鳴り物入りで登場したものの、あんまり役立ってないミン博士。
そろそろ博士のターンかなーと思ってたら、やっぱりそんな展開でした。
がんばれ!ミン博士!
「サイコパス」
体が不自由な夫と、自閉症のひとり娘。
ファンさんは、人形作家として作品を売って生計を立てていた。
彼女の作品は、家族人形。なかなかの高値で取引されている。
苦労もあるが、穏やかな生活の中、ある日夫がベランダから転落死する。
しかも彼女が朝食の準備をしている最中の事件だった。
果たして事故か、自殺か?
法医官事務所の面々は、解剖して真実を探ろうとするが……。
旦那さん、病気を患ってたんですが、いろいろ複雑なようで。
座るのも困難な人が、どうやってベランダの柵を乗り越えたのか?
もうそこんとこで私はわかりません。他殺なんじゃね?
だって手を使って後ろ向きにズリズリしてたんだよ?
胸に浸出液がたまってるとか、薬物にやられてて舌の色がおかしいとか、
骨喪失とか、盛りだくさんの気の毒な人です。
脇腹になんかブツブツしてるし。
帯状疱疹?
ジヌ君のジコジコカメラが健在でうれしかったです。
夫の持病を探ろうと主治医に会いに行くと、
主治医は強盗に石で殴られて殺されていたことがわかった。
しかも仲むつまじいと思われていた夫婦は、かつて離婚訴訟を起こそうとした経緯がある。
何かが納得いかないジヌ。
主治医は、夫の病気が何なのかわかっていなかった。
新たな治療を開始すると症状が好転したため、包括的な治療方針を打ち出した矢先に、
殺された。しかも、何度も頭を石で殴られていたのだ。
警察は、夫人を疑い調査を進めるが、証拠はない。
なーんかあやしい奥さんの言動。
でも警察は証拠がないと動けないし、手詰まり感が漂う中、
ここでミン博士の登場です!
プロファイラー的に、奥さんの生育歴とか調べようとして、生家に向かうのね。
そこであやしい隠し部屋を見つけてしまうんですよ。
で、そこには動物の骨とか変な薬草の枯れたのとか、
家族人形の原型となるような家族のお人形を発見するんです。
なんかとんとん拍子ー!
短いドラマだからいいんだけどさ。
ミン博士も切れ者プロファイラーの設定だし。
奥さんちょっと異常な感じだしねー。
実際の現場でも、こういうちょっとした違和感が解明のきっかけになるんでしょうか?
気味の悪い子どものわらべ歌みたいなのも出てきて、
横溝正史風。
薄気味悪いですね。
夫人は、ソシオパスの性向を持ったサイコパスだというのがミン博士の見立て。
脳に問題があり、罪悪感を持たないサイコパス。
人格の問題で、他人の感情を悪用するソシオパス。
ミン博士はそう説明してるけど……。
う~ん、サイコパスって脳機能障害とは違うよねぇ?
専門家の人にちゃんと考察してもらいたいところだけど、ここではまぁいいや。
問題は、サイコパスの人ってわりと普通に生活できちゃってんだよね、ってところ。
表面的には、すごく社交的でいい人、と思われてるケースが多いの。
そこが怖いんだね。
夫はゴーハム病だということがわかった。
全世界でも200例しか症例がない、希少疾患だ。
ジヌ君、インターネットの知恵袋で聞いたんだと言ってますが、ホントかな?
舌の変色を誘発したのは、夫人が家で育てていた毒草のせいだとわかる。
こないだから出てくる、この検査官の男の子かわいいですね。
出しゃばらず、仕事は正確。蝶ネクタイが彼の自己主張ね。
夫に毒草を食べさせて、しゃべれなくしたのは、何か秘密を隠したかったからではないか?
