ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/07日 木曽御嶽の好展望地 小秀山 山行レポート (上)

2014-10-10 09:47:24 | 草花
(コメントは投稿出来ないようにしてありますが、悪しからず願います。)

我が家の近くにある公営住宅の高楼に登ると、冬の良く晴れた日なら雪を被って白く輝く木曽御嶽が見えますが、注意深く見ると、その右手には小秀山の秀でた峰も見えていました。

小生にとっては小秀山は、見るだけに留まっていましたが、その頂は木曽御嶽の好展望地ということであり、あの大惨事を引き起こした、地獄谷の噴火口に正対する位置でもありますので、それを見るために台風18号の通り過ぎたあとの上天気を期待して出かけてきました。

今回は(上・中・下)と三回に分けてレポート致します。
鳥瞰図 ↓ (カシミールによる描画)

小秀山(1982m)は長野県王滝村と岐阜県中津川市の境界にある山で、山頂には二等三角点があります。
今回は図のコースを反時計回りで歩いてきました。

実行図 ↓ (カシミール)

こちらも反時計回りで歩いたことになりますが、歩行距離は約16kmとなりました。

断面図 ↓ (カシミール)

歩き始めと山頂の高度差は約1100m程あったようです。

登山届提出口 ↓

ここに登山届けを出して、午前5時10分頃、あたりが暗いのでヘッドライトを点して歩き出します。

登山口 ↓

今回登りに使うのは二の谷コースで、道は手すり付の木道となっています。

木道 ↓

前日の雨の影響で、木の上の道はやや滑りやすくて、注意しながら歩きます。

至れり尽くせり ↓

このように大変親切な道を、勿体無く思いながら歩いていきます。

展望台 ↓

この展望台からは夫婦滝を遠望できましたが、近場にそそり立つ天狗岩も見えていました。

避難小屋 ↓

外観の印象とは違って、内部は新しくて、きれいなものでした。

トリカブト ↓

避難小屋の前にトリカブトの花が一輪だけ残っていました。

マルバノキ ↓

この別名はベニマンサクでしたか、きれいに紅葉し始めています。

マルバノキ ↓

別名のベニマンサクはこの花の姿から来ているのでしょうね。春に咲かずに秋咲きというのは貴重です。

烏帽子岩 ↓

二の谷コースは、水の流れを楽しめる道のようですが、道の前半にそれがあって、今回は暗い中を歩いていたので、渓流の素晴らしさは体感できませんでした。
あたりが明るくなってきて、上を見たときに大岩のこんな眺めに目を留めていきます。

夫婦滝 ↓

この滝はこのコースのハイライト的な存在なのでしょうね。案内看板にこまめに名前が出てきていました。
落差は約80mほどあり、左が男滝で、右は女滝だそうです。

夫婦滝の男滝 ↓

道は男滝の脇をぐんぐん登っていきます。

男滝の源頭 ↓

やがてここから滝が落ちていくという、その場所まで登ってしまいました。

子滝 ↓

上部にはまだ小さな滝が出てきます。

孫滝 ↓

この場所が最終水場とされています。ここからは支尾根に取り付いて高度を上げていきます。

鎧岩 ↓

行く手に大岩が出てきますが、これは大岩の下部を巻いて進みます。

白草山 ↓

第一展望台からは白草山(1641m)が見えています。

カモシカ渡り ↓

この場所の登りでは足場を得るのに、大きな歩幅を要求されて、今行程中では一番面倒な場所でした。

カモシカ渡り ↓

急登の崖をよじ登ったあとに、やせた岩稜が続きますが、左右に木がありますので、恐怖感を感じることなく歩いて行けました。

やがて見事な紅葉 ↓

もうそろそろ紅葉の季節ですね。この山では未だ少し早かったようですが、種類によってはこういう見事な色づきも見られます。

兜岩を遠望 ↓

未だ距離感を持った位置で兜岩が見えています。 あそこがコース一番の難所と覚悟しています。

三の谷道との合流点 ↓

帰りに使う三の谷道との合流地点につきました。ここで小休止を取ります。

ツルリンドウ ↓

休憩後に歩き始めるとツルリンドウの美しい実を見つけました。このあとこの実には何度か出会いました。

白山 ↓

稜線上で見晴らしの良い場所を歩くようになると、左手に秀麗な峰が見えました。
加賀の白山ですね。

カシバードで描画 ↓


そして木曽御嶽 ↓

この少し前に山体は見えませんでしたが、稜線上から上に上がる白い噴気が見えましたので、見当をつけながら歩いていました。
兜岩に取り付いたあたりで、ついに木曽御嶽が姿を現しました。
こう見ると噴煙は白いばかりで、濁った色はなくなっていて、殆どは水蒸気のようですね。

コメント
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