knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

最期の料理

2018-07-26 08:11:44 | 生活独り言
弱りに弱った父親の姿をみる事なく、父親は形がなくなった。
イギリスからもっと連絡を取るべきだった。
後悔は吹き出るばかり。





今年はもっと食べやすい手料理を父親に振る舞うつもりだった、、、
昨年、父親が食べた私の料理、、、

それはフェイスブックだかに上がってきたレシピで。
彩りが明るいものであった。
こってりしているわけでもなく。
材料も簡単に手に入る。
調理時間も短く。
ご飯のおかずにはちょうどいいのでは、、、と、、、



実際の作業にかかった時に、私のなんちゃって適当無理矢理力が発揮される。
それは、発揮してはいけないところでも発揮してしまう、、、
なぜならば、、、長時間、ネットで色々な便利情報を得ようとするも、それは全てうろ覚えなためである。


父親に作ったのは、、、


野菜を豚しゃぶしゃぶ肉で巻き、焼いた物。
想像するといい感じーーーー いつもこれで推し進める。
結果、、、色々な色のパプリカや、人参、エノキなどを薄い肉で巻き焼いてみた、、、、のだが、、、、


全ての筋力が落ちていた父親に、エノキを噛み切る力はなく、、、
下ごしらえしたわけでもないエノキを食べるのは私も苦労した。



病人、、、年寄りに作る料理ではなかった、、、
というか、、、あれは完全なる失敗作。
ネットでレシピを検索してみると、本当のレシピはかなり違ったもので、、、、



夕飯の食卓を、重い空気にしてしまったのは、全て私のなんちゃって力、、、、




いやあ、、、
今年は柔らかく美味しい物を作ってあげる気持ちでいっぱいだった。
あの失敗作が、父親への最期の料理となるだなんて、、、、あの時はこれっぽっちも思わなかった。