かなり前の話になりますが
映画館で「ツナグ」を観てきました。
公式サイトは
こちら
親分さまも出演している映画です。
王子の調子が悪くなりだしてから、ereMちゃんにこの映画の話を聞いていて
(ereMちゃんもまめちゃんやお母様の具合が悪い時だった)
王子が亡くなってから、この映画のCMを見て
あ、あの時親分が撮影していた映画なんだ、と急に観たくなりました。
もう、有名なので設定自体はご存知の方が多いと思います。
ツナグとはたった一度だけ死んだ人に会わせてくれる案内人。
生きている人が望んで、すでに死んでしまった者がそれを受け入れたら
一晩だけ、夜が明けるまでの間、会う事が出来る。
その橋渡しをしてくれるのがツナグ。
この映画は3組のお話と1つのツナグ側のストーリーで出来ています。
ツナグは祖母のアイ子(樹木希林)で、その後継者の孫の歩美(松坂桃季)
この二人の関係も良かったです。
ご飯がおいしそうだったなー。
キッチン道具も食器もとてもこだわっている様に見えました。
ケメックスのコーヒードリッパーだったし!
(松坂君のお箸の持ち方は「ちょっとー」だったけどね)
死んだ人にどうしても会いたい、と強く願い
そして、運良くツナグと連絡が取れた時
一夜だけの再会が果たされる。
とても良かったのが、
死んでしまった人が、会う時には普通の状態で会えるという事。
話せるし、触れ合える。
触れ合えるんだ、良かった、と。。。
親分様のエピソードが最初で
母が末期のガンである事を告知せずにいた息子が、母が亡くなった後、
告知していたらもっと自分で自分らしい終末を母が選ぶ事が出来たかも
オレを恨んでいるかも、、と思っている。母に会って真意を知りたいと願う。
多分これはツナグ、というシステムを紹介するエピソードなんだけど
こっからJは号泣しまくりでした。
王子にも病気の事、治療の事で悩んだから、
Jもずっと聞きたいと思ってる。。
だからある意味、このエピソードには救われました。
Jにとってはこれが本当とか嘘とかは問題じゃなくて、、、
今生きている人間が救われるんだなって。
次の女子高生のエピはある意味サスペンスとも言える(爆)内容で
でも、これはまたこれで胸に突き刺さるというか。
かなり苦しくて辛くて切ない。
まあ、これでツナグ見習いの歩美がツナグの意味を考えるきっかけになるわけなのだけど。
もうひとつのエピはまあ、王道(?)かな。
そして、ツナグの役目を負うアイ子と歩美にも。。。
どう考えてもこれはファンタジーなんだけど
だからこそ救われるというお話でした。
見る人によって意見は分かれる映画だとは思うけど、
王子に会いたくて会いたくて会いたくて会いたくて
どうしようもないJにとっては涙が止まらない映画でした。
途中でなんにも邪魔されない映画館で観れた事も良かったと思います。
ちなみに
死者に会えるのは生きている生涯でたった1人、一度だけ。
死者にとっても生きてる人間に会えるのはたった1人、一度だけ。
たった一度だけのチャンスを誰に使うのか、というのも
この映画のテーマでもあるのかな。
王子に会いたい。
ツナグがワンコにも繋げられるのかは分からないけど
いろいろ聞きたいし、謝りたい事も伝えたい事もたくさんある。
会って、抱きしめて、謝って、大好きだってまた伝えたいな。