ぼ~ざん工房
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行動支援は川下り
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
/
2009-12-30 08:40:32
●行動支援は川下り
色々なプロセスにはイメージがあります。
積み上げていって少しずつステップを踏んでいくイメージ。
例えば自閉症の教育はそのイメージが必要です。
まるで、山登りのような、丁寧に道を選んでゆっくり小さいステップで登っていくイメージです。
行動支援
はどうですか?
たぶん現場は
川下りのイメージ
に近いんと私は思うんです。
何が起こるかはわからない状態で流れていくイメージです。
支援者は、流れにまかせるだけで良いのでしょうか?
それでは、どんな危険な世界に流れていくかわかりません。
リスクが大きくなります。
行動支援の基本は想定内にすることです!
それは、何か起こったときに対応するのではなく。
事前に情報を収集をして、計画を立てて、起こることを想定して、
起こった時に適切に判断し対応することです。
川が分かれてたり、流れの変化があったりするときに、どの方向に行くかの舵とりしていくのに似ています。
川下りに入る前に事前の調査、準備をしておく!
事前の調査や準備があることで、
分岐点、川の流れが変わった時に
適切な判断、対応をしていくイメージです。
>>>行動支援に関しての記事はこちらから
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keyword: 自閉症,発達障害,行動支援,行動援護,想定内支援
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twitter やってます!
仕事・行動流儀(+TOOLS)
/
2009-12-29 17:22:14
結論だけ、もしも私とコラボレーションしたいなぁ~と思われたら、twitterをはじめて、是非フォローしてください。(フォローすると、私のつぶやきが自動的に入ってくる)
http://twitter.com/bouzan70
twitterをはじめる時はこちら
まずtwitterを始めたい方はこちらの本をおすすめします。
つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?
勝間 和代,広瀬 香美ディスカヴァー・トゥエンティワン
このアイテムの詳細を見る
twitter
はじめて、だいぶん立ちます。正直、まだなんとなくしかわかりません。ただ、すごく可能性も感じています。
私の考え方なんですが、人は様々なインプットしたい情報とアウトプットした情報を持ちます。あと、蓄積したい情報もあります。もう1つ、人の思考は、時系列に連なっています。1本化していると言って良いですかね。そこで
twitter
です。個人の思考・・・つぶやきが140字内で集約されて時系列で流れるって感じです。しかも色々なインプット、アウトプットのサービスと連動される。
すごいのは、複雑なコミュニケーションが、この一本化の流れに入りこんでいくのです。流れ込むけど、時間の中の莫大な情報量の中で、スルーし易い環境でもあるんです。んんん。可能性を伝えたいけど、余計わかりにくくなりました?
自分の情報ツールを色々もって、ツイッターにも流しとく。そうすると、気になった人が「○○さんの□□情報です」って紹介してくれたりする。ビックらこきます。ありがたいというか。そんでももって自然なネットワークが広がっていくみたいな感じです。(私は、まだ少ないんです。)
もしも私とコラボレーションしたいなぁ~と思われたら、twitterをはじめて、是非フォローしてください。(フォローすると、私のつぶやきが自動的に入ってくる)
http://twitter.com/bouzan70
試したいことをかきとめています。
□ 発達障害や自閉症関係の皆さんとオープンな会議
□ 手帳術に関するオープンな会議
□ トレーニングセミナー、ワークショップのリアルタイム記録
□ トレーニングセミナー、ワークショップのフォロアップ
※ twitterの中で、日本語の自閉症関係を見たい時は、 #autismjp を検索してみてください。
twitterについて深めたい方は、以下の本を読んでみてください。
つながる力 ツイッターは「つながり」の何を変えるのか?
勝間 和代,広瀬 香美ディスカヴァー・トゥエンティワン
このアイテムの詳細を見る
かなり良い本ですよ。勝間和代さんと広瀬 香美さんの共著です。色々、twitterの本があるのですが、「楽しめる」っという視点がすごく出ています。twitterの可能性に関しても、楽しい仲間のつながりであることが、イメージしやすいんです。その中に勝間さんの、初級・中級のtwitterのポイントが解説つきで、整理されてます。
twitterはじめてください!
