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ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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    ご紹介いただき、たくさんの方に読んでいただいたら幸いです。  



TEACCHのセットアップトレーニング、5デイトレーニングが終了。

トレーナーとしての参加でしたが、意味ある体験をすることができ、
これまで学んだことをさらに深めることができた。

とくに様々なプロセスの意味を確認することができた。

大まかに言うと以下の視点。。。

●アセスメントのプロセス

今回はとくに、継続的なアセスメントの意味を確認できました。
アセスメントからはじめ、そして継続することが、
一貫した支援へとつながることをしりました。


●スモールステップの重要性

その基本となる概念がないと、様々なスキルを身につけることは難しい。

そのステップを無視すると、形上(かたちじょう)できているように振舞っても、
本当の意味でのスキルの習得になってなくて、
様々な場面、地域で般化をすることが難しい。


●研修プロセス

これまで、我が成人支援センターでは、かなり職員研修に力をいれてきた。

今回のトレーニングセンターで、様々な受講生の学びの場面を見ることができ、

学びのプロセスの重要性についてあらためて痛感した。


とくに研修プロセスの中で、

どのように成功し!

どのように失敗し!

気付き、学ぶか!!


さっそく、成人支援センターやコンサルテーション先での、
研修そのものの進め方について整理したいと思う。


★関連記事です>>>>

障害特性の理解から

アセスメント力

コーチング/スモールステップ思考


チームで支える意味



★TEACCHに関しての本をいくつか紹介します。

TEACCHとは何か―自閉症スペクトラム障害の人へのトータル・アプローチ

エンパワメント研究所

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本当のTEACCH―自分が自分であるために (学研のヒューマンケアブックス)
内山 登紀夫
学習研究社

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自閉症のトータルケア―TEACCHプログラムの最前線

ぶどう社

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● チーターはすごい!

昨日のBLOGの続きですが、一歩を踏み出す勇気って大切です。

でもなかなか難しいことです。

2歩でもさぁ~ん(3)歩でもないんですよ。
チーターしってます?水前寺清子さん?

なぜ一歩かは簡単、2歩や3歩だと実行機能の問題が生じるんです。
他の2つが気になって、大事な一歩が踏めないことが起こる。

成人支援センターの実践も、
一歩一歩、自分達ができる範囲でやってきただけなんです。
そんな飛躍的な目立つことではなく、
とにかくできることを、変えてはいけない基本を変えずに。
今、その地道な活動をやってきたことが、
本当にパワーになっていると思います。地道が一番強い。


● 自分のペースで行っていくのが大切・・・でも


自分のペースで進めるのは大事。

でも、「自分のペース=あきらめ」とか「自分のペース=なんとなく」とか
「自分のペース=楽して」と捕らえる若いスタッフが多い。

それは、間違い。

自分のペースは、自分やチームの強みと短所、周囲の長所とニーズをしっかりと把握しながら、できる部分をやっていくこと。

自分のペースでいいんだを、言い訳にしても一歩は踏めないし。

自分や周囲のペースをつかめないと、飽和状態を生む。


私の把握はこれ、

・まず自分の役割を明確に自覚する。(思い込みではなく、周囲も認めるもの)

・周囲の役割とニーズを明確に自覚する。

・やれることをリストに書いてみる。

・自分がやらなくても良いことを、状況を見ながら周囲に引き継ぐ。

・リストを整理し、優先順位をつける。

そして、自分のペースでやるというのは、自分勝手にやるではなく、
周囲と協調してやるということ。

自分一人で悩むことでもなくて、時には周囲のアドバイスを活用する。

(実は、上のリストは、GTDの考え方に近い)


● 自信をもった行動を支える

私の今一番しなくてはいけない仕事は、利用者や成人スタッフやコンサルテーション先のスタッフが、自信をもって活動できるに黒子になって貢献していくことではないかと思います。

そのためにも、適切な導き、適切なアドバイス、適切なフィードバックが必要です。が、、まだまだ勉強がたりません。

とくに成人スタッフやコンサル先のスタッフが、自分のやっている仕事に意味をもたなくなるような、自分がやっている仕事に自信をもてなくなるような、そんな仕事はしてはいけないのでは????。



