バイカオウレン・2～開花

　早々と開花した拙庭の「バイカオウレン（梅花黄連）」。キンポウゲ科オウレン属の多年草で、花弁のように見えるのは5枚の萼片。内側に見える黄色い部分が花弁でここには蜜がある。拙庭ではこの花が一番早く春を告げてくれた。フクジュソウは地表に姿を見せたがまだ蕾は固く、セツブンソウは花茎が少しだけ見えるようになったばかり。
　バイカオウレンはウメの花に似ていることから名付けられているが、葉がウコギ（五加木）に似ていることから「ゴカヨウオウレン（五加葉黄連）」とも呼ばれる。以前、屋久島の登山道でこの仲間のオオゴカヨウオウレン（大五加葉黄連）を見てその可憐さに魅せられ、このバイカオウレンを庭に植えることになった。去年は根を張るのにエネルギーを使ったと思われ花は全く咲かなかったが、今年は12～13本の花茎が伸びている。

ハクバイ・1～寒中

　長池公園里山地区で咲き始めた「ハクバイ（白梅）」。バラ科アンズ属（←サクラ属）の落葉高木で、この樹では週末に2～3輪が開いていた。まだまだ寒中で寒さは厳しく、昨夜の雪が花の上にずいぶん積もってしまっただろうが、春は少しずつ近づいている。