ディメンティエワは、準々決勝までは楽に勝ち上がったけれども、準決勝ではスキアボーネに一方的に負けてしまった。これまでの対戦成績では分が悪い相手ではなかったのだが。とにかくエレーナ姫は、勝てるかなと思うと必ず負ける。
スキアボーネは、回転のかかった緩いボールとかループボールを多用し、相手に攻撃されても拾いまくる粘っこい相手である。
昔のコンピュータRPGに出てくる、毒を使うモンスターを思い出してしまった。一見たいしたダメージを受けないようで、毒が効いてくると後からどんどんダメージを食らうのだ。のみならず、攻撃力が下がったり攻撃がミスばっかりになったりする。
モーレズモやデメは序盤の2,3ゲームであっという間に毒が回りまくった。まるで攻撃のタイミングがつかめずミスばかり、デメの場合はダブルフォルトも連発した。(試合を全く見ていないが、クズネツォワも同様だろう)
しかし、ピエルスはあのテニスに耐性があるようだ。似たタイプで同じように遅いコート、ローランギャロスでのシュナイダー戦も、最初から最後まで主導権を離さず振り切っている。今回の決勝でも、マリーは序盤6ゲームは全く苦にせず一発の破壊力で押しまくり、5-1とリードした。しかし、第8ゲームあたりからスキアボーネの「毒」が効いてきた。チャンスボールでのミスが目立って増えてきた。マリーは、第8ゲームをブレークされ第10ゲームも危うい場面があった。しかしそこではスキアボーネのミスにも助けられた。
第1セットを6-4で奪ったマリーは「毒」からも回復、第2セットも常に主導権を握って6-3でものにして、今大会優勝してしまった。
今年後半、マリーの出場大会は極端に少ないけれども、アキュラクラシックで優勝、全米準優勝、クレムリンカップも優勝と、驚異的な成績である。ここまで好調を持続するのは、若い頃にすらなかったのではないか。
今大会優勝したピエルスだが、その勝ち上がり途中、準々決勝のリホフツェワ戦がとてつもない試合だった。
7-5, 4-6, 7-6(8-6)
というスコアなのだが、最終セットのタイブレークは、なんとリホフツェワ6ポイント連取の後ピエルスの8ポイント連取という超絶逆転だったのだ。逆転負けのリホのショックはどれほどのものだろうか。
この試合、デュースゲームも極端に多く、試合時間は実に3時間13分。女子の3セットマッチで3時間オーバーという試合自体ほとんどあり得ないけれども、のみならず最終セットのタイブレークはまさに「あり得ない」展開。恐ろしく劇的な試合だったようだ。
スキアボーネは、回転のかかった緩いボールとかループボールを多用し、相手に攻撃されても拾いまくる粘っこい相手である。
昔のコンピュータRPGに出てくる、毒を使うモンスターを思い出してしまった。一見たいしたダメージを受けないようで、毒が効いてくると後からどんどんダメージを食らうのだ。のみならず、攻撃力が下がったり攻撃がミスばっかりになったりする。
モーレズモやデメは序盤の2,3ゲームであっという間に毒が回りまくった。まるで攻撃のタイミングがつかめずミスばかり、デメの場合はダブルフォルトも連発した。(試合を全く見ていないが、クズネツォワも同様だろう)
しかし、ピエルスはあのテニスに耐性があるようだ。似たタイプで同じように遅いコート、ローランギャロスでのシュナイダー戦も、最初から最後まで主導権を離さず振り切っている。今回の決勝でも、マリーは序盤6ゲームは全く苦にせず一発の破壊力で押しまくり、5-1とリードした。しかし、第8ゲームあたりからスキアボーネの「毒」が効いてきた。チャンスボールでのミスが目立って増えてきた。マリーは、第8ゲームをブレークされ第10ゲームも危うい場面があった。しかしそこではスキアボーネのミスにも助けられた。
第1セットを6-4で奪ったマリーは「毒」からも回復、第2セットも常に主導権を握って6-3でものにして、今大会優勝してしまった。
今年後半、マリーの出場大会は極端に少ないけれども、アキュラクラシックで優勝、全米準優勝、クレムリンカップも優勝と、驚異的な成績である。ここまで好調を持続するのは、若い頃にすらなかったのではないか。
今大会優勝したピエルスだが、その勝ち上がり途中、準々決勝のリホフツェワ戦がとてつもない試合だった。
7-5, 4-6, 7-6(8-6)
というスコアなのだが、最終セットのタイブレークは、なんとリホフツェワ6ポイント連取の後ピエルスの8ポイント連取という超絶逆転だったのだ。逆転負けのリホのショックはどれほどのものだろうか。
この試合、デュースゲームも極端に多く、試合時間は実に3時間13分。女子の3セットマッチで3時間オーバーという試合自体ほとんどあり得ないけれども、のみならず最終セットのタイブレークはまさに「あり得ない」展開。恐ろしく劇的な試合だったようだ。
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