彼は指先の骨が溶けてるから字を書いて伝えることもできない。
で、カン刑事が気付くわけ。
あの夫の脇腹の傷は、モールス信号だったって。
トン、ツー、トンで文字を表すのね。
果たして解読してみると、「娘を助けて」というメッセージだったわけよ。
夫は、サイコパスの妻から娘を守ってほしいと訴えたくて、自殺した、と。
夫人は夫の遺体を奪って逃走。
実家の自分の部屋で、夫の遺体と一緒に毒草茶を飲み、自殺した。
同じようにお茶を飲まされた娘は、ジヌに助けられて、かろうじて死を免れた。
奥さん……。たったひとりで遺体を奪って運んで着替えさせてって、
どんだけ大変だったことでしょうか……。
またまたジヌ君は、教授のところにお茶しに行きます。
サイコパスは後天的な要素が大きいんだろうけど、
だからといって誰もがよい環境で生きられるわけではない。
サイコパスを根絶することはできないんだ。
そして、現代社会では、人の気持ちを顧みない、同情心のない、
自分だけが良ければいいという人間しか成功できない。
まさにサイコパスのような人間が求められているんじゃないか、という皮肉。
それは……極論すぎますよ、教授。
そして教授にかかってきた1本の電話。
「オブジェ1が発作を。すぐに来てください」って、なんなの~?
教授は悪い人なのかな……。
家族の中でひとり助かったルナ。
彼女は母の教育で、家族を引き裂こうとする人は悪い人間だと、認識していた。
主治医の頭を石で殴り続けたのは、ルナ。
そして父を殺したのも……。
彼女はひとり、病院のベッドの上で遊びはじめる。
家族の肖像を切り抜いて。
あー、モンスター的なラストですねー。
お父さんが、ジヌ君が、必死で助けようとしてた少女こそがモンスターだった、と。
もちろんお母さんがサイコパスなんですけど、
娘もそうなってしまっているんですね。
生かすべきではなかった、のか?
彼女が大きくなって、支配的な家庭を作り上げ、恐ろしい負の連鎖が続くのか?
未来のことは誰にもわかりませんけどね。
もし彼女がサイコパスだとわかってても、ジヌ君は躊躇なく救おうとしたと思いますけど。
きれいなんだけど、ちょっと薄気味悪い感じの子を使った時点で、
なんかあるんだろうな、と思わせますね。
逆に丸々と太った健康そうな女の子がサイコパスだったほうがこわいけど。
自閉症って、別に根暗の子ってわけじゃないですからね。
希少疾患あつかったドラマの割には、こまかいところが
ステレオタイプの見方しかしていなくて、ぬるい気がするんですけどどうでしょうか?
病気に対する偏見とかを何とかしたいんだったら、
社会的偏見をあおるような設定や演出はやめてほしいなー。
もう少し配慮がほしいなぁと感じました。
ミン博士、大活躍でした。ジヌ君も、イヤミを言うのはやめて、素直に感謝してました。
彼女の実力を認めたって雰囲気でしたね。
前シーズンでは、ちょいちょい小競り合いもしながら、
協力して捜査をすすめていくのはカン刑事の役割でしたから、ちょっと寂しいです。
でもまあ、ミン博士とどうなることもなさそうだし、いいか。
死んじゃった元カノのことは、今回うすくしか出てきません。
元カノの彼氏に連絡とってみると、韓国出てから全然会ってないよ~という返事。
そんなんだったらヨリもどすんじゃねーよ!と、ジヌ君は思ったかどーか……知らない。
私は思ったよ!あんな振られ方……トラウマものだもん。
あそこから彼の性格は180度かわってひねくれたんだと思う。
あと気になったのですが、爪……。
いくら酔って寝ていても、生爪をそぎ落とされたら痛くて目が覚めませんか?
そのまま失神したんですか?
子どもの力でできますか、そんなん。
ギシギシ……バリッ!ギャアーッ!って感じですか?
こわすぎるっ!
「マニアック」
人質を取って立てこもった男は、不明瞭な口調で何かを訴え続けていたが、
刑事たちには理解不能だった。
とうとう射殺されてしまい、遺体は解剖にまわされた。
妻と子を何より大事に思っていた男がなぜ、こんな凶行を?
彼はカロリ病を患っていたという。
肝臓内の胆管にできた嚢腫が広がり、数々の疾病を引き起こすのだ。
精神的な影響は肝性脳症が疑われるが、その場合痙攣はないはずだが……。
脳組織を見たジヌは、重大な疾病を発見する。
クロイツフェルト・ヤコブ病。
脳の異常タンパク質プリオンが、脳をスポンジ状にしてゆくのだ。
一体どこで感染したのか?
