ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

10/25日 東三河の里山で見る秋の終わりの花たち(下):山頂経由下山するまで

2014-10-30 06:52:36 | 草花
雨生山は標高が313mしかない低山ですが、折角のその山頂は低木に覆われていて、見晴らしがあまりよくありません。
その代わり、山頂の約450mくらい東側に見晴らしの良い小ピークがあります。
仮にそのピークを”展望丘”と名づけておきましょう。

ムラサキセンブリとリンドウ、ヤマラッキョウのたくさん咲く斜面をほぼまっすぐよじ登ってくると、その”展望丘”に着きます。

秋日和の今回は抜群の眺望があるのではないかと期待していましたが、遠くはやや霞んでいて目を凝らしてやっと南アルプスの連嶺が見えてくる程度でした。
こりんさんが持参した双眼鏡で覗いてみると、3000m峰は雪をいただいていました。

至近距離で見る雨生山 ↓

”展望丘”から西の雨生山山頂を見ます。

タムラソウ ↓

北側の斜面に咲いているのを山ちゃんが見つけました。こんな場所で咲いていたのははじめてみました。

平野部を見下ろす ↓

”展望丘”から平野部を見下ろすお二方です。

浜名湖 ↓

”展望丘”の稜線は県境でもあります。南側に浜名湖が見えます。

ミシマサイコ ↓

薬草として採取されてしまい、今は希少種となったミシマサイコを見つけました。

ミカワマツムシソウ ↓

花探しのためにある区間だけ稜線をピストンしています。稜線脇でミカワマツムシソウを見て行きます。

ウメバチソウ ↓

ウメバチソウの咲く場所も何箇所かあります。

装飾花の付いたミカワマツムシソウ ↓

こちらでは珍しく縁に装飾花をつけたミカワマツムシソウが出てきました。

カキラン ↓

意外なことに結構な乾燥地でカキランの枯れた茎を見ます。どうやらこの夏に花を咲かせた個体のようです。

”展望丘” ↓

”展望丘”に再び戻ってくると、そこで夫婦が休んでいました。奥さんのほうはかなり疲れているらしくて、道に腰を下ろしていて、道を空けるのも大儀そうでした。

本宮山方面 ↓

ここから本宮山方面の抜群の眺めを”賞味”します。

ナガバノコウヤボウキ ↓

朝方はコウヤボウキでしたが、こんどはナガバノコウヤボウキに出会います。
残念ながらピンボケさせてしまいました。

山頂から浜名湖 ↓

雨生山の山頂から眺めるほうが、浜名湖の眺めは広く見られるようです。山頂からはその方角にのみ展望が開けます。

山頂ケルン ↓

ここの山頂に石積みが置かれているのは毎度のことでしたね。

西三河方面 ↓

山頂からまっすぐ下る道を選び、下りていきます。この道からの眺めも相当なものです。
眼下に東名高速道路が見え、豊川市を経由してそれから後は、岡崎方面を含む西三河に入っていきます。

空を舞うアサギマダラ ↓

見晴らしの良い斜面でちょっとした昼食タイムを取りました。
ふと空を見上げるとアサギマダラが飛翔していてどんどん高度を上げていました。

アキノノゲシ ↓

里に下りてあぜ道歩きをする中で、この花を見ました。

茶の木 ↓

さすがに茶の出所ですね、生垣に茶の木が使われています。

ユウスゲ ↓

再び蛇紋岩の露出した斜面の登りに取り付きました。ここではユウスゲの咲いた茎がところどころで立っています。

ソヨゴ ↓

矮小化したソヨゴの木に、実が残っています。

アキノキリンソウ ↓

アキノキリンソウも相当小型化しています。

シュロソウ ↓

山の沢沿いの日陰地にはシュロソウも残骸の姿で見られました。

ネズミサシ ↓

ネズミサシは実をたくさんつけています。

シモツケ ↓

シモツケの咲き残りがわずかにありました。

リンドウ ↓

朝はつぼみでしたが、日の射した今は良い姿を見せてくれます。

歩行数 ↓

約5時間ほどでしたが、花探しの楽しい時間が終わりました。程よい疲れに包まれています。
コメント
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