら複雑だったのに、あっさり終わっちまうもんだなぁ」
上司のぼやきは空中に消えた。
ところが、コ・マンチョルの資産状況を調べていたヘリは、
やっと届いた調査書を見て驚いた。
10年以上前のことだが、父がコ・マンチョルに土地を与えていたのだ。
なぜ父があの男に?
ヘリはジョンランを訪ねたが、彼女の口から答えは聞けなかった。
ヘリは調べを進めるうちに、
チョンジ洞殺人事件に行き当たる。
再開発による建設会社とのいざこざで、50代の男性が死んでいる。
これっていったい?
ヘリは詳しい情報を得るために、記録一覧室を訪ねた。
それは、かつてイヌが辿った道でもあった。
遺族と名乗り、供述書を読んだ。
マ・サンテが、参考人として供述している。
コ・マンチョルがアリバイを証言し、
ハ・ジョンランがそれを裏付けていた。
三人が、とうとうつながった。
ショックを受けているヘリを、イヌが遠くで見守っていた。
だが、その後の連絡は途絶える。
携帯もつながらないし、自宅にもいない。
事務所に電話しても、留守だと言われるだけだった。
ヘリはどうしても、どうしてもソ・イヌに会いたかった。
いてもたってもいられなくて、事務所に押しかけても、
相手をしてもらえない。
ジェニーアンが出てきて、何も教えられないと言うだけだった。
「じゃあ、じゃあもし連絡があったら、マ・ヘリが探していると伝えて下さい。
特別な関係じゃありませんが、マ・ヘリと言えばたぶん、わかると思います。
連絡を、くれるはずです」
事務所を後にすると、呼吸が苦しくなった。胸が痛い。
「ソ弁護士……」
ヘリは必死で涙をこらえた。
(つづく)
んがっ!
殺人事件?
いきなり重すぎる~!
ああもうびっくり仰天です。
復讐というからには、死が絡んでいるとは覚悟していましたが、
殺人事件ですとな?
殺された50代の男性っていうのが、イヌくんのお父さん?
でもお父さんに育ててもらったっていってたでしょー!
交通事故に遭ったのはお母さんでしょー?
ぐぬぬぬぬぬ、わからん!
思った以上に悪人なのか、マ・サンテ。
んー、でも殺人まで?
うむむむむ、そこまで悪い人にも見えなかったんだけどなぁ。
死んだ人に罪を着せようとするのは、最初反対してたし……。
でもイヌくんがしっかり調書を調べていますしねぇ。
真相はまだまだわかりませんが、
このシーンは良かったですね。
過去のイヌくんと、現在のヘリが向かい合って同じ調書を
調べている……という風景。
過去と現在をつなぎ、
ヘリとイヌの因縁を美しく表現していたと思います~。
その後いきなり会えなくなるんだからつらいわよね……。
気づいていないのはヘリだけで、
観ている方はすっかりわかっている彼女の恋心。
もうイヌくんが好きで好きでしょうがないわけで。
ブレスレットも彼のために選んで、
つけてくれてない、とわかればやっぱりがっかりで。
他の女性の影が見えると途端につまらない気持ちになって、
モヤモヤとひとりラーメンをすするヘリ。
チン検事は、みんな自分のやり方で恋をしているといいましたが、
好きな人に嫌われたらどうしよう、フラれたらどうしよう、と
恐れる気持ちはみんな同じだと思うなー。
「好きです!」ってまっすぐに言えたのは、
それが恋ではなかったからじゃないでしょうか。
だって学生の頃好きだった相手には、やっぱり告白できなかったもの。
ラストの「ソビョン!」が切なくて苦しいわ~。
ソビョンって、ソ弁護士を短くした愛称というか、呼び名でしょ。
イヌくんもマゴムっていうもんね。マ検事を短くして。
こういう呼び方って日本語では作りようがないから訳しづらいね。
ラストは「ソ弁護士!」じゃあ気持ちが入らないし~。
かといって「ソさん!」じゃよそよそしいし~。
「イヌくん!」では意味が違う気がするし~。
言葉って、大事だな。
前回、「イヌくんはヘリに、父の不正を調査させようとしていたんだね!」と
書きましたが、
ところがどっこい、もっと大きな罪が隠されていたわけで、
ヘリは大きなショックを受けたであろうと思います。
そしてソ・イヌが、何らかの形でこの事件にかかわっていると知って、
不安で不安で仕方ないでしょう。
でもそんな不安な時、一番会いたいのもソ・イヌなんだなぁ~。
あれだけ忠告してくれていたユン先輩に相談しようとは、
ゆめゆめ思わないのです。
一番つらいとき、一番不安なとき、一番楽しいとき、一番うれしいとき、
まず最初に頭に浮かぶ人。
それが、あなたの本当に好きな人なんですよ!
