令和3年の30年前は平成3年。
ひとつ前の平成でも隔世の感
がある…
今回は開示について取り上げて
みたい。
会社の開示は一般的には
決算書の開示を指す。
経営の透明性には決算書開示は
欠かせないが、非公開会社で
特に同族色が強い会社は開示には
大きな抵抗がある。
抵抗というよりかは勇気が必要
と言う方が適切なのかもしれない。
開示には継続性がないといけない。
いい結果が出た時だけ開示をして、
今年は業績が悪いから非開示と
いうわけにはいかない。
だから多くの中小企業は開示に
消極的と思われる。
とある会社では特定の大口取引先へ
決算書を開示していた。
ある期に業績が良くて経常利益が
出たので政策的に特別損失を
計上した。しかし特別損失が
経常利益を上回った為、最終赤字
になってしまった。前述の大口
取引先は最終赤字だけをみて
保証金を求めてきたという
つれない話も聞いた事がある。
繰り返すが開示は勇気が必要
なのである。