最近、あるチームづくりに関わることができました。
残念ながら私はチームメンバーではなく、私はそのチームのコンサルタント、スーパーバイザーの立場。
チームは、日中の事業所、ヘルパー事業所、行動援護事業所、ファシリテーターは総合相談窓口。
私の今回の役割は「結」。チームの結びをつくること。
チームがうまくいく3カ条を伝えました。
(このチームにあわせた内容)
一、思いつきや決めつけで支援しない
一、調整しながら支援を進める
一、協調しながら進める
あわせて目指すのは自立であること。
支援についてスケジュールのタイプを一貫させる。
生活内容を具体化することを情報提供した。
その後のプロセスは私は離れましたが、これからがすごい。
スーパーバイズした後。そのチームでの話し合いで、(私はいない)
スケジュールは、一つの事業所がリーダーシップをとって形式を作って、それを他の事業所、親さんに配って。スケジュールのタイプを一貫させる。毎月の調整会議でスケジュールタイプの調整を行う計画。
また、毎月の調整会議の資料には私があげた3カ条を毎回表記するという計画。
以上を計画された。すごく良い工夫で感心でした。
自分の役割は情報提供、あとは、それぞれの力でチームづくりが進む。
気持ちい実践ができた。
世の中には、前面に自分を出す方がいる。
周囲に対する敬意を無視して。
自分がいなかったら。「私が…した、私が…やった」
私の仕事はとても間接的な仕事。
自分ではなく、他の方の活躍をサポートする仕事。
「あのチームがこうなった」「この人がこんな仕事した」。
ただ、自分の役割で、その実践に関われたことに幸せを感じる。
今回は、まさしくそんなケース。嬉しかった。
間接的で、時に、すごく孤独なときがあるが、
やはり自分の仕事を誇り思う。
私の中で苦い経験がある。
それはある養護学校(現在特別支援学校)での3年間である。
そのうち自分のやったことだけを強調しつづけた時期がある。
いつの間にか、周囲の先生方は少しずつ離れていった。
ある先生から強いアドバイスをもらった。
周囲の人に仕事をしてもらい、周囲の先生に成功体験をもってもらった。
少しずつ仲間が増えた。協力者が増えた。
(今でも信じている。チーム、組織で仕事をするとき、
そのプロセスをまるで自分の実践のようにふるまうと人は離れる。)
専門家チームの基本は、一人では何もできない。何もはじまらない。
保護者も、関係機関も、若いスタッフも、私がもっていない、
かけがえのない情報や力をもっている。
私にも何か情報提供できたり、働きかけたりする部分がきっとある。
(最近、やや自信がなくなっているが。)
今回のケースで、本当に少し自信をとりもどした。
こんな感じで仕事するのがすきなんだなぁ~とも思った。
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