犯行は精神異常によるものなのか?
わー、ドラマに出てくる希少疾患、今回は知らないものばかり。
カロリ病なんて知らなかったよ~。
ヤコブ病は、狂牛病の時に報道されてたので覚えています。
牛骨粉を食べさせられて育った牛が、狂牛病になったんだよね。
当時は、共食いさせるなんてひどい、と思ったものです。
そして狂牛病にかかった牛を食べると、人間がヤコブ病になってしまうということでした。
脳の手術の時に使う、脳みそにはりつける乾燥硬膜から感染した人もいた。
立て籠もり犯の胃の内容物を分析したキム研究員は驚愕。
彼が食べていたのは、人間の肝臓だった。
家族のもとから失踪していた犯人の住居を割り出し、捜査に赴くと、侵入者に遭遇。
壁に飾られた何かを持ち去った様子だが、何だったのかはわからない。
立て籠もり犯は、友人の死を間近に見てパニック障害に陥り、
クリニックで絵画療法を受けていた事実が新たに判明した。
人食?カニバリズム?
そういうことならクールー病なんじゃないの?とジヌ君は看破しちゃいます。
ヤコブ病と同じ、異常プリオンのせいなのよ。
でもどこで手に入れたの?人の肝臓なんか。
すべては、カルト宗教の仕業だった。
人を食べることで、永遠の命を手に入れられるという教義のもと、
人々は集い、信仰を深めた。
射殺されたイも、自分の病気をなんとか治そうと、
わらにもすがる思いだったのだ。
しかし、実はその宗教も金を得る手段。
主催者の画廊オーナー、クリニックのカウンセラーが金を得るために
インチキなカルト宗教を作り上げたのだ。
病に悩む人々は、救いを求めて金を搾り取られ、
そのうえ、従来の疾患以上の病気に感染させられ、死んでいった。
その肉を、またあらたな信者たちが分け合って口にするのだ。
LSDを与えられ、朦朧とした信者たちは正常な判断もできないまま。
ただの宗教だったらまだマシですよ。
でもこの人たちは、結局詐欺師と一緒なんだよね。
お金を得るために、自分たちだって信じていない宗教をでっち上げて
迷い、悩める人々をだました。
だって自分たちは食べてないんだもん。ずるいよね。
教授は、信者たちだって、だまされたくてだまされてるんじゃないかって言う。
LSDなんか投与されなくても、信じたんじゃないかって。
そうかもしれないね。
射殺されたイさんは、家族のために生きていたかった。
どうしても生きていたかったんだよ。
それを利用された、哀れな人だったんだね。
なんだかここんとこ、パク刑事がかっこよくなってます。
気の利いたセリフとか決めちゃって、貫禄がついてきたよ。
私は好きですよ。
部下がいっつも走らされててお気の毒ですが……。
ミン博士にうまいこと利用されちゃったキム研究員は落ち込んでますけど、
博士が歩み寄って、一緒に珈琲のみに行くみたいですね。
まちがっても恋愛はないでしょうが、地味~な助手の女性が悲しそうです。
この女性、ほんとに目立たずにしっかり仕事してくれてる人でしたが、
まさかキム研究員を慕っていたとわ!気付きませんでした……。
カン刑事とジヌ君は、びっくりするほど進展がない。
そりゃ私だって、いちゃいちゃ捜査はムカつきますけど、
あまりにも何もなさすぎてつまらない。
ぶつかりもしない、接近もないんだったら、カン刑事の存在価値がないじゃん!
もう!シーズン1の終わり方があんなだったせいで、
カン刑事の立ち位置が微妙になっちゃってるんだよなー。
もう少し活躍してほしい気がします。
いっそミン博士とぶつかって!
ジヌ君の元カノは、海外へ一家で移住して、両親は強盗に殺され、
遺体だけが送り返されてきたそうです。
ハルモニが嘆いていました。
そして、教授が覗いた独房の中には、な、なんと!
死んじゃったはずのハユンが!
あ、あの~、彼、ハユンでいいんですよね?