とうとう姿を消してしまったイヌくんとて、
ヘリを思って苦しんでいるでしょう。
どこまで我慢できるかが見物ですね……。
とうとう自供をはじめたコ・マンチョルが、
黒幕として名をあげたのは、マ・サンテ。
ヘリの父親の名前だった。
ヘリは大きなショックを受け、取り調べを中止して父の会社へ向かった。
これも、イヌにとっては計算ずくの展開である。
ヘリは父親に、コ・マンチョルについてたずねた。
ところが、父はあっさりコ・マンチョルとの関係を否定する。
ただの同郷の後輩だ、と。
ヘリは安心して、やっと笑顔になった。
急いで帰宅したヘリは、イヌにすべてを話した。
父親を問いただしたこと、父は完全に否定したこと。
「お父さんを好きなんだね」
そう、たまには恨んだりすることもあったけど、
嫌ったことは一度もない。
「僕の父は、必ず約束を守る人だった。どんな小さな約束もね」
「だったって、今は守ってくれないの?」
ヘリの問いかけに、イヌは寂しそうに笑った。
「僕が守っていないのさ。僕が守っていないんだ、まだ……」
身内の事件は、捜査できない決まりなので、
ヘリの父の事件はユン検事が引き継ぐことになった。
ところが、コ・マンチョルが供述をひるがえしてきた。
マ・サンテの名前を出したのは、ただの嫌がらせだったと。
本当に名義を貸したのはソン常務だと。
当のソン常務は、1年前に死んでいる。
サンテは、部下の助言通り死人に罪をかぶせて、
この苦境を乗り切るつもりだった。
ヘリはふと気づいた。
そういえば、ソ・イヌには随分世話になっている。
プレゼントもたくさんもらったし……。
たまにはおかえしでもしてみようかな?
彼のために選びに選んだブレスレット。
テラス越しに手渡したその夜に、お礼の電話を待ってみたが、
いっこうに呼び出し音は鳴らなかった。
一方、ユン検事は娘のビンに言われ、
チン検事の気持ちに初めて気づいた。
今まで無私に尽くしてくれた彼女のことが、やけに気にかかる。
ヘリはチン検事に呼び出されてしまった。
「あなた、先輩のことが本気で好きなの?
あなたの心にいるのはいったい誰?
本気じゃないなら先輩のこと傷つけないで!私が許さないわよ」
ヘリは遠慮しながらチン検事に言ってしまう。
「先輩は私にはいろいろいうのに、
どうしてユン先輩には何も言わないんですか?」
「言わないだけよ。それが私よ。私の愛はそうなの。
負担になりたくないのよ。フラれるのが怖くて言えないの。
皆、自分のやり方で恋をしているのよ」
チン検事の真剣な目に、ヘリはそれ以上何も言えなかった。
家へ帰っても、なんだかさみしい。
最近イヌは、挨拶もしてくれなくなってなんだか冷たかった。
おなかが空いて、ひとりでラーメンを作ってみても楽しくない。
ヘリはイヌに電話をかけて、部屋へ押しかけた。
ラーメンを作ってもらって世間話をはじめるが、
なぜかジェニーアンのことを聞いてしまっている自分がいた。
「もしかして元カノ?最近よりが戻ったとか?」
イヌが何か言う前に電話がなった。
「ああ、ジェニー?今から夕食?今マ検事とラーメンを食べてるんだ。
君も来ないか?」
ヘリはいたたまれなくなって、席を立った。
「けっこういただいたし、もう帰るわね!」
部屋に戻って冷たくなったラーメンを涙ながらにすする。
私ったら、いったい何をやっているのかしら?
もちろん、心を鬼にしてヘリに冷たく当たっていたイヌも、
心の痛みを押し隠していたのだが。
コ・マンチョルは名義貸しをした文書偽造の罪だけで終わりそうだ。
マ・サンテとのつながりもない。
「やたら複雑だったのに、あっさり終わっちまうもんだなぁ」
上司のぼやきは空中に消えた。
ところが、コ・マンチョルの資産状況を調べていたヘリは、
やっと届いた調査書を見て驚いた。
10年以上前のことだが、父がコ・マンチョルに土地を与えていたのだ。
なぜ父があの男に?
ヘリはジョンランを訪ねたが、彼女の口から答えは聞けなかった。
ヘリは調べを進めるうちに、
チョンジ洞殺人事件に行き当たる。
再開発による建設会社とのいざこざで、50代の男性が死んでいる。
これっていったい?
ヘリは詳しい情報を得るために、記録一覧室を訪ねた。
それは、かつてイヌが辿った道でもあった。
遺族と名乗り、供述書を読んだ。
マ・サンテが、参考人として供述している。
コ・マンチョルがアリバイを証言し、
ハ・ジョンランがそれを裏付けていた。
三人が、とうとうつながった。
ショックを受けているヘリを、イヌが遠くで見守っていた。
だが、その後の連絡は途絶える。
携帯もつながらないし、自宅にもいない。
事務所に電話しても、留守だと言われるだけだった。
ヘリはどうしても、どうしてもソ・イヌに会いたかった。
いてもたってもいられなくて、事務所に押しかけても、
相手をしてもらえない。
ジェニーアンが出てきて、何も教えられないと言うだけだった。
「じゃあ、じゃあもし連絡があったら、マ・ヘリが探していると伝えて下さい。
特別な関係じゃありませんが、マ・ヘリと言えばたぶん、わかると思います。
連絡を、くれるはずです」
事務所を後にすると、呼吸が苦しくなった。胸が痛い。
「ソ弁護士……」
ヘリは必死で涙をこらえた。
(つづく)
んがっ!