是非フォローしてください! http://twitter.com/bouzan70
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行動支援(番外編)/行動援護京都研修アンケートに応える
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-29 06:48:40
行動援護従業者養成研修中央セミナー 京都府研修
のアンケートを拝見いたしました。どうにか役割を果たしたみたいでホッとしています。あの時は、ハイテンションで自分でも何話しているか・・・。この記事では、少し講義の補足として書きとめます。参考にしていただければ幸いです。
● 氷山モデルの事例に関して
氷山モデル
に関しては、もう少しわかりやすい事例をだした方が良かったかもしれません。今回出した事例では氷山の水面下の要因として3つの視点で提示しました。
自閉症の特性の要因としては
:見通しがもてない、とくに終りを自然に理解することができない。
環境の要因としては
:目の前に関心の強い○○があったこと。
本人の誤学習としては
:終りがわからない時に○○を破壊するという習慣になっている。
ということです。
上記の要因を考慮して:終りを明確に提示したこと。終わったら○○をフィニッシュボックスに入れる設定にしたことが対応となりました。
介入が見た目に○○に直接的に働きかけているので、氷山モデルの上への介入にみえたようですが、要因に働きかけた事例です。
氷山の上の部分の介入は、本人の好きな活動を奪うとか。本人が破壊しようとした時に力づくで阻止しようとするとかでしょうか。
+行動支援の基本的な考え方に関してはこちら>>>行動支援の基本的視点
● 理解を支援することの重要性
本人が様々な行動ができない状態になる要因は様々だと思います。
*興味がないというのもあるかもしれません。
(対策としては興味を設定する。)
*その行動や注目しなくてはいけない部分に注目が向いていない。気づいていないということもあります。
(対応としては注目できる状況を設定する)
*注目も意識も向かっているけど、情報の意味がつかめないのかもしれません。
(対応としては本人にわかるタイプの情報を提示する)
*注目でき意味を理解できるけど、情報量が多すぎて情報をつかむことができないかもしれません。
(対策としては1回の情報量を少なくしたり、上から見るなどのシステムを活用する)
*情報をキャッチしていても情報を整理が困難なのかもしれません。
(対策としては情報に優先順位をつけ、整理して提示する)
*注目もしてる、意味もわかる、しかし時間がかかっているだけかもしれません。
(対策としては、リズム、理解のスピードを保障する)
等など・・・
本人たちが遂行理解できない理由は様々です。
+理解に関する記事はこちら>>>受容コミュニケーション/CONTENTS
● 質的な障がいであることを意識する
自閉症方の様々な困難さは、
できない
、
わからない
、
注目しない
。。という特性ではありません。情報処理、注目の仕方が定型発達の方と違う。質的な障害です。
優先順位の
視点が違う
、
注目の仕方
、
注意の幅
が違いです。
私たちの世界が定型発達の脳に合わせてできていますし、それが一般的になっているので、様々な困難さをもったり、不安や、見通しがもてなくなったりする場合があるのです。
+より内容を深めるための記事はこちら >>>情報の3つの工夫~
● 支援者は前向きに取り組みましょう!
是非、講義などでわからない部分に対して悲観されないでください。
理解できないのは罪ではありません。
行動援護をやる以上理解しようとしないのはダメです。
行動援護で使われている特性・解説シート(※)は、セミナーの3日間で暗記するものではありません。理解しようと利用者にあてはめて考えていただきたいものです。
また特性・解説シート(※)は、すべての特性が入っているわけではありません。さらに様々な研修や情報に興味を持っていただければ幸いです。(すでに個人で使っている新版には、関係性の理解という新たな項目があります。いつかフォローします。)
私は、行動援護の仕事をされている方が、もっとストレスをためずに、自信をもって、しかも一貫した、どんな地域でも同じ支援ができるようにと、これまで行動援護の中央のチームに入り努力してきました。
スタートは、まず理解すること、そして実際の現場で活用してみてください!
※特性・解説シート:自閉症の特性と支援について私が表に整理したものです。行動援護のテキストに入っているシートです。私の講演やセミナーではお配りしていますが、現在は一般に手に入るのは行動援護のテキストだけです。来年、解説・事例つきで皆さんになんらかの形で提供できると思います(?)。
*
行動支援についての全記事
*
行動援護のCONTENTS
*
受容コミュニケーション/CONTENTS
多くのみなさんに見ていただきたくランキングンに参加しています。
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keyword: 自閉症,発達障害,行動支援,行動援護,氷山モデル
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成長はやはり嬉しい(佐賀2デイセミナー報告)
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-28 07:45:28
TEACCH研究会佐賀支部のトレーニングセミナーが終わりました。本当に充実した研修でした。そして色々な意味を感じる研修になりました。私にとっても、受講生にとっても、仲間や同僚にとっても。節目、そう節目の意味あるトレーニングセミナーでした。
● 再会とスタート
今回の自閉症の障害を持たれる協力者のFさん、実は数年前にも担当をさせていただいた方です、当時、本当に必要な部分に注目ができずに、興味関心への注目が強い方でした。そして、今回、本当に彼は成長していました。
意味あるルーティン(習慣)をたくさん見につけていました。例えば視覚的指示を手掛かりに指定されたものを集めることができたり、指定された場所に物を配置したり。
本当に嬉しい再会で、私にとっては、以前からの実践を通して、以下の内容を教えてくれた重要な事例となりました。どんな参考書よりも、どんな講師の先生よりも、彼は良い先生です。本当に重要なプロセスを教えてくれた彼に感謝をし、親御さんにも感謝をしています。
□ 視覚指示つきのルーティンは、注目を助ける
:彼の活用しているタスクをはじめるシステムは、一瞬とても複雑に見えます。しかし、彼にはルーティンで学ぶという強みがあり、この複雑なシステムを彼はほぼ自立的に活用していました。
□ 興味関心は注目を助ける
:今回は複雑なルーティンを支えるものとして、本人の興味関心の漫画のキャラクターのマッチングを活用しました。これは、パワフルで注目を本当にたすけてくれました。
□ ルーティンを活用することは般化を助ける
:これは、受講生の皆さんの気づきでも多くあったのですが、彼が普段使っているものを活用することが般化を助けることがわかります。例えば、本人の得意な絵の手順書を活用する。タスクの中で使って身につけている汚れをきれいに(無くす)ルーティンなどです。
簡単に流れを説明します。
① ワークシステムのカードをとってBOXに貼ります(ベルクロ)
② BOXの中に、カードと同じマークのテンプレートを入れる
③ カードと同じマークの場所(棚)に置いてある材料を全部とる
(棚にまとまって材料が置いてある。視覚的整理統合)
④ 自立エリアに行ってテンプレートを広げ、材料を並べ、作業を開始する
⑤ 終わったらBOXに材料、完成品を戻して、指定された場所にBOXを置く
⑥ ワークシステムに戻って次をチェックする
このシステムでは、BOXは回収のためにあります。日本のTEACCHの実践では、材料がBOXの中に入っているかあ、全部が一体型になっている形が先行しているように感じます。その形は1つの方法にすぎません。今回は、棚にまとまっておいてある材料を回収するのを助けるためのBOXになっています。
● 誠実さは成長を支える
Fさんの成長にも感動しましたが、我がワークショップ武雄のスタッフたちの成長はすごいと感じた2日間でした。今回は、この2日間で3名のスタッフ、その前のセットアップの時は3名+2名のスタッフで参加させていただきました。
それぞれのスタッフが本当に成長していることがわかりました。一人ひとりが本当に誠実な人たちです。学ぶ姿勢、そして忠実に重要な6つの視点(自閉症の理解、個別化、アセスメントからはじめる、実証された方法を活用する、自立が目的、協働)を実践していました。
「また6つの考え方?」「マンネリ?」と言われていることがあります。本当に私やワークショップ武雄のスタッフ、そしてこれまで私に関わったスタッフの多くが、ここにこだわってきました。
しかし、こだわって継続してきたことが、それぞれの良い実践になっいるし、彼らの成長を見るとわかります。
今回参加して3名には、1つの試練をあたえました。私の講義を枠をカットして、本人たちにポスターセッションをしてもらいました。1つ1つが興味深い実践でありました。どの実践も6つの視点の軸からズレがないのです。緊張していましたが、本当にイキイキと発表できました。
ポスターセッションですので、受講生からに詳細を説明したり、質問に答えたりと様々なディスカッションがあり、協働と自分の実践を振り返るいい機会になってと思います。
受講生の方も、本当に誠実で、学ぶ姿勢がよく、本当にこちらのテンションがあがりました。質問も多かったし。たくさんの意味あるディスカッションができました。
写真は、課題を課題分析してアセスメントをまとめる時に使ったもです。現場で行う実際のアセスメントも私が伝えたかった部分です。
とにかく、学ぶのに一番大切なのは誠実さだと思いました。
今後も私自身誠実に実践したいと思います。
佐賀支部の2デイトレーニングセミナーに関しては、来年もまたトレーナーをさせてもらうことになりました。(実は、そろそろ引退をと思っていたのですが)活用していただけるのはありがたいですし、一緒にトレーナーをさせていただいた服巻繁先生からも大きな学びをする機会ですので、また来年も良い出会い、学びができればと思います。
さて、受講生の皆さんいかがでしたか?感想をいただければ幸いです。
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keyword: 自閉症,発達障害,TEACCH,構造化,ルーティン
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続けることが最強な理由
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
/
2009-12-26 06:40:28
自閉症支援では、続けることは最強です。
ワクワクと続ける力!
なぜ、続けることが最強なのか整理します。
●アイデア主義は無用な変化を生む
アイデア主義で、日々流行にながされて、
ころころと支援の方向性が変わるのは、
変化を好まない自閉症の方にとって混乱を生みます。
もちろん支援は調整していくもので変化を伴います。
しかしある一定の自閉症の特性に考慮した方向性、一貫性をもつことが重要です。
●ルーティンが変わる
支援が思いつきや流行の中でころころと変わると、ルーティン(習慣)が変わります。ルーティンが変わることも自閉症の方にとって困難な状況になります。
(支援のシステムを一貫化し、ルーティンを活用することです。
詳しくはこちら
。)
一貫性のある継続的支援は習慣化、ルーティンの活用につながります。
●何を継続するのか
TEACCHの先生方から教わり、私が変えづにやってきたのは以下の部分です。
自閉症の特性に基づく
:ここがまず変えてはいけない部分です。特性の資料と、その特性にあわせた支援計画はありますか?
個別化すること
:アセスメントに基づく個別化した支援。生活内容(生活シナリオ、生活マップ)
アセスメントのプロセス
:アセスメントからスタートし、継続的にアセスメントに基づく支援。まずアセスメント、そして継続、できていますか?そのためのフレームワークがありますか?
構造化された支援
:構造化はかなり基本の支援です。バリアフリー、ユニバーサルデザインです。
その他の実証されたものを活用
:思いつき支援の禁止。科学的に根拠のある、自閉症の特性に基づく支援だけを活用します。
自立の目的を明確に支援
:支援技法が目的ではありません。目的は、一人ひとりの質の高い生活の自立にあります。もちろん支援つきの自立。
親やチーム間の協働で進める
:親さんも、周囲の同僚も、また関係機関も、私の知らないことを知っています。私も支援チームにとって有効な方法をもっています。共通理解の中、チームで取り組みます。
発達に考慮した支援
:人には発達の方向性があります、それをよく把握した上で、形だけで学ぶのではなく、スモールステップでの学びを支援します。それぞれの年代でその教育内容、応用できる範囲も違います。
トップダウンの視点にたった支援
:将来像を考慮しない支援計画は絵に描いた餅です。目先の問題解決ではなく、5年後、10年後、一生涯をイメージした支援計画が重要です。将来像をイメージした支援計画、資料がありますか?
