ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

1月1日 富幕山の展望台で初日の出を待ちました。 (上の部)

2017-01-04 07:17:45 | 草花
元旦に初日の出を拝みに、静岡県の富幕山の展望台に行ってきました。
その時の初日の出と富士山の夜明けの景色は元旦に記事に致しましたが、こちらの記事ではそこから見えた景色を主題にして上・下二部構成でレポートしていきます。

未明の富士山 ↓

元旦の午前6時13分のことです。林道を歩き始めると空が茜色に染まり始めました。
この写真を撮ってから、気を急がせて、速足で先を急ぎます。



三岳山と竜ヶ石山 ↓

富士山よりもこちらの方角の方が太陽に近くて空の染まり方も色が濃いですね。
時刻は上と同じ午前6時13分です。



朝の気配 ↓

林道歩きが終わり、登山道との交点に着きました。
時刻は午前6時30分で、ここまでの区間を急いで歩きましたので、汗を搔いてしまいました。
植林の向こうに見える東の空は明るさを増しています。



登山道 ↓

時刻は同じく午前6時30分ですが、登山道の方向はまだ暗くて、フラッシュを焚かないと写りません。


展望台 ↓

山道に取付いて本当にすぐ、展望台が見えて来てしまいます。



イノシシ ↓

展望台の下にはイノシシの置物があります。先日孫と来た時にはすぐに跨っていました。



富士山 ↓

時刻は午前6時34分、展望台の上で、日の出までもう少しだけ待つことになります。
急いで歩いて来たので身体が温まり、寒さを全然感じません。富士山は未だシルエットです。



三岳山と竜ヶ石(りゅうがし)山 ↓

この二つの山の間に川が流れていて(井伊谷川)、その2km足らず下流を井伊谷(いいのや)と言います。
NHKの大河ドラマの舞台だそうですが、今いるこの展望台から、7kmくらいの距離にあります。

ちょっと脱線しますが、2015年の年末にあの三岳山に行っています。
山頂は国指定史跡の城跡になっていて、かつては井伊谷領主・井伊道政が築城した山城だそうです。



脱線ついでに ↓

2015年の年末に訪れた時の三岳山の山頂の様子です。



脱線のおまけ ↓

その時三岳山山頂から眺めた富士山です。山頂部では細かい木が茂り始めて視界を妨げてしまっているので、今年のドラマ放映を機に、山頂部の伐採を進めて視野を確保することになったそうです。



本題に戻ります。
八高山と風力発電施設 ↓

三岳山の東側に風力発電の施設が10基ほどありました。



富幕山の山頂 ↓

今回は富幕山の山頂までは足を延ばしません。山の端にアンテナの頭の部分が見えています。



宇連山 ↓

展望台の付近も立ち木が背丈を延ばしてきて、随分視野を妨げられています。
ここでも、浜松側の眺めは、NHKドラマ放映のお陰で、人の訪れが多くなることを見込んで、視野を妨げる立ち木を伐採することに決まったそうですが、愛知県側の視野が心もとなくなってきた今、ついでに伐ってくれると助かると思いますね。
奥三河の宇連山の眺めは木々の間からもう”虫の息”というところまで追い込まれています。
時刻は午前6時37分で、未だ日の出前です。
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新年のご挨拶申し上げます。

2017-01-02 16:32:00 | 草花
明けましておめでとうございます。
年が変わって一番最初にしたことは、早起きして初日の出を拝むべく車で走りました。
すでにご報告済みですが、富幕(とんまく)山の展望台から眺めた初日の出は木々に邪魔されて、絵に描いたようなものではありませんでしたが、まぎれもない初ものでした。

日の出は不出来でしたが富士山の眺めは及第点でしたでしょうか。
そこからの帰途、シモバシラの氷柱を見るために立ち寄った場所では、気温が高いために氷が結ばずに落第点でしたが、そこにこりんさんが来ていましたので、今年最初の”初ビックリ”となりました。(シモバシラの画は二年前のものです)