なんせずいぶん前に見たので、記憶が……。
やばいやばい。
シーズン2は全12話なので、すでに折り返し地点ですね。
ラストまで楽しみです。
そろそろ博士のターンかなーと思ってたら、やっぱりそんな展開でした。
がんばれ!ミン博士!
「サイコパス」
体が不自由な夫と、自閉症のひとり娘。
ファンさんは、人形作家として作品を売って生計を立てていた。
彼女の作品は、家族人形。なかなかの高値で取引されている。
苦労もあるが、穏やかな生活の中、ある日夫がベランダから転落死する。
しかも彼女が朝食の準備をしている最中の事件だった。
果たして事故か、自殺か?
法医官事務所の面々は、解剖して真実を探ろうとするが……。
旦那さん、病気を患ってたんですが、いろいろ複雑なようで。
座るのも困難な人が、どうやってベランダの柵を乗り越えたのか?
もうそこんとこで私はわかりません。他殺なんじゃね?
だって手を使って後ろ向きにズリズリしてたんだよ?
胸に浸出液がたまってるとか、薬物にやられてて舌の色がおかしいとか、
骨喪失とか、盛りだくさんの気の毒な人です。
脇腹になんかブツブツしてるし。
帯状疱疹?
ジヌ君のジコジコカメラが健在でうれしかったです。
夫の持病を探ろうと主治医に会いに行くと、
主治医は強盗に石で殴られて殺されていたことがわかった。
しかも仲むつまじいと思われていた夫婦は、かつて離婚訴訟を起こそうとした経緯がある。
何かが納得いかないジヌ。
主治医は、夫の病気が何なのかわかっていなかった。
新たな治療を開始すると症状が好転したため、包括的な治療方針を打ち出した矢先に、
殺された。しかも、何度も頭を石で殴られていたのだ。
警察は、夫人を疑い調査を進めるが、証拠はない。
なーんかあやしい奥さんの言動。
でも警察は証拠がないと動けないし、手詰まり感が漂う中、
ここでミン博士の登場です!
プロファイラー的に、奥さんの生育歴とか調べようとして、生家に向かうのね。
そこであやしい隠し部屋を見つけてしまうんですよ。
で、そこには動物の骨とか変な薬草の枯れたのとか、
家族人形の原型となるような家族のお人形を発見するんです。
なんかとんとん拍子ー!
短いドラマだからいいんだけどさ。
ミン博士も切れ者プロファイラーの設定だし。
奥さんちょっと異常な感じだしねー。
実際の現場でも、こういうちょっとした違和感が解明のきっかけになるんでしょうか?
気味の悪い子どものわらべ歌みたいなのも出てきて、
横溝正史風。
薄気味悪いですね。
夫人は、ソシオパスの性向を持ったサイコパスだというのがミン博士の見立て。
脳に問題があり、罪悪感を持たないサイコパス。
人格の問題で、他人の感情を悪用するソシオパス。
ミン博士はそう説明してるけど……。
う~ん、サイコパスって脳機能障害とは違うよねぇ?
専門家の人にちゃんと考察してもらいたいところだけど、ここではまぁいいや。
問題は、サイコパスの人ってわりと普通に生活できちゃってんだよね、ってところ。
表面的には、すごく社交的でいい人、と思われてるケースが多いの。
そこが怖いんだね。
夫はゴーハム病だということがわかった。
全世界でも200例しか症例がない、希少疾患だ。
ジヌ君、インターネットの知恵袋で聞いたんだと言ってますが、ホントかな?
舌の変色を誘発したのは、夫人が家で育てていた毒草のせいだとわかる。
こないだから出てくる、この検査官の男の子かわいいですね。
出しゃばらず、仕事は正確。蝶ネクタイが彼の自己主張ね。
夫に毒草を食べさせて、しゃべれなくしたのは、何か秘密を隠したかったからではないか?
