最近は、わざわざ映画館まで足を運んでも見たいと思う映画がありません。「風たちぬ」とか「清洲会議」とか話題になっているようですが、あとでiTunesでもいいかな、と思ってしまって。出ている俳優さんたちに一人だけでも嫌いな人がいると、見に行かなくなってしまっています。
そこで久しぶりの映画の話題です。
という事で今回はトム・ハンクス主演の映画です。
前評判も高く、アカデミー賞間違いなし、という意見も聞かれますが、前評判がいい、というのは実にあてにならないという事を経験していますので、あまり期待しないでですが、しかしトム・ハンクスなので多少は期待しつつ、ようやく映画館に行きました。
そこで結果は
🍎🍎🍎 !!
です。
もしかしたら、本当にアカデミー賞間違いなしかも。
一番感動したところはラストシーンです。
ネタバレですが、まあ、事実あったことなのでいいかと思いますが、結局キャプテン・フィリップスはアメリカ海軍によって救出される訳です。その救出されたあと、キャプテンは医務室に連れて行かれ、健康診断を受けるのですが、そのときのトム・ハンクスの演技!!。
それまでの事は全部ドラマとわかっているものの、その時の彼の表情は、まさに今この瞬間に生死を分けた修羅場から生還した人間そのものの表情でした。臨場感を感じさせてくれます。
何しろ顔面蒼白、言っている事は支離滅裂。が徐々に落ち着いてくるとともに顔にも赤みがさしてくるんですね。
これも演出でしょうか。
助かったという安堵感はもちろんですが、それだけではなく、そこに流す涙には、複雑な感情が含まれているように感じました。
どうしてこんな事になってしまったんだ、なぜ、あの子たち(ソマリアの海賊)は死ななければならなかったんだというような。。。というような。特に海賊の中には14歳の子供も含まれていたので、彼に対する気持ちも含まれているのではと感じました。救出されるまでの間、この14歳の彼の怪我の手当をしたり、もうやめるんだ、と何度も説得していましたから。
この涙でこちらも本当に泣けてしまったのです。
このときの演技だけでも、アカデミー賞ものだと思います。
また、この映画は映画であってもドキュメンタリーのように作られていますね。手持ちカメラを多用し、今まさに、海賊の襲撃を受けている、という臨場感を見る者に与えてくれます。
アメリカ海軍による救出劇も実に淡々と描かれています。がそういう描き方も、臨場感を高める意味でも良かったと思います。あまり顔の知れた俳優がいなかったのもいい。
この救出の仕方というのは、さすがアメリカ海軍!と思わせてくれました。SEALsも登場するし。。こういう統制のとれた行動って、見ている者にはすかっとした気分を与えてくれますね。
映画を見ながら、日本の海上自衛隊だったら、どうするんだろうと考えてしまいました。お金渡して、終わりかな?
最後に、ソマリアの海賊役を演じていた人、トム・ハンクスに負けず劣らず、本物っぽい雰囲気を醸し出していました。
どういう人たちなんだろう、とパンフレットを読んだら、ソマリア系アメリカ人という事でした。アメリカにもソマリア系アメリカ人という人たちがいる、という事をこの映画で初めて知りました。オーディションで1000人の中からこの4人を選んだという事です。
リーダーのムセ役の人、本当に骸骨みたいにやせていましたが、演技もうまかった。トム・ハンクスを相手にして、全然負けていません。
別の演技も見てみたいと思うのですが、その時はもっと太っているかしら??
ムセもアメリカに行きたいと言っていましたが、結局最後まで生き残り、囚人という形でアメリカに行く事になるんです。ソマリアが内乱もなく、平和だったら別の形でアメリカに行く事もできただろうに、と思わざるを得ませんでした。
映画館に行って、損はしない映画だと思います。
今年はそれほどヒットした映画がない中、これが一番かなと思いますが、12月にもいろいろ新しい映画が封切りされるようですね。
映画館に行きたいと思わせてくれる映画だったら、また行きたいと思います。
予告編でやっていたのですが、来年、「トランスフォーマー4」が夏に封切りされるということ。思わず4ですか?!と思ってしまいましたが、マンネリ化するような内容だったら見に行かないかも、と思っちゃいました。
12月にはサンドラ・ブロックの「ゼロ・グラビティ」と岡田准一くんの「永遠の0」に期待していますが、さて、どうなるでしょう。
そこで久しぶりの映画の話題です。
という事で今回はトム・ハンクス主演の映画です。
前評判も高く、アカデミー賞間違いなし、という意見も聞かれますが、前評判がいい、というのは実にあてにならないという事を経験していますので、あまり期待しないでですが、しかしトム・ハンクスなので多少は期待しつつ、ようやく映画館に行きました。
そこで結果は
🍎🍎🍎 !!
