ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/16 伊那の経ヶ岳 (下):落葉松と白樺の黄葉を楽しみながら下山

2014-10-20 10:40:15 | 草花
念願の経ヶ岳の山頂に着きましたが、そこは眺望の得られない、針葉の木立に囲まれた静かな場所でした。(今山行中は人にも獣にも全く出遭わない、静寂の時空でした。)

静かな山頂の空間を一人で占拠して、食事など贅沢な時間を過ごします。

そして、それから先は、来た道を単純に引き返すだけとなりますが、今回のように紅葉の時期になりますと、下り道でゆったりした気分でもみじの錦をじっくりと眺めるのが楽しみです。
結果的には登りに要した時間よりも、下りに、よりたくさん時間を費やして、周りの景色を楽しみながら下山します。

山頂の二等三角点 ↓

地図上の経ヶ岳2296.3メートルのポイントがここに該当します。

山頂の観音様 ↓

細身の観音様が訪問者の安全山行を見守ってくれています。

山頂から下山開始 ↓

山頂から来た道を戻ることになります。すぐに落葉松の植林?が現れます。

ナナカマド ↓

ナナカマドも色づいていますが、鮮紅色とはちょっと違いますね。

九合目の石像 ↓

左側は石碑で経(ヶ)嶽大権(現)とあるようですから、これは権現様でしょうね。

迫り来るガス ↓

尾根道の左手からガスが這い登ってきます。すぐそこが抜群の眺望とされる八合目ですが、これは本当に生憎なことです。 八合目でしばらく晴れ間を待ちましたが、敢え無く敗退です。
尻尾を巻いて、下山路に就きます。

トリカブト ↓

もう花は残っていなくて、種の姿です。

ヒヨドリバナ ↓

花持ちの良いキク科植物もさすがに最終局面に来ています。

クガイソウ ↓

花はとっくに終わっていて、もはや色は全く残っていません。

ウツボグサ ↓


リンドウ ↓

こういう花も咲く場所ということで、枯れた花の姿も出しておきました。

錦の間 ↓

落葉松の黄葉の中に薄紅の広葉樹も混じります。

白樺も混じる ↓

白樺の密度の、比較的濃い場所も混じります。

七合目で ↓

甲斐駒ケ岳が木の間に見えていました。

仙丈岳 ↓

仙丈岳は伊那谷から近いだけに南アルプスの山の中で、どの山よりも大きく見えます。

間ノ岳と農鳥岳 ↓

白根三山のうち二山が見えています。最高峰の北岳の見えないのがちょっと残念です。

塩見岳 ↓

針葉樹の枝葉の間から塩見岳が尖って見えていました。
七合目でやっと、山岳景観の一部を垣間見て、かなりの満足を得られました。

オオカメノキ ↓

七合目で意外な景観に出遭えて、幸せを感じ、また下山路に就きます。
実の就いたオオカメノキに出遭いました。

カエデ ↓

ハウチワカエデの仲間でしょうか、黄葉した塊を見上げます。

ササユリ ↓

三河の低山ではありふれた存在ですが、長野県では絶滅危惧種入りしているそうです。
花の名残を撮って置きました。

オヤマボクチ ↓

笹の中から顔を出して挨拶してくれましたので、こちらも記念撮影させてもらいます。

紅い葉裏 ↓

蔓の木の紅葉は葉裏を透かして見た時に、際立った美しさを感じました。これはヤマブドウでしょうか。

木の間から黄葉した山 ↓

来るときに滑りながら歩いた、ヘツリ道を注意しながらまた歩いています。
左手は谷側で、そのずっと向こうにきれいに色づいた山が見えていますが、手前の木々に邪魔されっぱなしでした。あの山はお隣に位置する黒沢山のようです。

オクモミジハグマ ↓

人里が近くなった頃にこの草が現れてきました。

ノブキ ↓

山道が広くなり傾斜もゆるくなったあたりでノブキが出てきました。

サラシナショウマ ↓

そんな場所で、サラシナショウマが見られ、時季的にちょっと驚きました。

仲仙寺の仁王門 ↓

登り始めたときの登山口である観音堂に着いた後は、お寺の広い敷地内を歩いて、車を置いた仁王門のところまで来ます。
仁王様は檜造りで、2.55mとやや小柄ではありましたが、阿吽二形は堂々たるもので、室町時代の物だそうでした。

総歩行数は3万歩ほどのようでしたが、ゼロセットし忘れており、正確な数字ではありません。
このあと車での帰途で、素晴らしい山岳景観に浴しましたが、それはさきの、10/17付の記事で紹介した通りです。
コメント
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