彼は指先の骨が溶けてるから字を書いて伝えることもできない。
で、カン刑事が気付くわけ。
あの夫の脇腹の傷は、モールス信号だったって。
トン、ツー、トンで文字を表すのね。
果たして解読してみると、「娘を助けて」というメッセージだったわけよ。
夫は、サイコパスの妻から娘を守ってほしいと訴えたくて、自殺した、と。
夫人は夫の遺体を奪って逃走。
実家の自分の部屋で、夫の遺体と一緒に毒草茶を飲み、自殺した。
同じようにお茶を飲まされた娘は、ジヌに助けられて、かろうじて死を免れた。
奥さん……。たったひとりで遺体を奪って運んで着替えさせてって、
どんだけ大変だったことでしょうか……。
またまたジヌ君は、教授のところにお茶しに行きます。
サイコパスは後天的な要素が大きいんだろうけど、
だからといって誰もがよい環境で生きられるわけではない。
サイコパスを根絶することはできないんだ。
そして、現代社会では、人の気持ちを顧みない、同情心のない、
自分だけが良ければいいという人間しか成功できない。
まさにサイコパスのような人間が求められているんじゃないか、という皮肉。
それは……極論すぎますよ、教授。
そして教授にかかってきた1本の電話。
「オブジェ1が発作を。すぐに来てください」って、なんなの~?
教授は悪い人なのかな……。
家族の中でひとり助かったルナ。
彼女は母の教育で、家族を引き裂こうとする人は悪い人間だと、認識していた。
主治医の頭を石で殴り続けたのは、ルナ。
そして父を殺したのも……。
彼女はひとり、病院のベッドの上で遊びはじめる。
家族の肖像を切り抜いて。
あー、モンスター的なラストですねー。
お父さんが、ジヌ君が、必死で助けようとしてた少女こそがモンスターだった、と。
もちろんお母さんがサイコパスなんですけど、
娘もそうなってしまっているんですね。
生かすべきではなかった、のか?
彼女が大きくなって、支配的な家庭を作り上げ、恐ろしい負の連鎖が続くのか?
未来のことは誰にもわかりませんけどね。
もし彼女がサイコパスだとわかってても、ジヌ君は躊躇なく救おうとしたと思いますけど。
きれいなんだけど、ちょっと薄気味悪い感じの子を使った時点で、
なんかあるんだろうな、と思わせますね。
逆に丸々と太った健康そうな女の子がサイコパスだったほうがこわいけど。
自閉症って、別に根暗の子ってわけじゃないですからね。
希少疾患あつかったドラマの割には、こまかいところが
ステレオタイプの見方しかしていなくて、ぬるい気がするんですけどどうでしょうか?
病気に対する偏見とかを何とかしたいんだったら、
社会的偏見をあおるような設定や演出はやめてほしいなー。
もう少し配慮がほしいなぁと感じました。
ミン博士、大活躍でした。ジヌ君も、イヤミを言うのはやめて、素直に感謝してました。
彼女の実力を認めたって雰囲気でしたね。
前シーズンでは、ちょいちょい小競り合いもしながら、
協力して捜査をすすめていくのはカン刑事の役割でしたから、ちょっと寂しいです。
でもまあ、ミン博士とどうなることもなさそうだし、いいか。
死んじゃった元カノのことは、今回うすくしか出てきません。
元カノの彼氏に連絡とってみると、韓国出てから全然会ってないよ~という返事。
そんなんだったらヨリもどすんじゃねーよ!と、ジヌ君は思ったかどーか……知らない。
私は思ったよ!あんな振られ方……トラウマものだもん。
あそこから彼の性格は180度かわってひねくれたんだと思う。
あと気になったのですが、爪……。
いくら酔って寝ていても、生爪をそぎ落とされたら痛くて目が覚めませんか?
そのまま失神したんですか?
子どもの力でできますか、そんなん。
ギシギシ……バリッ!ギャアーッ!って感じですか?
こわすぎるっ!
「マニアック」
人質を取って立てこもった男は、不明瞭な口調で何かを訴え続けていたが、
刑事たちには理解不能だった。
とうとう射殺されてしまい、遺体は解剖にまわされた。
妻と子を何より大事に思っていた男がなぜ、こんな凶行を?
彼はカロリ病を患っていたという。
肝臓内の胆管にできた嚢腫が広がり、数々の疾病を引き起こすのだ。
精神的な影響は肝性脳症が疑われるが、その場合痙攣はないはずだが……。
脳組織を見たジヌは、重大な疾病を発見する。
クロイツフェルト・ヤコブ病。
脳の異常タンパク質プリオンが、脳をスポンジ状にしてゆくのだ。
一体どこで感染したのか?
