ユウガギク・2～果実

　蓮生寺公園で秋に小さな群生を見せていた「ユウガギク（柚香菊）」。今はすっかり枯れて、茎の先端に果実が出来ていた。ノコンギクやシロヨメナなどと違って、ユウガギクは綿毛の果実にはならず、長さ3ミリほどの痩果が集まった形になる。写真では集合果の下に落ちかかっている三角形の痩果がひとつ見える。ユウガギクはキク科ヨメナ属の多年草。

ユリノキ・3～翼果

　モクレン科ユリノキ属の「ユリノキ（百合の木）」。初夏にチューリップのような花を付け、花後はそのままの形で果実ができる。果実は翼果が集まった集合果で風によって少しずつ飛ばされていく。写真は樹の下に落ちた翼果で長さは4～5センチ。