その他にもあると思いますが。まずこれを基本に丁寧に継続してみてください。きっと・・・・・!
●継続の証があるか?
どんなに自分では継続してるつもりでも、それは自己満足です。
やはり変えなかった実践の記録がしっかりと残っていることが重要です。
また、継続している評価は、自分の中の自信と周囲の評価です。
見せかけの継続ではなく、地道な継続が重要です。
●継続した支援のチェックリスト
継続支援で、自分が大事にしてきたことをチェックリストにしてみました
□ 一貫継続支援のたのフレームワークがある
□ フレームワークのフォーム、シートがある
□ 新しい情報が入った後に長い時間ディスカッションが増える
□ 上司やスーパーバイザーの発言が一貫している
□ 一貫した支援に関してほぼ全スタッフが把握している
□ 支援の根拠について上司やスパーバイザー、現場スタッフから常に説明がある
□ 保護者に支援の根拠と支援のプロセスの説明があっている
□ 支援者や上司の思いつきでは支援の企画書は通らない
□ アセスメント、モニタリングの実施が明確
□ 常時、1日、1週間、1ヵ月、1年、5年先、10年の支援プロセスのイメージがある
さて合言葉は!
勇気をだして上司に支援者に聞いてみましょう!
「なぜこの支援が必要ですか?」
「今後、どのような支援のプロセスをイメージされてますか?」
一般企業で「なぜこの企画にしたのか」「どんな見通しがあるのか」に答えられない企画、製品なんてないです。しかも商品ではなく、目に見えにくいサービスであるならば、やはり明確な提示が必要です。
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ワクワクと続ける力!
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
/
2009-12-25 21:42:52
まじめに自閉症支援をやっているみなさぁ~ん。
自閉症の理解を中核に支援しているみなさぁ~ん。
個別化した支援をしているみなさぁ~ん。
アセスメントから丁寧にはじめているみなさぁ~ん。
科学的に実証された根拠ある支援をしているみなさぁ~ん。
自立という目的を明確にした支援をしているみなさぁ~ん。
協働で支援をしているみなさぁ~ん。
(この視点は、師であるジャック ウォール先生から教わった視点です。)
ただ、まじめに、基本に忠実に自閉症支援をしましょう!
ただ、ひたすら続けましょう!
私がそうだったように、
きっと答えがみえてきます
きっと周囲がみえてきます
きっと支援がみえてきます
そして、
良い仲間が集まってきます
人が集まるには集まる雰囲気と意味があります!
まじめに自閉症支援をやっているみなさぁ~ん。
自信と勇気を持ちましょう!ただまじめに続けましょう!
続けることは最強です!
ワクワク楽しく、まじめに継続しましょう!
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追伸:本当にびっくりするぐらいに、充実しています。
そして、また新たな先輩とつながりができました。
なんでだろうと考えて上の記事を考えました。
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何をアセスメントするか?まとめ編
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
/
2009-12-25 06:49:27
自閉症支援においてのアセスメントに関して私の考え方をまとめますね。
● カンにたよるなフレームワークで!
本当のTEACCHのアプローチは、カンや形の真似ではだめです。
フレームワーク、思考を助ける枠組みをもったアセスメントに基づくことが大切です。
カリスマ、スーパーバイザーがいて答えを言って支援する時代なんてとっくの昔に終わっています。どのくらいの
スーパーバイザーは、自分がいなくても現場がアセスメントし、実施できる方向を意識しないと意味がありません。
自立の重要なフレームワークでいうと以下です。
*自閉症の特性
*認知の特性
*理解の特性:
アセスメント
アセスメント(2)
*P(合格)、E(芽生え)、F(ニーズ)でみる
*課題分析
*システマティックインストラクション
(継続的自立のアセスメント)
*
氷山モデル
etc
(詳しくはLOG『何をアセスメントするか?』)
<BOUZANメモ>
この部分を来年度、どんな地域でも研修し、実践できるような、プランを今働きかけています。4月以降です。頑張ってます。
●フォーマル・インフォーマルどっちも大事
フォーマルアセスメントでは、
・文脈にあまり左右されない本人の特性を見ることができます。
・標準化されていて、同じ視点でみることができます。
インフォーマルアセスメントでは、
・現場での、現場の支援のためのアセスメント
・具体的です
・フレームワークがあれば、すぐできます。
ということで、どっちも大事です。
<BOUZANメモ>
移行支援のあめのAAPEPの改訂版
TTAP
が近日でる予定です。
すごく良いフォーマルな検査です。しかも、インフォーマルなアセスメントを支える視点も満載です。
きっと具体的な成人期の移行、就労移行を支えるもツールとなると思います。
●アセスメントをするルーティンをつくる
意識してアセスメントの場面をつくることが大切です。
意識しないと、きっとダラダラと日常が流れていきます。
そこで習慣化するためのポイント
*新しい活動をはじめた時の流れを決まる
1.個別支援計画で新しい活動つかむ
2.ある程度の
構造化
、支援を使うが、まずはアセスメントを実施する
3.アセスメントによる計画書・企画書を立てる
4.