犯行は精神異常によるものなのか?
わー、ドラマに出てくる希少疾患、今回は知らないものばかり。
カロリ病なんて知らなかったよ~。
ヤコブ病は、狂牛病の時に報道されてたので覚えています。
牛骨粉を食べさせられて育った牛が、狂牛病になったんだよね。
当時は、共食いさせるなんてひどい、と思ったものです。
そして狂牛病にかかった牛を食べると、人間がヤコブ病になってしまうということでした。
脳の手術の時に使う、脳みそにはりつける乾燥硬膜から感染した人もいた。
立て籠もり犯の胃の内容物を分析したキム研究員は驚愕。
彼が食べていたのは、人間の肝臓だった。
家族のもとから失踪していた犯人の住居を割り出し、捜査に赴くと、侵入者に遭遇。
壁に飾られた何かを持ち去った様子だが、何だったのかはわからない。
立て籠もり犯は、友人の死を間近に見てパニック障害に陥り、
クリニックで絵画療法を受けていた事実が新たに判明した。
人食?カニバリズム?
そういうことならクールー病なんじゃないの?とジヌ君は看破しちゃいます。
ヤコブ病と同じ、異常プリオンのせいなのよ。
でもどこで手に入れたの?人の肝臓なんか。
すべては、カルト宗教の仕業だった。
人を食べることで、永遠の命を手に入れられるという教義のもと、
人々は集い、信仰を深めた。
射殺されたイも、自分の病気をなんとか治そうと、
わらにもすがる思いだったのだ。
しかし、実はその宗教も金を得る手段。
主催者の画廊オーナー、クリニックのカウンセラーが金を得るために
インチキなカルト宗教を作り上げたのだ。
病に悩む人々は、救いを求めて金を搾り取られ、
そのうえ、従来の疾患以上の病気に感染させられ、死んでいった。
その肉を、またあらたな信者たちが分け合って口にするのだ。
LSDを与えられ、朦朧とした信者たちは正常な判断もできないまま。
ただの宗教だったらまだマシですよ。
でもこの人たちは、結局詐欺師と一緒なんだよね。
お金を得るために、自分たちだって信じていない宗教をでっち上げて
迷い、悩める人々をだました。
だって自分たちは食べてないんだもん。ずるいよね。
教授は、信者たちだって、だまされたくてだまされてるんじゃないかって言う。
LSDなんか投与されなくても、信じたんじゃないかって。
そうかもしれないね。
射殺されたイさんは、家族のために生きていたかった。
どうしても生きていたかったんだよ。
それを利用された、哀れな人だったんだね。
なんだかここんとこ、パク刑事がかっこよくなってます。
気の利いたセリフとか決めちゃって、貫禄がついてきたよ。
私は好きですよ。
部下がいっつも走らされててお気の毒ですが……。
ミン博士にうまいこと利用されちゃったキム研究員は落ち込んでますけど、
博士が歩み寄って、一緒に珈琲のみに行くみたいですね。
まちがっても恋愛はないでしょうが、地味~な助手の女性が悲しそうです。
この女性、ほんとに目立たずにしっかり仕事してくれてる人でしたが、
まさかキム研究員を慕っていたとわ!気付きませんでした……。
カン刑事とジヌ君は、びっくりするほど進展がない。
そりゃ私だって、いちゃいちゃ捜査はムカつきますけど、
あまりにも何もなさすぎてつまらない。
ぶつかりもしない、接近もないんだったら、カン刑事の存在価値がないじゃん!
もう!シーズン1の終わり方があんなだったせいで、
カン刑事の立ち位置が微妙になっちゃってるんだよなー。
もう少し活躍してほしい気がします。
いっそミン博士とぶつかって!
ジヌ君の元カノは、海外へ一家で移住して、両親は強盗に殺され、
遺体だけが送り返されてきたそうです。
ハルモニが嘆いていました。
そして、教授が覗いた独房の中には、な、なんと!
死んじゃったはずのハユンが!
あ、あの~、彼、ハユンでいいんですよね?
なんせずいぶん前に見たので、記憶が……。
やばいやばい。
シーズン2は全12話なので、すでに折り返し地点ですね。
ラストまで楽しみです。
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