殺人事件?
いきなり重すぎる~!
ああもうびっくり仰天です。
復讐というからには、死が絡んでいるとは覚悟していましたが、
殺人事件ですとな?
殺された50代の男性っていうのが、イヌくんのお父さん?
でもお父さんに育ててもらったっていってたでしょー!
交通事故に遭ったのはお母さんでしょー?
ぐぬぬぬぬぬ、わからん!
思った以上に悪人なのか、マ・サンテ。
んー、でも殺人まで?
うむむむむ、そこまで悪い人にも見えなかったんだけどなぁ。
死んだ人に罪を着せようとするのは、最初反対してたし……。
でもイヌくんがしっかり調書を調べていますしねぇ。
真相はまだまだわかりませんが、
このシーンは良かったですね。
過去のイヌくんと、現在のヘリが向かい合って同じ調書を
調べている……という風景。
過去と現在をつなぎ、
ヘリとイヌの因縁を美しく表現していたと思います~。
その後いきなり会えなくなるんだからつらいわよね……。
気づいていないのはヘリだけで、
観ている方はすっかりわかっている彼女の恋心。
もうイヌくんが好きで好きでしょうがないわけで。
ブレスレットも彼のために選んで、
つけてくれてない、とわかればやっぱりがっかりで。
他の女性の影が見えると途端につまらない気持ちになって、
モヤモヤとひとりラーメンをすするヘリ。
チン検事は、みんな自分のやり方で恋をしているといいましたが、
好きな人に嫌われたらどうしよう、フラれたらどうしよう、と
恐れる気持ちはみんな同じだと思うなー。
「好きです!」ってまっすぐに言えたのは、
それが恋ではなかったからじゃないでしょうか。
だって学生の頃好きだった相手には、やっぱり告白できなかったもの。
ラストの「ソビョン!」が切なくて苦しいわ~。
ソビョンって、ソ弁護士を短くした愛称というか、呼び名でしょ。
イヌくんもマゴムっていうもんね。マ検事を短くして。
こういう呼び方って日本語では作りようがないから訳しづらいね。
ラストは「ソ弁護士!」じゃあ気持ちが入らないし~。
かといって「ソさん!」じゃよそよそしいし~。
「イヌくん!」では意味が違う気がするし~。
言葉って、大事だな。
前回、「イヌくんはヘリに、父の不正を調査させようとしていたんだね!」と
書きましたが、
ところがどっこい、もっと大きな罪が隠されていたわけで、
ヘリは大きなショックを受けたであろうと思います。
そしてソ・イヌが、何らかの形でこの事件にかかわっていると知って、
不安で不安で仕方ないでしょう。
でもそんな不安な時、一番会いたいのもソ・イヌなんだなぁ~。
あれだけ忠告してくれていたユン先輩に相談しようとは、
ゆめゆめ思わないのです。
一番つらいとき、一番不安なとき、一番楽しいとき、一番うれしいとき、
まず最初に頭に浮かぶ人。
それが、あなたの本当に好きな人なんですよ!
とうとう姿を消してしまったイヌくんとて、
ヘリを思って苦しんでいるでしょう。
どこまで我慢できるかが見物ですね……。
「検事プリンセス」、もう視聴完了されたんですね。最後まで見て良かったでしょう?(笑)。
ビスコさんのおっしゃる通り、ヘリが「好き!」ってハッキリ言ってた相手は、本当の恋の相手ではなかったと思います。ソビョンとの淡い関係の方が本当の恋だったんだと思います。
ソビョンとはずっと「友人以上、恋人未満、仲間で協力者で共犯者だけどちょっとよく知らない」みたいな関係性だったじゃないですか。少なくともヘリにとっては。私はそんな2人の関係性がすごく好きでした~。「好き!好き!」ってのが全開より、こういう淡い関係性の方が私は素敵に思えるんですよね。こういう関係の方が本当は深いような気がするし。
そういえばパク・シフさん、色々あったけど最近カムバックされてるみたいですね。なんにせよ、年内までに「検事プリンセス」のレビューを終わらせてくれると嬉しいです!
「検事プリンセス」最後まで観てよかったですよ~。
ドラマの中には数話観ても感想を書かないで終わってしまうものもあるので、
やっぱり惹かれるものがあったんだなーと思います。
最初と最後で全然印象が違うし!
「共犯者」って言葉、いいですね。
ドキドキする感じ。
口に出さない分、思いが深まっていくのかな、と思います。
シフさん、ソフトでスマートな俳優さんでした。
彼もアラフォーですから、不惑を目指して頑張ってほしいところですね。
わたしも年内にはなんとかしたいと思ってまーす!
まとめまで書いて2015年を締めたいわ。