シャラポワが重大発表する、というお知らせが流れました。
多くの人々が引退発表かと思っていたと思いますが、なんと、ドーピング問題が発覚したという発表でした。
このニュースを聞いた当初は、あのシャラポワが意図的にドーピングしていたのかと驚きましたが、そうではなく、健康上の理由である薬を10年も前から内服していたという事でした。
でも、ここで浮かんでくるのは、一体シャラポワはなんの病気だったのか、という事です。
というのも、禁止薬物とされたメルドニウムという薬、心臓疾患などに使われる薬だからです。
そこでシャラポワは心臓疾患なのかと疑いたくもなりますが、そういう事ではなく、精神的、肉体的ストレスの症状を軽減、体液性粘液の活性化、心臓保護作用があるという事です。ラトビアで開発され、不整脈、糖尿病にも用いられるという事でした。
特に病気ということではなく、予防ということで服用していたようです。
アメリカでは認められていない薬です。
がロシア辺りでは普通に服用されていたのではないでしょうか。
でもこの薬、昨年までは摂取していても何もおとがめがありませんでした。ですが、アスリートがメルドニウムを競技力増強の目的で摂取することがあるという事から、禁止薬物に指定されたようです。
それもこの1月1日から。
今回の変更に関して、選手宛に通知が行っているという事だそうですが、シャラポワはその変更をチェックしていなかったとか。
近年、ドーピングの問題に関しては、関係各機関かなり厳しくなっていますから、選手個人が内服している薬に関しては神経を尖らせておかないと行けません。
シャラポワももう10年も内服していて、その間何もなかったのだからという事で、あまり注意をしていなかったのかもしれませんね。
こんな事で、資格停止になってしまうとは、本人もそうですが周りもびっくりしてしまいます。
シャラポワも「こんな事で引退したくない」というような事を話していましたが、切実だと思います。
まだ正式な処分は決定されていませんが、せっかくのテニスシーズン、厳しい処分でないと良いのですが。。。