いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

バーディバディ -9

2012年11月14日 | バーディバディ
先日の石川遼くんの試合、みなさん観てましたか~?
まさにスポーツは筋書きのないドラマ。
ドラマよりもドラマティックな展開に、ワクワクでした。
「2年……長かった」って、彼はまだ21歳でしかも10勝達成してるんですよ。
一生に一回も勝てない人だっているというのに……。
ドラマ観ながら「こんなのあり得ない!」なんて言えなくなっちゃうような
面白い試合でした!

《あらすじ》

ミスを置いて山を下りたファビアンは、海に弔いの花をまく。
同じ時、プロモーターのジェイ・パクも、
亡き妻のために海に弔問の花束を投じていた。

初日は最悪のスタートだったヘリョンだが、
最終日は、単独トップに躍り出た。
このままいけば優勝は確実と思われる試合だったが、
観戦に現れた母への反抗心からか、ヘリョンはわざとパットを外す。

わざと優勝を逃したかのようなヘリョンに、取材陣が殺到。
「父親を見つけました。
世界的グリーン・キーパーのウ・ジュンモ氏がわたしの父です」
高らかに宣言したヘリョンの言葉にみなが騒然となる。

「彼女は本当に僕の娘なのか?」
セファは動揺するウーに、すぐさま国外に出るよう命令する。
ジョン・リーも、ヘリョンの行動に怒りを感じていた。
「お前は最高の選手なのに最低の試合をした。
試合を侮辱するなんて、失望したよ」
ヘリョンの気持ちは、リーにも理解してもらえない。

彼女がホテルへ戻ると、ウーの姿はすでになかった。
「お父さんはどこ?」
「誰があなたの父親ですって?」
セファはあくまでも、父親はいない、という態度を貫く。
二度、父に捨てられたと感じたヘリョンは絶望する。

一方、山小屋で縛られているミスのもとへやってきたジョン・リー。
「どうしたんだ?そのかっこは」
「はやくほどいて……」
助けられたミスは大泣きしながらリーにしがみつくのだが、
ファビアンを師匠と呼んだリーに気付き、激怒。
「あんたもグルだったのね!絶対に許さないから!」
棒で殴りかかろうとしたミスに、
「ちょ、ちょっとタイム!何の臭いだ?これ?」
と驚くリー。

汚れた体に恥ずかしくなったミスは、慌てて川へ行水に。
着替えを持ってきたジョン・リーに、もう殴らないと
約束させられてしまう。
それでも怒りが治まらないミスは、クラブを持ってリーにとびかかる。
と、そこへ戻ってきたファビアン。
「おかげで背筋が伸びたろう」

久しぶりの食事に笑顔が戻ったミス。
「ハラボジ~、訓練だと言ってくれたら辛抱したのに」
「言ってたら一日とはもたなかっただろう。
必死だからこそ効果があったんだ」
ミスとリーは、師匠の言いつけを聞いて山へ登る。
「どうして私に親切にするの?」
「惚れたから」
ドキリとするミスだが、彼女の根性に、才能に、努力に
惚れたというリー。
「俺は途中で逃げたけど、お前なら最後までがんばれるさ」

ミスはあれこれとリーに質問をして、いろんな話をする。
とうとう山頂について、ミスは久しぶりに家に電話をかけた。
優しい母の声、父の声に涙ぐみ、
決意を新たにするミスなのだった。

「もうひとつ聞いていい?手首……いつ痛めたの?」
「始まったと思った途端、終わりを感じたことは?」
質問をはぐらかしてしまうリー。

「師匠、俺が逃げて失望したでしょう?」
「なんだ、水で酔ったのか?おかしなやつだな」
リーは、過去の自分を思い返していた。
師匠にまだダメだと言われたのに、両親を探したい一心で
スポンサー契約を受け、アメリカに渡ってしまった自分。
アメリカで成功した彼を、傍らで見つめていたヘリョン。

ヘリョンは、キャンピング・カーでひとり、リーの帰りを待っていた。
傷心の彼女を心配して、ダニーが差し入れを届けるが、
ヘリョンはひとり、夜を徹してリーを待つ。
だが彼は、朝になっても帰らなかった。

あきらめてホテルへ戻ったヘリョン。
グリーンで練習している彼女のもとへ、リーは急いだが、
ミスに会いに行っていたことを知ったヘリョンは、彼を拒否する。
「もう消えて。あなたはアウトよ。
わたしの人生のすべてから」