構造化
等の支援の準備
5.実施する
6.うまくいかない部分を再構造化
*1対1での活動場面を設定する
1つの方法としては、アセスメントをコーチから教えてもらう場所で実施します。
また、場所は特定ではなくても、コーチから教えてもらう時間をスケジュールで設定することが必要です。
TEACCHの先生方から教えてもらったことですが。
「アセスメントの場面」
「教える場面」
「自立する場面」
は、物理的構造化やスケジュールのアイデアを活用して、別に設定します。
●継続的なアセスメント
(詳しくはLOG『アセスメントは継続的に!』)
アセスメントはいつするのでしょうか。
それは、常に継続的にやるものです。
スタートするためのアセスメント
継続的なアセスメント
モニタリング
の意味、役割を整理しておく必要があります。
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【関係記事】
● P(Plan)の前にA(Aassessment)
● 計画中心から目的中心へ
● 想定内の支援モデル
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何をアセスメントするか?
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-24 06:46:05
質問をいただきました
「水野さんがスーパーバイズされている部署では、どのようなアセスメントが使われていますか?」
ということです。
アセスメント フレームワークをいくつか紹介します。
○自閉症の特性は
情報のキャッチの問題 → 言語・視覚情報のキャッチ・感覚の問題
情報の発信の問題 → コミュニケーションの問題
情報の処理の問題 → 例えば情報の選択
☆ 受信・発信・社会相互交渉のコミュニケーションの特性
→何で理解し、何で意味をついてえるか、情報処理の特性は?
☆ 社会性の特性
☆ アテンションの特性(注目とその移動の特性)
☆ 全体よりも細部に注目してしまう特性
☆ 整理して考えることの特性
☆ 関係理解の困難さ
☆ 般化の特性(般化できなかったり、般化しずぎることも)
☆ 刺激に影響を受けやすいか?感覚の特異性?
☆ ワーキングメモリーの維持が困難
☆ 長期記憶の特性
その他
○認知・発達の特性
◎ 認知の特性
◎ 発達のレベル
◎ 社会性のレベル
◎ 本人の学習様式(どのように学ぶか、どんな方法が効果的か)
その他
☆その他の情報
・ 興味・関心・強み・芽生え反応
・ どんな視覚的な情報が得意か、注目しやすいか?
・ さまざまな概念:数、時間(時計・タイマー)
・ 終了概念は何か?→材料がなくなったら、タイマー、時計、etc
・ ご褒美は何か(何でがんばれるか?)
・ ライフスタイル、家庭・仕事・学校
・ 余暇の過ごし方
・ 生活シナリオ(1日のスケジュール)とそれぞれの支援
・ 生活地図
・ 環境(生活・日中・職場・余暇の場所)
・ 家族のニーズ
・ 家族の理解、できれば学歴
その他
支援の領域ごとで考えると・・・
◎活動の自立に関しては
「合格。できているところ」
「芽生え。課題になっていることはなにか」
「ニーズはなにか」(自立を阻害しているものはなにか)
自立の度合い(介入の度合い)を確認していく
→システマティックインストラクション
◎行動支援に関しては
・氷山モデルによる
環境のアセスメント
本人の特性
本人の気づき の要因
・ABC分析
その他
◎コミュニケーションの指導
好んでつかっている
・機能
・文脈
・形態
でている表出の言語の意味
○地域環境、資源、ニーズ
○同僚の強み、ニーズ
※いくつかの項目はだぶってます。
正直、まだまだあると思いますし、その中でフレームワークがあります。
しかし、多くはないです。必要な情報です。
また、感にたよったり、根拠のないスーパーバイズに基づくプランニングも危険です。地道が一番です。
発達障害や、自閉症に特化した施設で、以上の情報がないのは、かなり厳しいです。
構造化をやっているから良い施設ではありません。良い相談事業所ではありません。アセスメントとプランニングに専門性があります。
皆さん、エジソンになりましょう!
