ぶたころの愉快コレクション

近くの国営昭和記念公園の近況、アウトドア活動を中心に愉快を探していきたいと思います。

アメツユヲシノグ の巻

2012年06月23日 05時05分00秒 | 日記


私は建築士、しかも計画系の建築士なのに、我が家は先輩事務所の設計事務所と町内の工務店の建てた安普請の建売。まさに 紺屋の白袴 なのです。


独立した当時の若い頃、みんな寝る暇も盆暮れもないほど忙しく、

「 自分の家など設計している暇は無い、あれは自分の家の設計をしているらしい、よほど暇なんだな 」 とか、 「 自分の家を設計しても金にならない 」 などと言ってひたすら働いていました。



その頃世話になった先輩事務所が、

「 ぶたころ君も貸家でなく、そろそろ自分の事務所を作ったら?今なら開発しているところがあるから自分で設計して作れるよ 」

と、言ってくれました。

でもその場所は今市役所のある場所に隣接したエリアで横田基地の滑走路の延長線の下、で航空機の騒音が五月蝿い場所でした。

基地周辺の住宅防音補助金工事の設計で飯を食っていた頃ではありますが、ベトナム戦争の頃とは違って静かになったとは言っても航空機の種類に寄ってはかなりな騒音なので、

「 飛行機の下はどうも・・・」

と言うと、どのへんなら良い?と言いますので、今のあたりなら駅に近くて便利だし、静かなので良いかもと言いました。

国営昭和記念公園の場所はその前は進駐軍の立川基地で、大戦中は陸軍航空工廠で、そこに働く行員さんとか兵隊さんの宿舎のあった場所が今の場所なのです。


ちょうどそこに建売を1年前に3棟建ててまだ3棟とも売れ残っているとの事で、すぐ見に行ってみようと言う事になりました。

建売全盛時代、地価もたぶん一番高く金利も8パーセントの時代です。

3軒なら土地が数平米狭くてもやはり角地。


「 じゃあ、これを 」


と野菜でも買うように買ったのが今の家という訳です。
土地代は地主に、家は工務店に直接払いました。
つまり不動産屋さんへの手数料は無しです。


年末に引越し、年が明けて3月に息子が産まれ、今年3月で30歳になりました。

とにかく、雨、露は凌げています。


我が家が買って1年後に反対側の端の家、その1年後に真ん中が売れました。

_______________

今日のなぞかけお題 「 建売住宅 」





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4 コメント

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Unknown (よっくん)
2012-06-23 06:44:40
おはよ~さん

私は専門家ではありませんので、ぶたころしゃん論文で「日本の住宅事情昨今」など書かれたらいかがでしょうか?
文化住宅~公団団地~一戸建て~マンション・・・などに代わっていきましたね。
今、私の近くは今まで田んぼだった所に次々にマンションが立ち並んでいます。
言い換えれば農地が減ってきています。
特にTPPなんかになってくるとまた、農地が
余ってきますね。

さて、今日のお題(H24.6.23)
整いました
建売住宅とかけまして
八百屋さん、魚屋さんなど対面販売の店と解きます
そのこころは
立って(建って)売ります

返信する
今日は曇りです。 (ぶたころ)
2012-06-23 08:17:33
 よっくん しゃん

おはようでごわす。
(でも今日明日は梅雨の晴間になるそうです)

住宅に関して、子供の頃から今まで大きく変化しましたね。

それまでの数十年では考えられないほどの変化です。
民家園などを見て、今の住宅でこの時代の住宅としてはどんなものが残るのかなと思います。
性能の検査をしていて言うのもなんですが、過剰な部分もあるのかなと思います。
住宅は住むための道具だと思っていますが、今の住宅は住むための機械です。
機械はどんどん変化して行きます。ですから古くなるのも早いです。

新シリーズ : 「 住宅考 」 

なども時々入れましょうか。

あ、なんか最近始めたシリーズもあったですね・・・・・・・ そうだ、「 グチの吹き溜まり 」

立って売りますね~。
八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さん、考えてみると一日のうちで立っている時間が長いですね。

「 建売住宅 」 と かけまして、
「 負けた関取 」 と ときます。
その こころは、
土がつくでしょう。
返信する
Unknown (あるくーちゃん)
2012-06-23 19:03:06
こんばんは

「住むための機会」とはどんな住宅なのですか。便利過ぎるということですか。


「建て売り住宅」とかけまして
「同じ料理が二つきてしまいました」
そのこころは
 一戸建て(一個だけ)。注文していません


「建て売り住宅」とかけまして
「高性能の濾しザル」
そのこころは
 すぐに越せます(すぐ、煮濾せます)

返信する
機械と道具。 (ぶたころ)
2012-06-24 07:43:45
 あるくーちゃん さん

おはようございます。

昔の家は出来上がった時が完成でなく、家族形態の変化、社会の変化で住む人とともに変化して行きました。増築、改築など。
道具を使いこんで使う人にあうように変化して行くようです。
でも、今の住宅は出来上がった時が完成。
まるで車です。生活の変化、社会の変化に対応できなくなれば建て替え。

将来の変化に適応していくと言う考えは無くなったように思います。
三代使えると言う性能を誇っていますが、数年先には今の設備は古くなります。

寝室などはいつまでもそんなに変わることはありませんが、台所、浴室、便所などの変化はたいへん激しいのでその変化について行くことの出来る、使い込んでいける住宅が良いのかなと思います。
でも、激しすぎる変化の時代。車を買い替えるようになっていくのが機械的になったなと思うのであります。

建売住宅は一般的な間取りになっているので既製服のようにサイズがあえば割とあわせやすいと言う事もありますね。


注文住宅を見ていると、これは斬新に見えるけど、いつも住んでいると直ぐ飽きてしまうし、そうなると使いにくいだろうなと思うものもあります。
2階の一番奥の台所に買ったものを持ち上げたり、ゴミを捨てに行くのは大変だろうなとか、洗面所と台所が離れすぎて、洗濯をしながら炊事の片付けは大変だし、バルコニーまで洗濯物を運ぶのが面倒そうとか、掃除機の為に廊下にもコンセントがあると良いのにな・・・・・・など、家庭の中の作業、家事の効率などを考えながら色々な住宅を観察しています。


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