信濃国と言えば一宮は諏訪大社。諏訪大社と言えば諏訪にあり、ここには昔の五畿七道の一つの東山道が走っています。
そして諏訪大社といえば、御柱もあり全国的に有名です。
そこから碓氷峠を下ったところが群馬県なんですが、では、群馬県の一宮と言ったらどこなんだろう、と考えても全く思い当たりません。
と、地元の人に聞いてみたら、貫前神社、だという事。
最初は ぬきさき としか言葉で聞いただけですが、その漢字を教えてもらい、ここで初めて、ぬきさきは貫前、という事を初めて知りました。
そしてその神社は富岡にあるということ。
それに、本殿が下がったところにあると聞いて、これは行くしかない、と思い立ち、晴れた日、この貫前神社に行ってきました。
が、一宮という割には若干寂しいようなところにある神社。
ここが入り口。
ここから上ではなく下に向かって階段が伸びています。
上から本殿も全部見渡せるわけですが、なぜか、人が殆どいません。
誰も参拝しないのか、ちょっと不思議。
本殿に着くと祝詞が聞こえたので、どなたかが正式参拝でもされていたのでしょうか。
が、拝殿そのものは見えませんでした。
どこで祝詞を上げられていたのかしら。
参拝客は誰もいませんが、神主さんと巫女さんたちは何やら、社務所でとても忙しくされていました。
お正月の準備でしょうか。
帰りの階段は見上げるとこんな感じ。
その後、神社前の大きな鳥居からは富岡の町が一望できます。
さて、この神社の本殿まで下がる階段ですが、その理由は謎らしい。
他にも宮崎と熊本にも同様の下り宮があり三大下り宮と言われているそうです。
この貫前神社、人がいない分、神々しさを余計に感じられるかもしれないので、富岡製糸場に行くなら、ついでにここにも足を伸ばされたらどうでしょう。
でも、群馬県といえばこの貫前神社よりも榛名神社とかの方が有名ですね。が、ここは本殿にたどり着くまでが大変だったように記憶しています。ですから、ちょっと参拝というような感じではないので、足が遠のいています。
群馬県の皆さんは、貫前神社よりも榛名神社へと出向くのでしょうか。
榛名神社もまた訪れてみようかな。