おたこはんさん、ちえみんぐさん、コメントありがとうございます。
まずは、私の基本スタンスを冒頭に述べておきます。
私は現在県教委が進めている高校再編には懐疑的です。子どもが減るから学校も減らすというのはもっともらしい理屈です。小中学校は義務教育だから小規模校でも残すけど、高校は違うから私立との共存共栄を図りながら、減らしていくというわけです。私は、義務制との違いは踏まえつつも、子どもを育てる公共機関としての責任と機能を考えれば、40人学級にこだわるのではなく、35人、30人学級としてより個人に対応した教育が充実するようにしていくべきだと思うし、地方の高等教育の機会を維持しないといけないと思います。
昨日、樋脇地区住民に意見を言う資格なしという強い主張をしましたが、それは上記のような思いから宮之城、樋脇・入来と高校再編のあり方を問う運動に関わってきましたが、あまりにも地元が無関心すぎることに対する率直な怒りです。
今回、再編協議会・検討委員会が「樋脇で」と一本化を図った懸命の努力と英断は否定しません。それを説明もなく、「入来で」と説明も不十分なままに結論を押しつけたことは非常に大きな問題だととらえています。なぜなら高校再編は樋脇・入来だけではなく、これからまだまだ全県的な問題として続いていくからです。このまま黙っていていいはずはありません。
そこで、昨日の指摘の一つについて説明いたします。
地元の中学校の先生方は過去営々と地元集中の努力を傾け、樋脇・入来商業が存続するようにしてきたが、その子たちを「地元外」へ出し続けてきたのは他ならぬ地元と書きました。
地元の高校と言うなら地元の子どもは地元の高校に行くべきです。普通科あり商業科ありで全てはないにしても、わざわざ同じ普通科で川内高校に行く必要があるのかと言えばありません。商業にしても川内商工にもありますが同様です。あえて言えば大学に行けるからなどということでしょうか。
樋脇高校生は大学には行けないか、否。川内高校ほど華々しくはないでしょうけど、ここ数年でも明治、法政大学に進学しています。明治、法政に学力的に全くとどかない川内高校生もいるわけです。
もう一つ言えば、旧樋脇町時代に町は高校に対して高校振興のための補助金を出していますし、競技場の整備を図るなどホッケーを町技として国体・インターハイの上位に常にあり続け、ママさんホッケーなどまさにホッケーによる町作りにこだわってきました。
これだけ町作りと高校振興が一体となった地域というのは全国的にも非常に珍しいですし、これを薩摩川内市がどう受け継いでいくのか、非常に強い興味を持っています。
ところが、05年4月に樋脇高校に地元・樋脇中から進学したのは12名と樋脇高校入学生全体64名の2割以下です。樋脇中からは13名が川内商工、10名が川内高校というように地元よりも川内へ流れる傾向はここ数年顕著になっています。
つまり、地元の高校にやっても鳴かず飛ばずになるという意識の裏返しなんでしょう。しかし、いわゆるイナカの高校なんてのはこういう学校が多く、大学に何人とかいう次元で地域は見ていないわけです。ここに県教委の掲げる「きれいな言葉の羅列」による高校づくりと相反する状況が発生するわけです。
ということで、連載①を終えますが、お分かりいただけたでしょうか。
ところで、緊急ですが、3/18に鹿児島市で「高校再編関係市町村長かごしま県連絡会」(会長:隈元新・大口市市長)主催で学習会が行われます。場所とか時間はまた分かりしだいお知らせいたします。
まずは、私の基本スタンスを冒頭に述べておきます。
私は現在県教委が進めている高校再編には懐疑的です。子どもが減るから学校も減らすというのはもっともらしい理屈です。小中学校は義務教育だから小規模校でも残すけど、高校は違うから私立との共存共栄を図りながら、減らしていくというわけです。私は、義務制との違いは踏まえつつも、子どもを育てる公共機関としての責任と機能を考えれば、40人学級にこだわるのではなく、35人、30人学級としてより個人に対応した教育が充実するようにしていくべきだと思うし、地方の高等教育の機会を維持しないといけないと思います。
昨日、樋脇地区住民に意見を言う資格なしという強い主張をしましたが、それは上記のような思いから宮之城、樋脇・入来と高校再編のあり方を問う運動に関わってきましたが、あまりにも地元が無関心すぎることに対する率直な怒りです。
今回、再編協議会・検討委員会が「樋脇で」と一本化を図った懸命の努力と英断は否定しません。それを説明もなく、「入来で」と説明も不十分なままに結論を押しつけたことは非常に大きな問題だととらえています。なぜなら高校再編は樋脇・入来だけではなく、これからまだまだ全県的な問題として続いていくからです。このまま黙っていていいはずはありません。
そこで、昨日の指摘の一つについて説明いたします。
地元の中学校の先生方は過去営々と地元集中の努力を傾け、樋脇・入来商業が存続するようにしてきたが、その子たちを「地元外」へ出し続けてきたのは他ならぬ地元と書きました。
地元の高校と言うなら地元の子どもは地元の高校に行くべきです。普通科あり商業科ありで全てはないにしても、わざわざ同じ普通科で川内高校に行く必要があるのかと言えばありません。商業にしても川内商工にもありますが同様です。あえて言えば大学に行けるからなどということでしょうか。
樋脇高校生は大学には行けないか、否。川内高校ほど華々しくはないでしょうけど、ここ数年でも明治、法政大学に進学しています。明治、法政に学力的に全くとどかない川内高校生もいるわけです。
もう一つ言えば、旧樋脇町時代に町は高校に対して高校振興のための補助金を出していますし、競技場の整備を図るなどホッケーを町技として国体・インターハイの上位に常にあり続け、ママさんホッケーなどまさにホッケーによる町作りにこだわってきました。
これだけ町作りと高校振興が一体となった地域というのは全国的にも非常に珍しいですし、これを薩摩川内市がどう受け継いでいくのか、非常に強い興味を持っています。
ところが、05年4月に樋脇高校に地元・樋脇中から進学したのは12名と樋脇高校入学生全体64名の2割以下です。樋脇中からは13名が川内商工、10名が川内高校というように地元よりも川内へ流れる傾向はここ数年顕著になっています。
つまり、地元の高校にやっても鳴かず飛ばずになるという意識の裏返しなんでしょう。しかし、いわゆるイナカの高校なんてのはこういう学校が多く、大学に何人とかいう次元で地域は見ていないわけです。ここに県教委の掲げる「きれいな言葉の羅列」による高校づくりと相反する状況が発生するわけです。
ということで、連載①を終えますが、お分かりいただけたでしょうか。
ところで、緊急ですが、3/18に鹿児島市で「高校再編関係市町村長かごしま県連絡会」(会長:隈元新・大口市市長)主催で学習会が行われます。場所とか時間はまた分かりしだいお知らせいたします。