です。
もしかしたら、本当にアカデミー賞間違いなしかも。
一番感動したところはラストシーンです。
ネタバレですが、まあ、事実あったことなのでいいかと思いますが、結局キャプテン・フィリップスはアメリカ海軍によって救出される訳です。その救出されたあと、キャプテンは医務室に連れて行かれ、健康診断を受けるのですが、そのときのトム・ハンクスの演技!!。
それまでの事は全部ドラマとわかっているものの、その時の彼の表情は、まさに今この瞬間に生死を分けた修羅場から生還した人間そのものの表情でした。臨場感を感じさせてくれます。
何しろ顔面蒼白、言っている事は支離滅裂。が徐々に落ち着いてくるとともに顔にも赤みがさしてくるんですね。
これも演出でしょうか。
助かったという安堵感はもちろんですが、それだけではなく、そこに流す涙には、複雑な感情が含まれているように感じました。
どうしてこんな事になってしまったんだ、なぜ、あの子たち(ソマリアの海賊)は死ななければならなかったんだというような。。。というような。特に海賊の中には14歳の子供も含まれていたので、彼に対する気持ちも含まれているのではと感じました。救出されるまでの間、この14歳の彼の怪我の手当をしたり、もうやめるんだ、と何度も説得していましたから。
この涙でこちらも本当に泣けてしまったのです。
このときの演技だけでも、アカデミー賞ものだと思います。
また、この映画は映画であってもドキュメンタリーのように作られていますね。手持ちカメラを多用し、今まさに、海賊の襲撃を受けている、という臨場感を見る者に与えてくれます。
アメリカ海軍による救出劇も実に淡々と描かれています。がそういう描き方も、臨場感を高める意味でも良かったと思います。あまり顔の知れた俳優がいなかったのもいい。
この救出の仕方というのは、さすがアメリカ海軍!と思わせてくれました。SEALsも登場するし。。こういう統制のとれた行動って、見ている者にはすかっとした気分を与えてくれますね。
映画を見ながら、日本の海上自衛隊だったら、どうするんだろうと考えてしまいました。お金渡して、終わりかな?
最後に、ソマリアの海賊役を演じていた人、トム・ハンクスに負けず劣らず、本物っぽい雰囲気を醸し出していました。
どういう人たちなんだろう、とパンフレットを読んだら、ソマリア系アメリカ人という事でした。アメリカにもソマリア系アメリカ人という人たちがいる、という事をこの映画で初めて知りました。オーディションで1000人の中からこの4人を選んだという事です。
リーダーのムセ役の人、本当に骸骨みたいにやせていましたが、演技もうまかった。トム・ハンクスを相手にして、全然負けていません。
別の演技も見てみたいと思うのですが、その時はもっと太っているかしら??
ムセもアメリカに行きたいと言っていましたが、結局最後まで生き残り、囚人という形でアメリカに行く事になるんです。ソマリアが内乱もなく、平和だったら別の形でアメリカに行く事もできただろうに、と思わざるを得ませんでした。
映画館に行って、損はしない映画だと思います。
今年はそれほどヒットした映画がない中、これが一番かなと思いますが、12月にもいろいろ新しい映画が封切りされるようですね。
映画館に行きたいと思わせてくれる映画だったら、また行きたいと思います。
予告編でやっていたのですが、来年、「トランスフォーマー4」が夏に封切りされるということ。思わず4ですか?!と思ってしまいましたが、マンネリ化するような内容だったら見に行かないかも、と思っちゃいました。
12月にはサンドラ・ブロックの「ゼロ・グラビティ」と岡田准一くんの「永遠の0」に期待していますが、さて、どうなるでしょう。