年初のご挨拶の後に、こりんさんのご案内によって、付近の展望地で山岳景観を楽しみました。
(あとのブログでご案内いたします。)

元旦のことですので家族のだんらんがありますから、急ぎ家に帰り、みんなでお雑煮を食べた後、神社に初詣に行きました。
元旦は朝が早かったので、この晩は早寝してしまいました。

明けて本日は嫁に出た娘家族が我が家にやってきました。
恒例の写真撮影の後は、一通りの団欒タイムとなりました。ここの所こういう場で、無理にはお酒を飲まないことにしてしまいましたので、お屠蘇を賞味した後は、ノンアルコールのビール?で乾杯ですね。

その後子供たちを外に連れ出して、お年玉として何か買い物をしてあげることにしました。
アルコールの入らない宴会はこういう時に威力を発揮しますね。車で外出できてしまうのですから。
そのついでに四季桜の花を見ておくことにしました。

こうして我が家のお正月はアッサリとスケジュールをこなせたようです。

初詣のお詣り ↓

午後3時頃なのにこのような行列でした。




神社の飾りつけ ↓

門松に日の丸、目出たいですね。



明けて二日 ↓

お正月に恒例の記念撮影です。



四季桜 ↓





四季桜はお約束通りに咲いていました。年が改まってみる桜の花は、格別に思います。

本年もどうかよろしくお願いいたします。

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12/28日 弓張山地の最高峰、鳶ノ巣山まで、阿寺の浅間山(644m)から県境稜線歩き その4(最終記事):鳶ノ巣山山頂に着き、山を下る。

2017-01-02 13:13:11 | 草花
一月二日には「初夢」という言葉を思い浮かべます。
大みそかの晩に見ても、一月一日の晩に見ても、この日の晩に見てもどれも「初夢」で良さそうですが、
それがはっきり決まらないと落ち着かない向きは、大みそかの晩に紅白歌合戦を見てから、床に就き、そこで「富士山」の夢を見ておき、元旦の晩には「鷹」の夢を見、二日の晩に「茄子」の夢を見ると縁起物の役者が出そろうことになります。

初夢に古郷を見て涙哉 一茶
これはあまりにも有名な句でしたね。

初夢に見しふるさとは明治の世 瀧 春一 
この句は上掲の一茶の句を意識したものでしょうか。
小生に当てはめるならば、「明治」を→「昭和」に替えるとしっくり来そうです。

初夢の思ひ出せねどよきめざめ 三浦恒礼子 
ぶちょうほうものの小生のことですから、見た夢はたちどころに忘れてしまい、「良く寝た!」と寝床から起き出すに違いありません。

今山行で最後の部分をレポートしていきます。
669.5m峰の登りに取付く ↓

ここからの道が、今回山を歩いた中では、一番体力を使った登りとなりましたが、それでも20分くらいのものでした。



669.5m地点 ↓

前方に669.5mの標石が見えて来ました。この場所は地図上にも記載があります。



フェンス ↓

669.5m地点から鳶ノ巣山の山頂まではもうほとんど登り勾配が無くて、距離も260mくらいしか離れていません。道の静岡県側に網のフェンスが出て来ました。
恐らく鹿除けの措置なんでしょうね。



鳶ノ巣山山頂 ↓



鷹の巣山の山頂に着きましたが、そこは平地のようになっていて、眺望も得られることがないので、少し気落ちしました。しかし、地図上で自分の歩いた軌跡を引きますと、JRの二川駅からここまで弓張山地を一本の線でつなげることが出来たことになり、一つの「出来事」となります。
距離にするとおよそ50kmになるそうです。



