Q:構造化があわない自閉症のタイプは? 他の障害に構造化は有効?
A:構造化は全人類に必要です。構造化は個別化!
<構造化についてはこちらの解説をご覧ください>
構造化は全人類に必要です。スケジュール管理をしてない人はいませんし、信号も標識も取り扱い説明所も規則や慣習もすべて私たちが活用している構造化です。私が紹介してきた構造化は自閉症特性を考慮した構造化にすぎません。
それぞにあった構造化があります。構造化があわない自閉症のタイプはありません。自閉症の特性と個々の特性に応じた構造化を設定します。
もちろん他の障害種にも有効です。特に知的障害や精神障害、高次脳機能障害の方など、以下の特性に対して構造化は有効です。
・情報を記憶することの困難さ(特に短期、作業記憶)
・情報の理解の困難さ(視覚支援の必要性)
・情報の整理統合の困難さ(時間、空間、意味の整理統合) 等
まとめ:「構造化が有効か?」ではなく、個々のニーズや強みのアセスメントによる個別化した構造化は自閉症・発達障害・他の障害の方にも重要な支援です。
「構造化があわない自閉症のタイプは?」「他の障害に構造化は有効か?」これらの質問をされる方には専門家として問題点、ニーズを持ってる可能性があります。
・本人の障害特性や困難さを意識せずに構造化や支援だけをみている
・アセスメントの視点がない
・1つの構造化しかイメージしていない(偏った構造化イメージ)
・個別化する視点をもっていない
また、以下のような発言もナンセンスな発言だと私は考えます。
「○○なタイプの方には構造化はあわないです」
「○○なタイプの方には構造化は有効です」
→個別化とアセスメントの意味がわかってない発言です
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