「なんでこの支援をしてますか?(みせてください)」
「どんな情報がありますか?(みせてください)」
特別支援学校の先生にも。
発達障害者に特化した相談事業所にも。
周囲に発達障害者に特化した施設といわれている施設にも。
確認してみてください。
情報が出てこなかったからと言って怒ってはいけません。
選ぶのは、利用者です。情報を収集してその時々で、最善の施設を選べばいいんです。(でも、学校は選べませんね。んんん。)
フレームワークに関しては、なんらかの方法で皆さんにご提示できるように準備しています。ブログではありません。たぶん冊子、ワークブックする方向です。
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良いチームの良い会議とは その2
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-23 06:46:34
定例の支援会議の一日の段取りを書きます。
1.会議は会議前にはじまっている
会議の日の朝までには、以下の資料が管理職の机に置いてある(チーフはすでに目を通している)(写真参照)
・個別支援計画(短期目標、年間キーワード)
・その日の生活シナリオ
・状態記録(毎日を時間ごとの変化を表すもので、チーフのO氏が考えたシートでかなり重要な役割)
・課題となっている支援のアセスメント及び計画、経過がわかる資料(補助シートといって、様々なフレームワークのフォームがあります。来年、全国に伝える計画を準備中です)
*上記のポイント、題材を書いた議事シート
それらをスーパーバーザー兼管理者の私が、全部確認して、気になることを整理します。そのメモをもって、現場を回ったり、スタッフに確認して、会議前にある程度の把握をすませておきます。
※会議ですべてを説明させる管理者はだめです。だから会議が遅くなります。また責任をもつ管理職がしっかりと現場に入る仕組みが重要です。
会議前にある程度の方向感は決まっていることが大切です。
2.支援会議では深め、共通認識する
必要な情報をすみからすみまでチェックしません。
会議ではある程度皆が把握しいるという前提でスタートします。
課題ごとに、アセスメント、計画、経過がわかる資料が机の上にあり、見てわかる形で支援の確認をしていきます。
計画を軸からぶれないで、深めて、共通認識することが大切です。
3.結論の出ない議題は無い
先送り禁止が基本です。
どんな困難ケースも、必ず次のステップや計画を立てます。
先送りにすることによって、迷宮入りするケースは絶対にあってはいけません。
困難ケースの方向性
・経過記録の方向性の決定する
・いつまでにどんな情報を収集するのか
・いつまでに方向性を決めるかを決める
(例:○月△日までに泣いている時間帯の記録をとって、□月☆日の支援会議で次の方向性を考える)
・他機関とのコラボレーションの必要性を検討する
4.軸からぶれてないか常に確認する
この部分は管理職、スーパーバイザーとしての私の仕事です。アイデアや形を一方的にするのは管理者、スーパーバイザーの仕事ではありません。
常に以下の内容で、ブレを確認します。
□ 本人の特性と計画にズレがないか
□ 年間キーワード(個別の年間の軸となる視点、1年間の支援キャッチフレーズ)
□ 個別化されているか
□ 発達の連続性、スモールステップを重視しているか
□ アセスメントに基づいているか
□ 思いつき支援になってないか、形先行になってないか
□ 目的が明確化、自立が目的になっているか
□ スタッフの役割、管理者の役割、親の役割、関係機関の役割が整理されているか
□ 支援が具体的か
□ 効果測定、モニタリングのプランがあるか
□ 一か月先、1年先、5年先、10年先のイメージをもった支援か
□ 支援者が興味を持っているか
□ 支援者が自信を持って仕事をしているか
□ 必要な研修が行われていたか
□ 必要なネットワークがあるか
繰り返します。これらは管理者の仕事です。
4.議事録は無用
たくさんの議事録なんてどうせ見ないし、活用しない、課題ごとの補助シートに書きこめば良いのです。
そのことによって、1つの課題の方向性が1つの補助シートを見ればわかるようになります。
議事録を書いて、メールで送るとかも仕事を増やすだけ(しかも、メールによって個人の支援が多くのパソコンに分散する結果になる)、管理職は現場に出向いて、必要ならば記録を見れば良いのです。
【効果測定】
以上の会議に関しては、ある程度の効果が出ています。4月はじめ、1つの部署の会議にやはり3時間~4時間かかっていたものが、現在は1時間半~2時間程度でできるようになっています。
【会議の時の管理職水野の仕事】
9:00-11:00 デスクでスタッフが提出して資料に目を通す
11:00-12:00 現場をのぞいてイメージを作る、必要に応じてスタッフに状況を話す
13:00-15:00 チーフと方向感を確認したり、会議を通してスタッフに学んでもらいたい視点を整理する。必要があれば資料を準備する
16:00-18:00 会議
では、今日はここまで、
今度、良い会議、悪い会議のリストを作成してみます。
twitterのつぶやきで、リストは更新します。
http://twitter.com/bouzan70
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良いチームの良い会議とは その1
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-23 06:09:51
昨日は、ワークショップ武雄の定例の支援会議でした。ワークショップ武雄ではモニタリンに3つの階層があって、年間2回の軸である計画・モニタリング、年間3回の構造化などの大筋の支援と短期目標のモニタリング、そして毎月の定例での通常の具体的な支援計画のモニタリングの3つです。
先日、行われた短期目標のモニタリングミーティングも、昨日の定例の支援会議も、本当に良いチームだなと、良い会議だなと感心しています。
どちらも、スタッフがお客さんにならず基本の6つの視点からもぶれていない。お互いの意見を会議に取り入れ、マニアックにならず、具体的な次への方向性を確認していました。
・本人の自閉症の特性を常に意識、時には振り返る。
・一人ひとりの特性に基づいた話し合いになっている
・会議の中で考察がはじまるのではなく、アセスメントとある程度の考察が終わっている。アセスメントの資料が常に会議のディスクにある。
・思いつき、感の支援計画ではなく、科学的にも実証された方法しか使わない。
※スーパーバイザーももちろん思いつき、感、その時の興味だけでスーパーバイズしない。
]
・目的を明確、自立を目的とした方向性が常にある