(つづく)

あ~、ミスは水を得た魚のように
山での修業が楽しくてしょうがない感じです。
縛られて死にそうな目にあっても、
「言ってくれればよかったのに~」なんて師匠にすりすりしてる感じで、
ゴルフが上手くなるならなんでもやるよ!な勢い。
彼女はほんとにこういう破天荒な修行生活に向いてますね。
リーなんかより全然適性があるわ。
師匠もそんなミスがかわいくて仕方ないみたいです。



縛られて寝てたら背筋が伸びた、というのは
ホントかよ~?って感じですが、もとはマンガなので許す!

リーが来てくれたのもやっぱりうれしかったようで、
彼の過去に興味津々のミスがかわいいです。
久しぶりにリーに「肉まん」って呼ばれて、いいですね。
乙女なのに、臭うほど汚くなった姿を見られて
恥ずかしがっているところもよかったです。

リーは、というと、ヘリョンの裸は恥ずかしいけど、
ミスの裸はどーっちゅうこともない、ということらしい。
ホテルのバスタブと川での水浴びでは趣がずいぶん異なりますが……。

期待していたヘリョンに、ああいう形で裏切られて
リーもまた傷つき、ミスや師匠に癒しを求めて山にいったんでしょうね。
山頂でヘリョンに電話しようかと逡巡していましたが、
結局連絡せずじまい。
師匠に「俺に失望したでしょう?」とリーが尋ねたり、
ダニーさんが「人は期待すると……」みたいな話をしたり、
相変わらず解説の多いドラマですが、
今回はリーの行動の理由が推し量られてよかったように思います。

ダニーさん、セファ会長にまた説教食らわしてますが、
会長は聞く耳持たず。
たぶんダニーさんはウーのことは国内に隠してると思いますね。
出国させずにどっかにかくまってると思います。

前回に続いてすごかったのはヘリョン姫ですねー。
もう全方向的に失礼な無気力試合をやってのけ、
意気揚々とお父さん自慢をしましたが、
あんな試合しといてそりゃないだろ、と思います。
お前にとってゴルフはなんなんだ、と。
母親を苦しめるための道具でしかないのか、
父親を探すための道具でしかなかったのか、と。

ミスがきいたら怒るよ、絶対。
「好きでもないゴルフをなんでやってんのよ?
才能の無駄遣いにもほどがあるよ。環境だって最高のはずなのに
ばちが当たるよ!」とかさ。

でも何がすごかったって、彼女のプライドの高さですよね。
ウーも混乱しちゃってどうしようもなかったとはいえ、
実質彼女を置いて逃げた。
自分が娘だと知って行方をくらました父を、彼女は許せない。
あまつさえ憎む。
かわいさあまって憎さ100倍ってーやつですね。

そのうえ、こんなに心を痛めてる自分がいく先は、
愛している男、リーのもとしか無い、とわかっているはずなのに、
彼もまた、他の女のところに逃げた。
「タンシヌン アウトショット」と言った後、
ちょっと聞き取れないのですが、
選手としての私にとっても、恋人としての私にとってもアウトショットだ、と
いっているような感じで、
リー君、完全に彼女の人生から締め出されてしまいました。

お母さんそっくりね!



さっすが母娘だわ。
このプライドの高さには舌を巻くわ。

そもそも、ヘリョンとミスのふたりのコーチをやろうとする
リーに問題があるんですよね。
物理的にも無理でしょうが。
最終的にリーはどっちを選ぶのかな、と思っていたら、
ヘリョンのほうから三行半を叩きつけられてしまったという
情けない展開でござる。

ミスに殴りかかられ、ヘリョンに振られ、リー君散々です。
彼もけっして完成された人格者ではなく、
まだまだ迷える青年だったりするのです。
もうこのドラマの中で、真の大人はダニーさんだけなんじゃないか。
あとスーパーキャディのジョンランさんか。

元気なころには、ゴルフを続けるミスに渋い顔をし通しだったアボジが、
子どものようになってミスに会いたい、会いたいというのが
涙を誘う回でもありました。
愛されてたんだよな、ミスは。
ヘリョンもまた、不器用な母の愛をぶつけられているのだが、
あんな危険球、よけるしかない。
かといって、ダニーさんの愛情もうっとおしい。
困った娘ですよ。


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