ぼ~ざん工房
ぼ~ざんのBLOGです。いろいろ体験・書籍等紹介します!

 TOPICS  『ぼ〜ざん工房』は望山(水野敦之)の個人のBLOGです。


「気づき」と「できる」から始めるフレームワークを活用した自閉症支援—すぐに使えるワークシート用CD‐ROM付
クリエーター情報なし
エンパワメント研究所

 
  【2013年度 自閉症教育・支援フレームワークセミナー予定(随時更新予定)】
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2008年も終わろとしています。来年は39歳、自閉症支援をはじめて20年になろうとしてます。その中の大半がTEACCHアプローチを軸にやってきた実践です。

特にここ数年は、師匠であるジャク・ウォール氏から学んだ6つの考えを軸にして(周囲では様々なアイデアがチラつくのだが)ただ単純にその6つの考え…

・自閉症の文化を知る
・個別化する
・アセスメントからはじめる
・科学てきに実証された方法を使う
・目的は自立ととらえる・親やチーム間の協働による

を真面目にブレずに実践してきました。

そんなに頭がいいわけではないし。弱い部分もたくさん。

しかし、唯一胸を張って言えることは、この6つの考え方を信じ実践を続けてこれたことです。

いま、各地で講師としてよんでいただいたり、コンサルタントとして仕事をさせていただいているのは、たぶん変わらず実践した部分が1つの信頼と評価をいただいていると感じてます。(ありがたいことです)

しかし、最近なんで、こんなにも続けてこれたのだろうと考える時があります。

1つは、難しいことはわからないけど、基本ルーティンで仕事をするのが好きだった。

しかし、一番の理由は、周囲に、私の実践に付き合ってくれる先輩や仲間、同僚がいたことだと今深く感じ、感謝しています。周囲に支えられての実践です。

これからも。周囲の仲間と周囲のスタッフと、変わらない理念に基づいて、ただ真面目に実践したいと思います。

来年もよろしくお願いします。

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2日間のTEACCH研佐賀支部のトレセミが終わりました。

楽しかったし、改めて基本を整理できた3日間でした。

うれしかったのは、

我が成人支援センターから私の他4人のスタッフが、
シャードー、トレーニーで参加してくれました。

学ぶプロセスを楽しんでくれる同僚がいることは、本当にうれしい。(とても誇りに思います)

また、佐賀のTEACCH研の仲間の連携も、すごかった。


今回も本当に、学びが多かったです。

●自閉症の特性
 ・自由は不自由の再確認
 ・様々な整理統合の困難さの確認
 ・様々な思考の狭さの確認

●個別化・アセスメント
 ・軸をもって観察することの重要性
 ・やっぱり今後の専門家トレーニングの中核

●構造化された指導
 ・全体を見ずに細部に注目してしまう部分の配慮の必要性
   →本人の視点で支援する

●目的を明確にすることの重要性
 ・なんのための構造化か
 ・何を目的としているのか
 ・いくつかの目的をいっぺんにプログラムしない。

●チーム間の協働のあり方
 ・トレーナー等の役割の確認
 ・トレセミの目的の確認
 ・学ぶという受講生の役割


そのほかで確認できたこととして、やはり様々な課題は、その前提となる概念やスキルのステップが身についてないと、形上は振る舞うが本当の意味で理解していない。

面白かったのは、自立していたと思った部分が 文脈が変わるとできないことがあった。そのことによって、指示がないことに気づく場面がありました。


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