尾根下り ↓

山頂に到達した時刻は午後1時37分のことで、朝に歩き始めてから6時間半以上経っています。
帰路を急ぐことにします。



擂り鉢状 ↓

山頂から真っ直ぐ車の通れる林道に下ろうとしていましたが、始めのうちは道があったのでそれを使い、やがて道が怪しくなりだしたので、そこを離れて、真っ直ぐに下ることにしました。
この斜面がすり鉢状になっていて、なかなかの難物でした。



林道歩き ↓

林道に下り立ったらもうこちらのものです。これから後は道沿いの景色の移り変わりを楽しんで歩くだけです。


滝沢不動 ↓

道沿いに水の飲める場所がありました。そこはお不動様を祀っています。お参りした後で、山の水を頂きます。



浅川集落 ↓

山の中腹に小集落があります。日は西に寄り始めています。



簡易水道施設 ↓

この付近に二つある集落の水道施設でしょうね。昔は山の水だけを自家に引き込んで生活していたのでしょうから、有り難いことです。



ススキの道 ↓

林道と言ってももう何年も車が通っていないような、地道になりました。道にはススキが生えています。



ツツジ科 ↓

道脇に、おそらく植えたものでしょうね、ツツジ科の木が大きな株立ちになっていました。



寂びれた道にガードレール ↓

右側のガードレールを見て、感じましたね。たいして危険でもなくて、崖もないのに、こんな場所にガードレールを設置して、税金の無駄遣いではないかと一瞬思いましたが、日本の経済が元気なころにはこういう一見無駄に思えることも含めて盛んにお金が巡っていたのですね。
今の沈滞状況よりもよほどこの時の方が良かったのかもしれないと感じてしまいました。



土砂崩れ ↓

ここでは山側から土砂が崩れて押し寄せてきています。この林道を車が通ることはないみたいなので、被害はゼロですね。修復もせずに放置されていて、それでも不便を感じないほどに、日本の経済は活気を無くしているのでしょうね。


林道歩きの終点 ↓

山を歩きながら、日本の行く末を案じたりして、奇妙な山行となりましたが、林道の通行止めしてあるところに来ました。
これで林道歩きは終わりです。(背中側に県道を背負っています。)


県道と県境 ↓

早朝に車で走って来た道を歩いて、県境まで来ました。この手前で右折して、車を置いた場所まではまた林道歩きです。



凍結防止剤 ↓

その林道はアスファルト舗装の立派な道です。道脇に置いてあるのは、凍結防止剤ですが、雪の上に撒いて融雪剤にもなるようです。



フユイチゴ ↓

道端でフユイチゴも見ます。


総歩行数 ↓

車のところに戻ったのは午後3時45分のことでした。日は西に傾いていますが、まだ一時間ほどは明るさが残っています。
この場所で入念にストレッチをしてから車に乗ります。
帰りの道では案の定、岡崎市内と、安城市内で交通渋滞に遭いました。
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富士山と初日の出 富幕(とんまく)山の展望台より

2017-01-01 19:09:57 | 草花
富士山の夜明けと初日の出を見たくて、愛知と静岡の県境に近い富幕(とんまく)山の展望台に行きました。
西三河に住む小生にとっては、富士山のしっかりと見える一番近い場所なのです。
元日の朝4時起きして、62km先の陣座峠までやってきました。

ここはつい先日(12/23日)に孫を連れて山の神様と4人でやって来たばかりの場所です。
その時はあいにくの空模様で、富士山は見えませんでしたが、今回は天気予報で確かめたその上に早起きして万全を期して乗り込んできました。

歩き始めは懐中電灯を点していましたが、直に東の空が明るくなってきたので、急いで歩きましたので、展望台に着いた時にはひと汗かいてしまいました。

展望台で日の上がってくるのを待ちながら、何枚か写真を撮っているうちに地元の方たちもやって来て、ひとりぼっちの初日の出参拝ではなくて、初めて出逢う人たちと賑やかで和気あいあいの新年となりました。

