ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

アジサイ(あじさい 紫陽花)の季節

2022-06-04 04:33:16 | 草花
紫陽花の花に相応しい字面はどれなんでしょうか? 人によって違いがあるかもしれませんが、小生的にはひらがな表記かな・・・と。
アジサイはアジサイ科アジサイ属の落葉低木であります。
漢字で紫陽花と書くと、思いつくのは7月17日の「紫陽花忌」ですね。これは夏の季語にもなっていて、俳人水原秋櫻子の命日です。
     濯ぎ場に紫陽花映り十二橋   水原秋桜子  (十二橋は水郷潮来)
     紫陽花や水辺の夕餉早きかな  水原秋櫻子
「紫陽花忌」
     出雲には佳き菓子のあり紫陽花忌   長谷川史郊
     紫陽花忌色なき夢に目覚めけり    徳田千鶴子
7月17日は俳優石原裕次郎の命日でもあり、紫陽花の花が好きだった彼が有名人であったために「紫陽花忌」は彼に乗っ取られた感じがしますが、こちらは「あじさい忌」とするようです。

「放浪記」・「浮雲」で知られる作家・林芙美子の命日(こちらは6/28日)も広島県尾道市では「あじさい忌」だそうです。

アジサイの語源は『万葉集』で「味狭藍」「安治佐為」、和名類聚抄では「阿豆佐為」の字をあてて書かれているそうですが、もっとも有力とされているのは、「藍色が集まったもの」を意味する「集真藍(あづさあい/あづさい)」が転化したものとする説だそうですが、遠い昔のことで追跡不能です。

もっと面白いのがアジサイの花言葉なんです。ネット上で調べてみると、出るわ出るわ・・・・
いわく・・・:冷淡、無情、浮気、知的、神秘的、辛抱強い愛.移り気、変節、和気あいあい、家族、団欒
     白い紫陽花の花言葉は『寛容』
     緑色の紫陽花の花言葉は「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」
と「正反対」の意味迄含み、何でもありの世界となっていました。








しばらくの間は色の七変化とやらを楽しむことにします。



夾竹桃 ↓

白い花では暑苦しさは感じないで済みます。



二日夕刻の雀 ↓

餌を置いても以前のように我先にと集まる風ではなくて、せっかく 置いた餌なので、お付き合いしとくか・・・・という態度です。



マテバシイ ↓

花と、今年大きくなる実が画面の真ん中に見えています。
公園に多く植栽されますが、これは虫害に強いことに拠るということです。



ホルトノキ ↓

この時季に真っ赤に紅葉する葉を混ぜて見せてくれます。花の蕾も付けていますが、花が咲くのはこれからだいぶ後になりそうです。
コメント (6)
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