「手稲山」 男女大回転、回転、ボブスレー、リュージュ
手稲山は札幌の中心部からも見える数少ない1000メートル超えの山であり
スキー場、遊園地、登山など様々な形で市民に利用されている山です。
この山が、競技場に選ばれるのは必然でしょう。
一般が車で行ける最高地点に駐車場とオリンピックハウスがあります。
「オリンピックハウス」
オリンピック用に50年前に建てられた建物の中で、山や森の競技場で現存しているのはここだけかな
建設当時から見ると1階~3階を改築したようです。
**1971年発行 札幌オリンピック施設 : 競技場・選手村・関連施設などの記録より
現在は未使用のようだけど綺麗に管理されていると思う
近辺にはこのようなものも
これも年期を感じます。
ただこんな廃屋もそのままに
市内へと下る途中に聖火台があった。
「聖火台」
オリンピアスキーセンターが目印
遠くにあります。
夏は聖火台まで行けます
痛みがあるので登るのは止めたほうがよさそう
機会があれば行って来ます。
途中にはオリンピックとは関係ないと思うがこのような施設も
面白いデザインだなぁと
調べたらスキースクールのようですね。
登りより下りで気づいたのが
「ボブスレー競技場」
どこにコースがあったのか知りませんでした
コンクリートの土台とコースの壁、照明が残っていた
この土台の上にはゴールハウスがあり、数年前まで無残な廃墟の姿を晒したままだったが撤去された。
**1971年発行 札幌オリンピック施設 : 競技場・選手村・関連施設などの記録より
五輪マークがついたままだったので廃墟にするなら撤去したほうがいいと思う。
リュージュコースは現在は跡形もない?ようで
このボブスレーコースとは車道の逆側の山側にあった。
もっと深堀すると詳しくわかると思うけどそれはまた今度。
**1971年発行 札幌オリンピック施設 : 競技場・選手村・関連施設などの記録より
アルペン種目で残る男女の滑降競技は恵庭岳に造られた。
その経緯と影響などはここでは触れず。
特設なのでプレハブ的な施設が多かったようだ
ちなみに設計は田上義也。
「運営本部」
「サブプレスセンター」
**1971年発行 札幌オリンピック施設 : 競技場・選手村・関連施設などの記録より
この他にも「山頂ハウス」や「中間ハウス」がやはり田上義也設計であった。
コース自体は辿れるかもしれないが施設に関しては跡形もないものと推察します。
これ以外の種目別競技場は
リュージュ 「藤野」(予備会場)
距離 「真駒内」
バイアスロン 「西岡」
公園や自衛隊基地内を使用したためか施設も五輪マークも残っていないと思います。
次回は選手村と関連施設を。