いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ドリームハイ ♯ 6

2015年06月20日 | ドリームハイ
前回はとっても楽しかったのに……。
ま、今回も楽しいシーンは多々あれど、
いくつか懸念事項が生まれておりまして、簡単にはいかない雰囲気。
オヒョク先生の男気は買いですな。

《あらすじ》

一時は意識が戻らず心配したものの、
サムドンの怪我は裂傷だけですんだ。
月末評価の成績もよく、みながショーケースに出られると
期待に胸をふくらませている。

ショーケースには記者も、家族も、スカウトマンも招待される。
学校の一大イベントだ。
デビューへの第一歩といっていいだろう。
実技授業のない入試組からは初めての出場である。

ところが、校長が画策し、今年からショーケースの審査基準が変わったという。
ヘミたちは出場できないことになり、
サムドンは大弱り。
出られないってわかったら、母さんがっかりするだろうなぁ……。
なんだか、自分の夢が手の中からするりと逃げていくような気がするんだ……。

仲良くなったと思ったヘミから、
「借りを作りたくないからもうわたしを助けないで」と
拒絶されたことも、サムドンの落ち込みには関係しているようだ。

「偽のショーケースをやればいいじゃん」
ヘソンのアイデアに、オヒョク先生がのった。
1日だけ、家族をだませばいいんだ。
サムドンのために、ヘミも協力するという。
「お母さんにはなんて説明したんだ?」
「それがちょっとばかりふくらませちゃって」
歌もダンスも学校で1番。ヘミは自分に夢中だし、
グクは子分だって言っちゃったんです……。

「頭の怪我がなければ殴ってるぞ」
それでもみんなは偽ショーケース計画を決行することにした。
渋っていたジンマン先生も、
一度は退学届けを出したピルスクも、グクだって協力を惜しまない。

オヒョク先生は満足だ。
困難な道だとわかっていたけれど、だんだん面白くなってきた。
ところが、計画を進めている最中に、
彼ヘミの家の借金を肩代わりしていたことがバレてしまう。
ショックを受け、混乱するヘミ。
パパのために、自分のために、彼を恨んでいなきゃいけないのに。
なのにどうしてこんなに親切にするの?
先生の言葉が、こんなにわたしの心に響くのはなぜなの?

混乱するヘミの気持ちをグクが受け止めてやる。
お前の気持ちがわかるような気がする。
自分にも、憎みたいのに愛したい人がいるから。

いつかふたりで絶対に舞台に立とう。
そう約束した帰り道、家の前には黒塗りの車が。
そこには招待状を握りしめたグクの父親が立っていた。
グク自身は断ったのに、オヒョク先生がこっそり招待状を送っていたのだ。
事情を知らないグクは、「どうしてここに?」と父親に近寄った。
すると父は、いきなりグクを殴りつけた。
ヘミの目の前で。

(つづく)

ほえほえ~。
前半は楽しかったのに、後半、ダーク&ブルー展開ですね。

やはり植木鉢を落としたのはベクヒでした。
グクは目撃こそしなかったけれど、拾ったボタンを示して、お前のか?と聞きます。
そして袖を見せろ!と手を取るのですが、
ベクヒはちゃっかり両袖のボタンの数を合わせてバレないようにしていたんです。

証拠があってもなくても、グクの心象は変わらないと思いますが、
ベクヒは「自分ではない」と主張。
しかも、グクの手を握って涙目で訴えるんですよ~!
「あなただけは、最後までわたしを信じてほしい」って!
悪女~!

