この言葉はジョン・F・ケネディ大統領の父ジョセフ・P・ケネディが息子の大統領就任に際して引用したものです。
When the going gets tough, the tough get going.
「タフな時には、タフな者が動き出す」
ジョン・F・ケネディ大統領は、東西冷戦の最中、ベルリン危機やキューバ危機に面した時のアメリカ大統領です。
特にキューバ危機は米ソによる核戦争につながる恐れに直面した政治的危機で、ソ連のフルシチョフ首相との交渉で最悪の事態を回避した出来事でした。
まさしくタフな時代にタフな仕事を要求されて動き出した大統領です。
思えば日本でも明治維新の時に活躍したのは、西郷隆盛や勝海舟、坂本竜馬などタフな人物でした。
ケネディの言葉は、タフな時にはタフな者でなければ生き残れないということも示しています。
競泳界にとって4月に東京オリンピックの選考会が控えている今はまさに「タフな時」です。
このタフな時に動き出す「タフな者」はいったい誰でしょうか。
竹村知洋