スイミング・マガジンのFacebookにドリル・マニュアルの動画が取り上げられています。
身体の動かし方で大切なことは、腰に力を入れることです。
腰に力を入れることで身体が安定し、大きな力を発揮させることができます。
おそらくどのようなスポーツでも腰を安定させることは大切なことだと思います。
水泳の場合は水に身体を浮かせていますから、なおさらしっかりと腰の力を意識する必要があります。
腰に力が入っていないと身体が沈んでしまい、お尻をあげて水に浮くことができません。
そして次に大切なことは、腰の力を足先や指先に伝えることです。
大きな筋肉の力を小さな筋肉に伝えていくことで、強い力を発揮することができます。
その練習を下半身からはじめます。
この動き方は、生息場所を陸上から海中へと移した哺乳類(イルカやクジラなど)の動きに近いものになります。
つまり、陸上で生活する人間が水中で動くときの自然な動きなのです。
注意すべき点は、膝です。
膝は水中では意識して動かす必要のない関節なので、自分で曲げることをせず、自然な動きを心掛けます。
水族館などで泳いでいるイルカを見る機会があると、大変参考になります。
予想以上に猛烈なスピードだと感じられるはずです。
竹村知洋