ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

夏も近づく八十八夜・・・・・ん?なんで「夜」なのか? 

2021-05-01 16:44:02 | 草花
今日は八十八夜ですが、おそらく今日の昼日中でも八十八夜なんでしょうね。
思うにこの日全体を、(昼間でも)八十八夜というようです。これは昔の暦が「月」の満ち欠けを基準に「夜」で日にちを数えていたからなんでしょうか。
このころになると、晩霜もそろそろ終わり、種まき・茶摘み・養蚕など農作業を始める目安の日になっているようです。

「茶摘み」という唱歌では
夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは 茶摘じゃないか 茜襷(あかねだすき)に菅(すげ)の笠

日和つづきの今日此の頃を 心のどかに摘みつつ歌ふ 摘めよ 摘め摘め 摘まねばならぬ 摘まにや日本の茶にならぬ
・・・・・と、格調高く歌い上げています。

さて、この八十八夜の「八十八」という字の部位を組み合わせると「米」という字になり、縁起が良い日ということになったようです。
ですから、縁起ついでに、この日に摘んだ茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きするともいわれてきているようです。
確かに新芽ですから、滋養成分に富んでいることでしょうね。

先人たちの秀句を見ました。

霜なくて曇る八十八夜かな/正岡子規

母ねむり八十八夜月まろし 古賀まり子

花何ぞ八十八夜の茶山過ぐ 角川源義

霜害を恐れ八十八夜待つ 高浜虚子

爺ヶ岳八十八夜の月くもる 服部鹿頭矢

雨粒の甘き八十八夜かな 石田阿畏子

茶畑のうねりも八十八夜かな 森田虚逸

八十八夜古茶の湯加減ていねいに 及川貞

4月30日早朝に見た月(没する少し前) ↓

月齢は17.7でした。

そして同日の夜更けに見た月 ↓

こちらは夜に出てきたばかりのところを撮りました。月齢は18.5でしたが、同じ日であっても月の傾き方は大いに違っていますね。



ジャガイモ ↓

ナス科らしい花が咲き出しました。



シラン ↓

庭のシランが花の最盛期となっています。



芍薬 ↓

芍薬もいろんな場所で咲き、目を楽しませてくれます。



アゲハチョウ ↓

アゲハ蝶が柑橘類の新葉に卵を産みつけに来ました。これが孵っても、幼虫になると途端に野鳥の餌食になってしまいます。



アスチルベ ↓

これは「アワモリショウマ」として頂いてきたものですが、もう少しで花が開くようです。



ジャーマンアイリス ↓

涼しい色のものが咲きそろいました。



カリン ↓

実が大きくなっていく様子を見るのも楽しみです。


新幹線三河安城駅の北側の並木はヤマボウシが植えられています。その花を見に行きました。

三河安城駅(北側) ↓

このご時世ですので人影はまばらでした。



ヤマボウシ ↓





花には少し早かったのですが、その分だけ新鮮味のある姿でした。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする