ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/19日 秋日和に誘われて・・・ 青龍山 金蓮寺の弥陀堂(国宝)を拝観 

2014-10-21 10:24:57 | 草花
愛知県内には国宝建造物が三つあるそうです。
これは、地元TV局の「花田☆温水 おじさんぽ」という放映番組からの受け売りなんですが・・・・・
一つ目、これは全国区で名前が通ると思いますが、犬山市にある犬山城の天守閣で、織田信長の叔父に当たる織田信康による1537年の築城で、日本最古のようです。

二つ目は同じ犬山市の有楽苑(うらくえん)内にある茶室の如庵(じょあん)です。この茶室は織田信長の実弟である織田有楽斎(うらくさい)によって建てられた、柿(こけら)葺きの入母屋風の建築で、各地を転々としてしていたものを昭和47年に現在地に移築して定置したようです。

三つ目が今回、わが山の神様とともに訪問した、西尾市吉良町にある青龍山 金蓮寺の弥陀堂ということになります。
弥陀堂についての薀蓄は記事中の写真に書かれていますので、煩瑣な口説は避けますが、素人が何の事前知識も持たずに、ぶらっと出かけて眺めた感じでは、とても質朴な建物のように思いました。

弥陀堂の由緒 ↓

今回はこのお堂の中には入ることができませんでした。(四人以上で要予約。拝観料は@200円)
今となってはこの地内の宮大工さんでは全面修理はできないだろうということで、昭和28年・29年の解体修理の際も広島の厳島の方から職人さんを呼んだということでした。

弥陀堂の全景 ↓

ずいぶんこじんまりとしたお堂でした。

軒端 ↓

飛檐垂木(ひえんだるき)という垂木の様式を初めて聞きました。
屋根の桧皮葺(ひわだぶき)は地元の職人さんが近年行ったそうです。

裏側 ↓

こちら側に入り口がありましたが、今回は予約していないので中には入れません。
堂内には阿弥陀三尊像が安置されていてその方は愛知県の指定文化財になっているようです。
それを拝見できなかったことが残念でした。

濡れ縁 ↓

修理後60年も経ってきていますので、ところどころで腐りや、虫食いが来ていました。


ご住職に伺ったことによると、金蓮寺の創建は平安時代後期であったようで、もとは真言宗であったそうですが、江戸時代に曹洞宗に替わり、現在に至っています。
コメント
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