うちのスタッフと、ちょっと楽しい意味深いディスカッションをしました。
夕方、スタッフの一人が不安そうな顔でスタッフルームへ。
「ああ~初日、難しかった」と思いました。
今日は新しい園児のクラスルームでの活動初日です。
ところがスタッフから出た言葉は。。。
スタッフ「すごく順調にうまくいったんです」
ワシ「なぁに~???」
うまくいって、これで良いのかと思ったようです。
笑いが止まらなかった。
そのあとのディスカッションしました、大きく2つの視点です。
●うまくいった時の視点
スタートでうまくいった時にいくつかの視点をもつことが必要です。
・なぜうまくいったのか?
・支援があっているのではないか?
・気づいていない幅があるのではないか?
・周囲の園児をモデルしてるのではないか?
などなど
うまくいったらいったで、様々な視点で次に伝えることが大切です。
ゴールではない、スタートなんです。そしてその観察は継続的につづきます。
●うまくいかない理由
わが通園施設は利用が決まると、個別のセッションルームで3回のスタート・セッションを実施します。そこで保護者と支援の療育の方向性を確認します。
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【通園施設ぐるんぱでのスタートセッションの設定(構造化が少ない1回目)】
何の情報無しで、スタートからクラスルームを利用はしません。3回のスタートセッション後、その時点で必要な支援を設定した形でクラスルームを活用します。
だから、園児にとってはスタートからわかりやすい設定でクラスルームを活用します。
しかし、今回のようにスタートからスムーズな場合もあれば、そうではない場合もあります。
うまくいかない理由もいくつかあります。
・支援が本人にあっていなかった
・刺激が複雑だった
・ルーティンが構築されていない
・ステップの途中である
・支援者が発見できていない要因がある
です。
●うまくいっても、うまくいかなくてもスタートは笑顔で!
うまくいく理由、うまくいかない理由、それぞれが大事なプロセスです。
私たちスタッフにとっても、親御さんにとっても、重要なプロセスであり、気づきです。
だから、うまくいっても、うまくいかなくても、親さんの前では笑顔でスタートの1日をポジティブに、そしてオープンに伝たい!
てな感じのディスカッションでした。
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