ところが「悪女」と言い切っちゃうことができないんだなぁ、これが。
ベクヒがグクに捕まったのは、ヘミのロッカー前。
彼女は一生懸命、ヘミのロッカーをきれいにしていたんです。
ひどい状況のロッカーを見ているのがつらいって、本音だと思うのね。

ヘミが憎い、でもそんな風にヘミを憎んで、
おそろしいことをやっちゃう自分がこわい。
自分はそうじゃないって思いたい。
誰かがわたしを信じてくれれば、あなたがわたしを信じてくれれば、
わたしもわたしを信じていられる……。

そんな心境なんじゃないかと……。

ヘミは、また間接的にベクヒをかばいます。
ベクヒの悪い噂を広めようとしているアジュンを牽制するのです。
ただ、これは第1話の、ヘミッパと呼ばれたベクヒをかばった時とは違う。
「あの子は怪物なんかじゃない」
そういうヘミの言葉には、ベクヒに対する毒が見えます。
たぶんそれは、サムドンが傷ついたから。
自分のかわりに傷ついた人がいるから、ベクヒを憎むのです。

グクは、信じてほしいと言われてうなずきますが、
まさか本当に信じちゃいないでしょう。
ただ彼は、弱い人を見ると同情して許しまいそうなのよね。
女の涙には弱そうだしね~。
心配です!

そして、うまくいっていたオヒョク先生とヘミの関係がこじれた!
オヒョク先生は、ヘミのお母さんを誘惑して離婚させて死なせた、と
いうのですが、それって本当のことなんでしょうか……。
詳しい事情はこれからわかるのかなー。
でもそんな人に、娘をたくすヘミのお父さんもちょっと変だよね?
何か事情があったのかなかったのか。

わたし最初は勘違いをしていました。
ヘミが怒ったのは、
「先生は生徒のことを親身になって考えてくれてると思ってたのに、
結局借金を肩代わりしたことでヘミの成功が自分の保身になるから
一生懸命になってくれてただけだった」
からなのかと思ってました。

でもヘミが怒ったのは、
「敵に借りを作ってしまった」からであり、
「敵なのに、好きだから」なのでした。

先生にがっかりしたんじゃなくて、
自分の感情に自信が持てなくなっちゃったから。

ヘミは人に甘えるのが苦手なんだね。
そして相変わらず感情表現が苦手。
サムドンに借りを作るのは重たいからイヤって言ったけど、
本当は彼を巻き込みたくないからなのに……。

同じような傷を持ったグクとは、素直に一緒にいられるヘミ。
グクはわかってくれるからね。
グクの前では泣けるってのはそうだと思うのよ。

グクとサムドンが、ヘミのことで張り合うシーンがありますよね。
もうこのシーン大好きです~。

ヘミのことを、内心は「生意気女」だと思っているふたり。
でもサムドンは、慌てて否定します。
「笑うとかわいいしな」
グクはちょっと驚くのね。
「あいつ笑うのか?」って。
サムドンは得意げなの。
「笑うに決まってるだろ、俺のことが好きなんだな」って。
このサムドンがすごくかわいいんだよね~。ベッドに寝転んでヨユー。
で、グクもなんとなく対抗。
「俺の前では泣くぞ」
「なんでお前の前で泣くんだ?」
ちょっと動揺するグク。
ふふふ、ここでグクはしっかり仕返しです。
「俺に気をゆるしてるんだ」
うんうん、そうとも、そうとも。

だがしかし!
サムドンに「お前ヘミが好きなのか?」って聞かれて
「別に」って言っちゃうんだなー、グクは。
たぶん、本音だと思うんだけど、サムドンは釘を刺すんです。
「あとでその言葉を翻すなよ!」って。

ねぇねぇこれって、

フラグ立ってないか?!

あぶない!あぶないよ、グク!
なんだか悪い予感しかしないから、
本気でヘミのこと好きにならないでぇー!
あなたフツーにモテるから!
思い出補正とかかけちゃダメ!
確かにヘミはいい子だし面白い子なんだけど、
女は自分を笑わせてくれる男が好きなものなのよ~。

グク(テギョン)が好きすぎて、彼が選ばれないドラマなんか見たくありません。
今、このまま視聴を続けていいものかマジで悩んでるからね。
え?あと10話あるの?


合宿所でパンツの取り合い。k-POP界では定番のエピソード。

サムドンを心配して、自分を責めるヘミを慰めるグクが好きだった。
手についた血をぬぐってやって、こういうの。
「そんな風にもしも、もしもって考えてたら、
俺たち生まれない方がよかったってことになっちまう……」
彼自身が、きっとそう考え続けたことがあるのね。
だからヘミの気持ちもわかってあげられるんだな……。

意識が戻ったサムドンに抱きついているヘミを見て、
そっと病室のドアをしめてひとり帰って行くグク。
顔が見えない演出が、寂しさ倍増……。

お願いだから、ヘミが誰かを選ぶ陳腐な恋愛物語にしないでーーーー!