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● 貢献できる人間に・・・

単純なことではない。この仕事をする上で永遠のテーマです。
私の座右の銘の「如己愛人」も、貢献に近いかもしれません。

してやっている。GIVEはあまりにも、押しつけっぽい。
あえて、人に貢献できる人間をめざしていきたいです。


先日、少しは貢献できたかな?ということが。

佐賀にあります。金立養護学校で講演をさせていただいたのですが。
テーマは、自閉症の支援だったのですが、
他の障害の方にも通じるエッセンスを校長先生がキャッチされていて、
先生のブログに書かれています。(恐縮しますが。)
http://www.kinryu-ed.jp/?page=244

(※尚、文中の減給については大げさに私が言ったものです。実際そんな規定があるわけではありませんが。6つの考え方を、知らない職員はいないということです。)

すごく素敵な校長先生で、すごく柔軟にキャッチしていただいて、ありがたいです。目的はなんなのか、そのために必要なことは何か。大事なことです。

これからも、自分が貢献できる場面を探していければと思います。


● 一歩ふみだすために・・・

つい数週間前、少し迷いがあったんです。
しかし、先日の広島のコンサルテーションと、
今回の講演で、少し一歩踏み出せそうな気がしています。


誰かうらやましく思ったり、
誰かのようになりたくなったり、

でも、やっぱり自分は自分。。。

「自分もできるけど、人もできること。」

「自分は苦手だけど、人はできること。」

その部分に注目するがあまり一歩が踏めずにいたような。

今、一歩を踏み出すために、

もう1度、自分が一番、周囲に貢献できる部分注目していきたい。



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昨日は就労移行の1つの部署である障害についての小さな勉強会をした。
発達障害ではない障害を持たれる方が利用開始される前の準備として。

我が成人支援チームは、障害特性を重要視している。
当たり前のことですが、様々なコンサルテーションに行くと、
おろそかにされている学校、事業所があるような気がする。
(障害理解よりも個の情報でいいそうです。)

しかし、障害特性を重要しするのはいくつかの意味がある。

1.違いを認め尊重する

 障害特性からはいることは、その障害差別をするのではなく、その障害からくる違いを認め、尊重する意味がある。とくに一生涯続く障害に関しては、治療ではなく、その障害の困難さ、強みを把握し、生活づくりをする必要がある。

● 困難さをつかむ:障害特性から影響をうける様々な困難さを見る、もしくは想定できる。支援計画に活用します。

● 強みを活用する:障害特性から影響を受ける強みを把握し(想定し)活用できる。ジョブマッチングや生活マッチングの重要な参考になる。

2.共通した(一貫した)視点でチームで仕事ができる。

 障害特性からの影響を、支援チーム(親さん、日中活動支援者、居住支援者、余暇支援者、教育者)の中で共通にもって、一貫した支援ができる。

 ●障害理解の一貫性

 ●支援の一貫性

 ●観察視点の一貫性(↓アセスメントポイントが絞れる)

3.アセスメント ポイントが絞れる

 障害特性を把握できないと、なかなかアセスメントのポイントが広範囲で、本来のつかまなくてはいけいない困難さや強みが把握できないという問題が起こります。

 障害特性を把握することで、かなり絞り込んだ視点でアセスメントを見ることができる。もちろん、障害特性だけでアセスメントするわけではないが、我が成人支援チームでも「特性シート」というアセスメント ポイントを整理するシートがある。

 マニアックな現場ではなく、福祉や教育の現場では、絞り込んだ視点でアセスメントすることは重要になり、早い段階でチーム間の一貫した個人理解を深めることにもつながる。


4.重複障害の把握と特性の理解

 我が成人支援チームの中でも、知的障害と自閉症の理解を混同して理解してしまう新人スタッフがいる。しかし、重複の場合、それぞれの障害の影響を整理した上で支援計画をたてることは重要。


その他、いろいろな視点がありますが、
まず、職員間でしっかりと障害理解を進めることが大切。
そこからはじめないと。
支援計画も、自己認知の支援も、ジョブマッチングもうまくいかない。

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