ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

北朝鮮の核実験に思う

2006年10月11日 23時29分50秒 | Weblog
 全世界が北朝鮮に対する非難をしているようです。
 別に北朝鮮を持つわけではないのだけれど、こういう局面にきて、私は???が多いことから北朝鮮を責める気が全く起こりません。
 以前、ミサイル実験の際にそれ相当の批判をと主張をした私ですが、この1年間の北朝鮮の動きにみる過激さはかなり危ういものがあると思うのです。
 NPT加盟国であるロシア・中国も今度ばかりは北朝鮮に大義名分はないと判断せざるをえなかったんでしょう。経済制裁などにも同調姿勢を示しています。
 しかし、太平洋戦争前の日本がそうだったように、彼らには彼らなりの理由があっての「意地」を張っていたはずです。だからこそ中国・ロシアも慎重姿勢を示したんだと思います。
 それがここにきての360度包囲網となった場合、「窮鼠、猫をかむ」の例えではありませんが、北朝鮮政府が暴挙に打って出るという最悪のシナリオも考えておかないといけません。
 ただ、結果は見えています。かつての日本がそうだったように当初は勢いがあっても世界相手のケンカに勝てるはずはありません。いずれ破滅の道をたどることは必至です。
 そのために北朝鮮の人民を含めどれだけの人々が死傷するのでしょう。なんの罪もないとは、北朝鮮の人民に対して同様、日本など多くの国々の国民が巻き添えを受けるわけです。人類は9.11テロを忘れたわけではあるまい。
 だからこそ、もっと慎重に慎重に外交努力を積み重ねてほしい。金正日が殺されることがあったとしても、北朝鮮の一般の人民にその塁を及ぼしてはならないと思うのです。
 まとまらないんですが、単純な不安の吐露として受け止めてほしいのです。
 と、書いた時点で部屋に流れていたBGMは「もののけ姫」の「アシタカとサン」。「ともに生きる道はないのか」「人間は嫌いだ。でも、アシタカは好きだ」といったラストでのアシタカとサンのやりとりを思い出しました。北朝鮮にも同じことは言えないでしょうか。
 
 
コメント
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