・親のニーズに基づく支援、親を協働サポーターして考える姿勢
・自分たちの役割、親の役割、医療機関やその他の機関の役割を把握した支援計画
自分は、管理職としてスーパーバイザーと支援の実施にOKを出す役割(自分が責任をとれない支援は、どんなに良いアイデアでもやらせない、ただしOKを出した支援に関して問題が起こった時は全責任をとるのが役割)です。
すごいのは、スーパーバイズだけの一方的な会議になっていない。支援の意味を確認したり、違った視点で整理するためのスーパーバイズで良いのです。
殺伐とはしてません。本当にみんながイキイキとしています。
雑談はときにあるのですが、潤滑油程度で、しかも実は意味ある雑談。
これまで色々悩みながらやってきたけど、今のワークショップ武雄を見ていると、自分の大事に変えなかった視点は間違ってなかったと思います。
後は、今のスタッフが、何が起こっても、変えてはいけない部分を変えない勇気、変わらないといけない部分を変える勇気をもってくれればと願います。それができるスタッフたちです。
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P(Plan)の前にA(Aassessment)
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-22 07:16:18
最近、周辺の講演の中で、
自閉症支援の進め方や、個別支援計画の進め方で、
PDCA
(plan-do-check-act)サイクルやPlan・Do・Seeサイクルを用いて説明されることが増えてきました。すごく重要なことですが、正直、注意が必要です。
「P」
の前に
「A」
ですよ。
「A」=Aassessment(アセスメントです)
もちろんPDCAサイクルの、「P」の中には、アセスメント、調査が入っていることは常識です。
しかし、福祉や教育の現場では、やっぱり計画が先に立っている職場があります。
アセスメントがなく、アイデアだけが先行しています。形先行の実践です。
あえて、「P」の前に「A」=アセスメントがあることを意識することが必要です。(PDCAサイクルそのものは本当に基本だと思います。)
私があえてPDCAサイクルを講演で使いません。
私の講演では、
アセスメント→計画→実施→再構造化→繰り返す
で説明してます。
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【アセスメントを実践しているかのチェックリスト】
自分の職場をチェックしてみてください。
(すべてが私の部署で、私が重要視し、実践していることです。)
□ アセスメントに関する基本のフレームワークがある。(内容編確認)
□ アセスメントに関する基本の様式があるか。それが活用されている。
(あっても、使う空気を作ってなかったら絵に描いた餅)
□ 基本的なアセスメントに関する研修が組織内で常にある。(座学、演習)
□ アセスメントの基本に関して、現場で常にフィードバックを受ける環境になっている。
□ アセスメントに基づく、個別支援計画がある。
□ スタッフが利用者の特性に関して説明できる。
□ スタッフが自分の支援に関して説明できる。
□ 上司のスーパーバイズで特性とフレームワークの確認が常にある。
□ 利用者や利用者の保護者に、支援の根拠の説明がされている。
□ 毎時、毎日、毎月、年数回のモニタリングがあり、アセスメントの確認をする仕組みがある。
自閉症支援での内容編(※)
□ 特性に関するフレームワークや様式がある
□ 本人の理解に関するフレームワークや様式がある
□ 自立支援に関するフレームワークや様式がある
□ 行動支援に関するフレームワークや様式がある
□ 再設定(再構造化)のためのフレームワークや様式がある
※これに関しては、全国の皆さんが活用できるものを提供できないかと準備しています。(出版?来年?)
管理者の皆さん
これらを活用し実施するのは現場の仕事ですが、基盤がないと実施できないと思います。基盤づくりは管理者の仕事です。
現場の皆さん
基盤がなくても、フレームワークを学ぶチャンスはあります。また自分ところのチェックを見せて改善策を求めてみてはいかがでしょうか。(そうとう勇気が必要ですが・・・)
「なんで、うちにはアセスメントが徹底されてないんですかね?」
とか。。。。。無理か?
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新しい時代の支援は身近に
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-21 08:31:53
昨日は、
広島自閉症治療教育・支援研究会
で自閉症支援・行動支援の講演をさせていただきました。
段取りが少しわるかったと思います。(とても反省)実は、事例をどれを使うかでそうとう悩みながらの研修でした。しかし、最後の演習は皆さんのグループディスカッションへの取り組みがよくて、とても良いワークショップになりました。
すごく充実して、私も勉強になりました。行動支援に関して、具体的な1つのワークショップ研修のパッケージが整理できました。いつもいつも、広島でまずためして他に一般化させるながれで申し訳ないのですが。2月は皆さんの取り組み時間が多いので、是非、ご参加ください。
●新時代はすでに始まっています
当日参加された方に、行動援護・ヘルパーの事業所(有限会社)の社長さんが来てました。その利用者のお母さんも来ていて、地域で頑張っている感じのお話をききました。
広島自閉症治療教育・支援研究会
は、TEACCHなどを中心とする研修会なんですが。
今回も、また最近、TEACCH関係の研修会に、ヘルパー、行動援護の事業所の方をお目にかかるようになりました。
すごい時代がきたなぁ~。本当にうれしい、感激なのです。
私も行動援護を通して、それに貢献できたことを誇りに思います。
TEACCHの考え方、アプローチは、一部の特権ではなく、自閉症支援全般のバイブルで、基盤になると信じて、これまでやってきたので、本当に今の状況は嬉しいです。
地域に必要なのは、すごいアイデアのスペシウム光線を出すウルトラマンではなく、基本のプロセスを様々なコラボレーションと作戦会議をもちながら進める多くのヒーロー・ヒロインです。
マニアックな超越した専門家を育てた時代はとっくの昔に終わってます。
丁寧に基本プロセスをチームで働ける人材を育てる必要があります。
それが、まだまだ私や私の仲間たちで取り組んでいる仕事でもあります。
●当事者の皆さん、親御さんへ
すごいカリスマ専門家、スーパーマンを探し求めて追っかけするのと、身近な地域で色々悩みながらも地道にヒーロー、ヒロインのチームを作っていくのとどっちが良いですか?
