謎が解けた後の謎

大型連休の影響もあって

決算業務がスケジュールより

も遅れている。上場企業は

次々と決算発表を始めており

歯ぎしりする思いだ。

ギリギリ(-｡-;


部下の社内会計士と決算を

整理していく中で貸倒引当金

設定の議論になった。

税務会計による貸倒引当金

は法廷繰入率によるものだが、

当社は金商法の計算を行って

いる。金商法は貸倒実績率から

算出する。今回の決算では幸い

にも？計算対象期間に貸倒がな

かったので金商法で計算すると

引当金額がゼロになる。二人して

しばらく唸っていたが、部下が

会計六法を広げて調べ出した。



「分かりました！」と意外と

静かな声。

部下の指す六法のページには

ゼロには出来ない旨が記され

ていた。100パーセント回収

が出来る債権ではない限り、

引当金を設定する必要がある

訳だ。ただし、ゼロに出来ない

場合にいくら設定すれば良い

のかまでは記載されていない。

謎が解決してさらに新たな謎

を発見したみたいだ。

これに関しては監査法人に

相談することにした。

経理事務の新卒を見て その２

決算業務の精度を上げる

には月次決算の精度が重要

である。月次決算では業績

にスポットが当たる為に

損益計算書の数字に異常が

ないかどうかと注力する傾向

にあるが、経理は貸借対照表

の残高管理を最も重視すべき

だ。各勘定科目の残高管理が

月次レベルでしっかり整理

していないと決算で泣くこと

になる。決算予想の数字と

もし確定決算の数字に大きな

乖離がでれば管理部門の信用は

大きく失墜するであろう。

尤も経営会計において政策的に

積んだ引当金を取り崩した

場合はまた話が異なるが…。

経理事務の新卒を見て…

経理業務というのは簡単な

ようで奥深い。

経理初心者は現金主義と

発生主義の区分けが分からない。

「そんな事は簿記三級を取得

した時に理解しています。」

という声が聞こえてきそう。

しかし実務は学問とは異なる。

証憑類を見た時に状況判断と

適切な会計処理するにはある

程度の経験が必要であろう。

例えばある規模が大きい会社

では売掛3年買掛3年経費精算

3年と基本にみっちりと時間を

かけて育成していくところも

まだまだあるはず。ようやく

10年目に決算業務に携わると

いった道のりだ。若い人は

早く一人前になりたいと

はやる気持ちは分かるがこの

基本を怠ると表面上でしか

経理事務を行っているに

過ぎない。


つづく

連休明けの朝

今朝はずいぶん冷える。

連休の緩んだ気持ちをぐっと

引き締めるかのように。

10連休とはいかなかったが

まとまった休みをいただき、

会社には大変感謝している。

クリオロのケーキも食べる

ことも出来た🍰





これから決算業務が佳境を

迎える。来週から出張が多い

ので今週の進捗が重要になる。

初夏に向けての対策 その2

夏になると朝のシャワーは

欠かせなくなる。背中と肩は

念入りに。

香水はそれぞれ好みがある

が私は夏には「生活の木」の香り

を好む。清々しい香りだが、持

続面では少々残念。

スメルハラスメントという言葉

が使われる時代。引き続き対策

ツールを探求してみよう。