青春時代、恋愛は時に思わぬパワーを生みだしてくれるものだけど、
破れたときのショックときたら計り知れませんからね。
アーティストにはそれすら糧なのかもしんないけど……。

ピルスクはうまくいきました!
ジェイソンの優しさがただのマナーだとわかって落ち込み、
ショーケースにも出られないし……で用意した退学届。
一度は提出したんだけど、ジェイソンの言葉で取り消したの!
「オーディションの時からお前の声に惚れてた。
いつかデュエットしたかったよ」
う~ん、ジェイソン、ナイス!
だからショーケースでデュエットの相手を決められて、一瞬しぶったのね。
やるならピルスクと、と考えていたんだな~。

確かにわたしもふたりの歌を聴いてみたいわぁ。


舞台装置について思案中。CGの小技が楽しい演出。

さて、いまやヘミのパトロンのような扱いになった借金取りドゥシクおじさん。
ただの金貸しのやくざかと思ったら、
おじさんは昔芸能事務所のマネージャーやってたんですね。
どうやら大事にしていたタレントを後輩に横取りされて挫折し、足をあらった模様。
ヘミを成功させることが、彼の人生まき直しにつながるのかも。

憎き後輩が成功しているのを見て、悔しくなって、
一念発起して本当に芸能プロをやっていくつもりになる、とか。
もしかして講堂の賃貸料を出してくれないかなーと思ったけど、
まだそこまでじゃなかった。
でもいずれはヘミたちに肩入れして協力者になってくれると思うな。
オヒョク先生の男気に惚れてたし。

偽ショーケースに協力してもらうために、
オヒョク先生はお姉さんにグクの着替えシーンのムービーをあげてました。
やっぱり鍛えてあって凄いわ。美しい~。
いい感じにむっちり筋肉があるのに、ダンスシーンは軽さしか感じないの。
これはテギョンが凄いんだわね。
彼の武術っぽいテイストのあるダンスが見たいな。

みんなでダンスの練習するシーンが楽しかった。
サムドンのウェーブがおかしくって。
ジンマン先生がみかねて教えてくれるんだけど、はじっこでグクは笑って見てんの。
なにげに一番へたっぴなのはヘミなんだよ~。
振り付けシーンでは、ちょうどジンマン先生にグクが隠れちゃうアングルで寂しかった……。
ここは繰り返し観ちゃうね。

ちょっといろいろあって大変そうだけど、みんなほんとにがんばってるんだもん。
絶対ショーケースは成功するって信じてる。
何かの手違いで、本家より人が来ちゃう……なんてことは、
ないだろうなぁ。

たくさんお金がかかるのに、それを出してくれるオヒョク先生の男気がかっこよす。
(お姉ちゃんの家を勝手に担保にしてるけど……。名義は先生だから!)
スヒョンの夢を、生徒たちの夢をつかむため、全力で応援してくれるオヒョク先生。
かつては先生もそうやって夢を見ていたはず。
デビュー公演をすっぽかしたのは、ヘミのママのためだったのかもね。

こうした構造のドラマではよくあることですが、
過去に挫折した人物を投影する現在のキャラクターが存在するはず。
過去のオヒョク先生と同じ状況で何かの選択を迫られるキャラがいるはずだと思うんです。
先生がなしえなかったことを、成し遂げてくれる人物が。
そうなった時、オヒョク先生は救われるし、理事長の真の野望が叶うはず。
それがグクなのか、サムドンなのか、ヘミなのか。
そのへんも期待して視聴してゆきたいなーと思ってます。


あ、まったく余談ですが、食卓シーン。
とびこ入り卵焼きをヘソンにとってあげるグクが優しくて好きでした。
ヘソンはいいなー、優しそうなお兄ちゃんがふたりも一緒で。



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