
原題 The Greatest Game Ever Played
マスターズは終わりましたけれど、これからはゴルフまっさかりのシーズンとなります。
という訳でゴルフ映画を少しずつ紹介していきます。
この映画は日本未公開。たまたまiTunesで発見しました。Disneyの映画で、若き頃のシャイア・ラブーフくんが主演しているという事で、早速鑑賞。

若者とのサクセスストーリーとしては非常に面白く拝見できました。また主人公のフランシス・ウィメットという人物が実在したという事も新しき発見。日本では、アメリカ人で有名なアマチュアゴルファーというと、あのボビー・ジョーンズが良く知られていますが、このフランシスは全くの無名と思われます。
そのボビー・ジョーンズが全米オープンで初優勝した1923年のちょうど10年前の1913年に、フランシスはこの全米オープンで優勝しています。ただ優勝しただけでは本人が今現在においても、名前が忘れられていないのはなぜかというと、アメリカでは彼こそがアメリカのゴルフの父と呼ばれているからです。

1913年頃のアメリカと言うと、ゴルフはまだまだ中流階級以上の富裕層のスポーツでした。また、ゴルフの主戦場と言えば、まだまだイギリスでした。ですから庶民がゴルフをするなんて、夢のまた夢みたいな事だったようです。貧しい家庭に育ったフランシスですがたまたま家がゴルフ場の隣にあったため、小さい頃からキャディーをアルバイトがわりにしていたようです。そのような縁があって、1913年の全米オープンに出場する事ができました。
当時はネクタイしてジャケット来て、なんていうファッションでゴルフしていたんですね。その服装で良くクラブを振れたと思うのですが、飛距離は出たんでしょうか。
そしてその全米オープンで、ゴルフ史に残るような名勝負を繰り広げるのですが、そのときのキャディーはたった10才の男の子。そのキャディー君が、緊張しているフランシスを励まし励ましラウンドして行く姿には笑ってしまいます。
でもその名キャディーのおかげで、見事フランシスが優勝。今も昔も名ゴルファーに名キャディーあり、ですね。
また、全米オープンでアメリカ生まれの生粋のアメリカ人が優勝したのは、この大会が初めてということです。当時の新聞1面にでかでかとこの優勝記事が掲載されたということですが、この事実が、アメリカにゴルフを認知させるきっかけになったようです。
その後、50年簡に渡って、イギリス人はこの全米オープンで優勝出来ていない、という事も面白い事実です。
ゴルフ好きには、まず必見の映画でしょうか。スポーツするにはまずその歴史を知る事、、、なんちゃって。
こういう英雄がいた、という事を知る事もスコアアップにつながるかもしれません。
という事で、評価は
🍎🍎🍎
見終わって、何ともいえない爽快感に包まれます。
ゴルフを題材にした映画というのはあまりありませんが、これからはちょこちょこと紹介して行きたいと思っています。
映画「グレイテスト・ゲーム」