以下に日の出と富士山の画を時系列で並べます。
富士山 ↓









日の出の前に山がバラ色に染まった瞬間がありました。日が出てきたら、もっとすっきりとした富士山になると期待していましたが、今朝の気温では山に靄が掛かり始めてしまい、このあたりの眺めが限度となりました。



初日の出 ↓







初日の出を見るには目の前にものがあってはなりません。
しかし、ここでは植林された桧が育ち、枝や葉が視野の邪魔をして、肝心の日輪は、きれいな円を作ってはくれません。

この地はNHK大河ドラマ「『おんな城主 直虎』 の舞台でもありますので、地元では力こぶが入り、その場所の視界を遮る桧の植林はドラマを契機として、近いうちに伐採してしまうそうです。
そうすれば、舞台の井伊谷(「いいのや」と読みます)も視界に入って来るのではないでしょうか。

そうなったときにもう一度この場所に、富士山と日の出を拝みに来たいと思っています。
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12/28日 弓張山地の最高峰、鳶ノ巣山まで、阿寺の浅間山(644m)から県境稜線歩き その3:尾根を、道を探しながら歩いて行きます。

2017-01-01 07:00:00 | 草花
2017年が始まりました。
(この記事が皆さまの目にとまる頃、小生は初日の出を拝みに、山に入っていると思います。)

改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦の記事としては、一番地味すぎる部分をレポートすることになりますが、例によりまして、適当に距離を置いてお付き合いいただければと思います。

地すべり防止 ↓

静岡県のこういう標柱がありました。これから先にももう一本立っていました。
地図で確認すると山斜面の等高線間隔が密で、下に県道が走り、過疎の?集落もあります。
しかしながらどういう方法で対応しているのかはわかりませんでした。



伐り出しの痕か? ↓

行く手にアカガシでしょうか、大木の叢生がありました。昔は薪炭の伐り出しがあったのでしょうね。



二種類の杭 ↓

ここでは二種類の杭が写っています。手前の赤いものは所々境界に打たれていました。
奥の長い杭には「地すべり防止区域 標柱6号」と書かれていました。この山斜面の南東200m先に県道と集落があります。



マンリョウ ↓

マンリョウが赤い実をつけています。今回はマンリョウをあまり見かけませんでした。



鳶ノ巣山 ↓

樹の幹の間から、これから向かう鳶ノ巣山が見えています。今回はこの一回だけ見たにすぎません。



アンテナの残骸 ? ↓

これは共聴アンテナの残骸でしょうか、地図上の517m地点にありました。先ほどから出ている集落で使ったもののようです。



これも残骸 ↓

山の地図に標高の記載してあるポイントに、こんなものが錆び果てて放置されています。
時刻は午前11時36分になっています。ここで小休止を入れておきます。



尾根歩き ↓





稜線の道を進みますが、時々道が不明瞭になりますが、GPSと相談しながら歩きます。



青空 ↓

天気がこんなに良いのに静岡県側の遠くへの景色がさっぱり得られません。
行く手に大きな枯れ木が見えています。こういうものに興味を惹かれて歩くしかありません。



羊歯の道 ↓

また道がなくなってしまい、シダの密生する中を強行突破していきます。



天狗棚 ↓

地図に記載されている標高514m地点に着き、ここからも木の間から奥三河の山が見えていました。



三ツ瀬明神山 ↓

左に小さくアンテナが立っているのが西峰で、右側の一番高いのが山頂です。



東海自然歩道と出会う ↓

尾根道はやがて東海自然歩道と出会い、しばらくの間はつかず離れず歩くことになります。



枯れ木 ↓



この枯れ木にはサルノコシカケがいくつか着いていました。



エビネ ↓

ここでもエビネを見ていきます。



669.5m峰 ↓

これからは鳶ノ巣山の手前の669.5m峰を目指していきます。



薄氷 ↓

道のくぼみの水たまりに薄氷が張っていました。お昼過ぎでも風が結構冷たかったですね。







 
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