個人的には、是非身近な地域のチームを作るのをおすすめします。もちろん時間も手間もかかるし、時には無理解な支援者もでるでしょう。でもそれもプロセスです。
私がコラボレーションして、コンサルやワークショップをしているのは、そんな地域です。
是非、新しい時代に入ったことに切り替えて、マニアックな支援をもとめるのではなく、地域に身近なチームをつくりましょう。もし私にできることがあればコラボレーションしましょう。
すでにコラボレーションの中で地域づくりがはじまっています。。。。
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疲れてるのに、夢がひろがる
望山がぁはは日記
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2009-12-17 22:07:41
え~と、疲れピークです。
今、京都から新幹線で帰っています。
自分が今挑んでいる夢が、本当に大変な夢であることを痛感してます。
時間と手間がこれでもかとかかります。
しかし、今日も、すごい専門家チームとコミュニケーション、コラボレーション。
やめられまへん。
夢は。
様々な自閉症の方に本物の支援を自信をもって実践していただけるような(トレーニング)システム。
一部の特権支援ではなく、TEACCHアプローチを多くの(TEACCHに縁遠い)ヘルパーさんやジョブコーチ、支援員でも実践できるように。
これまで私が学んだTEACCHアプローチは、現場中心主義のアプローチだと思います。
だから難しいアプローチではなく、具体的でわかりやすいアプローチです。
はぁ~疲れてます。
日曜日は、広島の研究会にお邪魔します。
演習いっぱいで、面白いですよ。
では。
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形の先行の3つの問題点
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-16 08:30:21
このブログの中でも、これまで何度もお伝えしていますが、「形」先行の支援は危険です。
形が先行することは三重の問題をふくんでいます。
1つは、目的が明確にならなくなる
アイデアを使うことが目的になっている形先行の支援をみます。
1つは、本人特性に基づかない点
形に本人達をはめ込む支援になります。自閉症支援で怖いのは、特性にあっていなくても、形で覚えてわかっているように振る舞う人がいることです。
1つは現場の支援者が手が届きにくくなる
マニアックな形式の伝授は、一般の支援者が手をだせなくなっていく、一部の自閉症の方にしか届きません。
ちなみにTEACCHアプローチは、基本さえおさえれば計画や調整ができ、何よりTEACCHアプローチは考える視点とフレームワークよる学びと実践が大事で、形式主義ではありません。(一部の支援者が間違ったTEACCHを形式的なイメージにしたのではとも考えます。)
特性をおさえた資料がない、目的とプロセスを考えた計画がない、または資料がないのはまずいです。
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自閉症支援の担い手…トレーニング
自閉症教育・支援に関するおすすめTOOLS
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2009-12-14 22:02:50
今日は、行動援護の中央研修が京都であり、自閉症の理解についての講義をしました。
本当に、反応がよく、ついつい気持ちがたかぶって、早口になってしまいました。
参加者の皆さんは、明日、明後日と演習になります。頑張ってください。
インストラクターの皆さん、講義のフォローお願いします。
行動援護のセミナーがすごいのは、今までTEACCHにも、自閉症支援にも触れることができなかったヘルパーさんに、構造化などの説明をする機会ができたことです。
良い支援のアイデアとして、TEACCHアプローチが国の中央研修の中で認められたこと。
まさかこんな時代がくるとは思いませんでした。
でも、次のステップに前進する時期にきたとおもいます。
様々な自閉症の支援をされているかたに、TEACCHアプローチの良いところを伝えたい。
マニアックな部分ではなく、何からはじめ、どう進めるか。様々な協働ネットワークを地域、全国につくりたい。
TEACCHアプローチを私に教えてくれた先輩方がそうだったように、TEACCHアプローチやその哲学を一部の特権ではなく、ヘルパーさんやジョブコーチなどの現場の支援者でも関われるようなシステムやトレーニングの機会をつくらないと。
「何故か?」それは簡単です。
自閉症支援の担い手が、一部のスーパーマンではないからです。
一人のスーパーマンは、いなくなると一挙に地域は崩れます。
地域に、たくさんのヒーロー、ヒロインをつくる時代なんです。
一人ひとりの支援者に、基本やプロセスを学ぶ機会をつくる必要があります。
私一人では無理なことは百も承知です。私なんて、小さな力です。
しかし、気持ちのある先輩、仲間、後輩たちがたくさんいることは私の強みです。
どうかどうか、多くの方とコラボレーションして、夢を現実にしたい!
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