ぶうちん村、風わたる。

風の吹くまま、気の向くままなんて、なかなかできませんが、楽しみを見つけながら過ごしたいものです。

国鉄・宮之城線の今 2011冬 ⑰椿越トンネル手前の謎の地点(その1)

2011年03月02日 22時15分08秒 | Weblog
 椿越トンネル手前の鉄橋とトンネルの中間の辺りに謎の構築物があるということは、昨年5月7日付けの「国鉄・宮之城線の今 №527」で紹介しました。

 今回、それが何なのかを確かめたいという思いもありました。

 結論、すぐそばを流れる小川の護岸ではないかと思います。
 この場所とぴったり合うのか分かりませんが、現在も護岸があります。
 
 
 トンネルの中を流れる水が川となって流れてくる途中の川の中にあった距離標はもうありませんでした。
 その後の増水で流されたのでしょうか

 この小川を石伝いに対岸に渡り、線路跡に行きました。

 目的地は、この先のやたら広い場所です。
 ↓↓↓ ここです。 

  

 トンネル側からアクセスしたので、写真は南側を向いています。

 写真の中央の盛り上がりがかつての線路跡です。
 山側(写真左側)にも同じくらいの幅で盛り上がっているのが分かります。約50mほどありました。
 そして、川の側(写真右側)も盛り上がっていることが分かると思います。

 それぞれにバラストらしき石が散乱しています。
 

 まず写真右側を調べてみました。
 すると、kuo-taさんが見つけた遺物に再会しました。

  

 おそらく電柱があったことがうかがえます。

 足元には枕木・境界標らしき残骸が多数散乱していました。

  


 何か特別なものがないか草を払ったりしながら、観察しているうちに、驚くべきものに出会いました。
 (次回に続く) 
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卒業おめでとう!!    ・・・だけどね。

2011年03月02日 00時40分56秒 | Weblog
 鹿児島県内は今日が一斉に高校の卒業式でした。

 私の二女(鉄橋の上でVサインしていた子)もめでたく卒業となりました。

 高校の卒業式は淡々と進むものですが、本当に淡々と進みました。

 残念だったのは、娘の通う高校は再編整備の対象校であり、もう2年生と3年生しかいないこと。1年生は新設校で「別高校」ってことで授業だそうです。
 
 そこで、先に文句を言いたい。
 新しい再編された高校は同じ敷地内。同校舎なのになぜ授業しているのか理解できないのです。

 ふつうは在校生が会場準備をするものですが、卒業生も準備にかり出されながら、再編による新設校の子らは授業。
 自分の棺桶は自分で準備しろっていうことならば、自分のゆりかごを準備したのは誰なのか。新高校生の入学式の準備は、「なくなる高校」の子どもたちでした。「違う高校」ということなら、入学式準備は新設校の先生方だけですればいいのに。
 また、部活動でもインターハイ予選が終わった途端に、顧問が指導に出てくる・新しい道具は届く・・・
 結局、再編の対象となった高校では、なくなる高校の子どもたちの教育条件は、新しい高校の子どもたちと同じ水準じゃないってことか・・・。

 それっておかしいじゃないですか。
 同じように学費払って、子どもの教育を委ねるっていうのに・・・。

 もちろん、私が矛先を突きつけたいのは学校の先生方ではなく、こういう方針を提示している県教育委員会です。
 
 

 ただ、子どもたちは純粋に卒業がうれしかったようです。
 教室に戻っての時間は楽しく、親としてもうれしく感じられたひと時でした。

 真っ先に、思いを語れとなったのは私の娘でした。

  

 30人の思いを交流しつつ、楽しいひと時は過ぎていきました。


 
 ただ、これだけは言いたい。
 
 再編の対象となった高校で、「なくなる高校」「新しくできる高校」あるけど、どちらにしても、同じ鹿児島の子どもってことです。
 高校がなくなる・できるということは子どもの責任ではありません。行政の責任です。子どもたちに「しわよせ」のない方法をとっていただきたかった。同じ高校生として尊重してほしかった。
 もっと現金な事を言えば、同じシステムの下で税金を収め、学費を払っているわけです。形式にとらわれてほしくない。形式にとらわれて格差のある対応があるならば、学費についても格差を設けるべきです。


 「おめでとう」の思いと併行して、どうしても、そんな思いも払拭できませんでした。



 そんな中でも、担任の先生、ありがとう。
 副担任の先生方、ありがとう。

 そして、娘よ。


 卒業、おめでとう。
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