先日、ワークショップを出ようとしたときに、
たまたま、ある利用者のお母さんがいらっしゃって、
年はじめの挨拶をいただきました。
「いい正月を過ごすことができました。本当にありがとうございました。」
この挨拶だけ聞けば、ありふれた年始めの挨拶でした。
しかし、もしも、
その利用者には大きな行動面の困難さをもち、
また変化や状況に影響をうけやすい方で、
長い間、本人も家族も気が緩む時がなく、
特別支援学校から成人支援センターのワークショップ移行して、
1年目に1日や1週間や本人の活動の中の変更を丁寧に視覚的に伝え、
今年度2年目で、1年目にあったことが2年目にないこともあることや、
1年目になかったことで、2年目にあることを継続して丁寧に視覚的に伝え、
変更や修正を伝えることが少しずつ可能になってきた上での、
「いい正月を過ごすことができました。本当にありがとうございました。」
であるならば、この言葉には重みがあり。
私たちがこれまでの支援とこれからの支援を見つめ直すには、
充分な影響を与える言葉です。
もちろん、多くはワークショップのスタッフが頑張った支援であるのだが。
親さんや関係機関の先生方を含めて、本当にチームでの仕事でした。
しかし、この言葉は、私や私たちにとって、
誉れであり、どんな着飾った賞賛よりも。
嬉しい言葉で。。。。。
お母さんに、
「いやぁ~、スタッフもお母さんも頑張ってきましたもんね。私は、少しのお手伝いです。今年もお願いします。」と言ってお辞儀をして、
後ろを向いた時には、涙があふれてきました。
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