先日、神戸市が2026年の夏以降はすべての部活動を廃止するというニュースがありました。
静岡市でも部活動の全面地域移行の時期を早めるなど、日本全国で部活動を廃止する流れが加速しています。
そのようななかで、日大豊山は中学・高校ともに学校の部活動で全国大会に出場している数少ない学校の一つです。
中学生は受験を経て入学しているため、ほとんどの生徒はスイミングクラブを退会または休会して入学してきますので、1年生の時には体力・泳力が低下しています。
しかしその後、練習を積むことによって全国中学やジュニアオリンピックに出場できるようになります。
皆が学校の部活動で練習していますので、特にリレー種目で盛り上がります。
今年の全国中学でもメドレーリレーで第3位に入賞するという活躍がありました。
その成果は、全国中学のリレーの引継ぎタイムにあらわれているといえます。
泳者間の記録がリレーの引継ぎタイムです。
フリーリレー予選 第一泳者→0.04→第二泳者→0.13→第三泳者→0.16→第四泳者 引継ぎ合計記録0.33(一人平均0.11)
メドレーリレー予選 第一泳者→-0.03→第二泳者→0.19→第三泳者→0.25→第四泳者 引継ぎ合計記録0.41(一人平均0.14)
メドレーリレー決勝 第一泳者→0.05→第二泳者→0.20→第三泳者→0.37→第四泳者 引継ぎ合計記録0.62(一人平均0.21)
日大豊山中学の全国中学大会全体を通した合計の平均記録は0.45で、一人平均0.15でした。
この記録は、2024年度の全国中学・インターハイ・インターカレッジという全国大会すべての男子リレーの引継ぎ記録をみても、トップクラスの数字です。
パリオリンピックですら、日大豊山中学のフリーリレー予選の引継ぎタイムを上回ったのは、4×100m決勝の第5位のカナダチームのみ(合計記録0.30)です。
つまり、日大豊山中学のリレー引継ぎは、国内のみならず世界トップクラスであったということです。
全国中学のメドレーリレーでは第4位のチームとの差は0.38でしたから、これはまさに学校練習のチームワークの勝利といえるでしょう。
年末は日本大学の学生まで練習に参加してくれて、素晴らしい盛り上がりのなかで2024年の練習を締めくくることができました。
このような交流がもてるのも学校の部活動ならではといえます。
男子高校で部活動に取り組んでいるというだけでも、日大豊山は全国的に貴重な学校です。
選手だけでなくマネージャーなども含めて部活動に取り組む生徒や学生の姿を見ていると、教室だけでは得られない大きな学びや経験をしていることを実感致します。
色々な大人の事情はあると思いますが、持続可能な形で生徒の活動を継続する方策を見つけることが必要なのではないでしょうか。
竹村知洋
静岡市でも部活動の全面地域移行の時期を早めるなど、日本全国で部活動を廃止する流れが加速しています。
そのようななかで、日大豊山は中学・高校ともに学校の部活動で全国大会に出場している数少ない学校の一つです。
中学生は受験を経て入学しているため、ほとんどの生徒はスイミングクラブを退会または休会して入学してきますので、1年生の時には体力・泳力が低下しています。
しかしその後、練習を積むことによって全国中学やジュニアオリンピックに出場できるようになります。
皆が学校の部活動で練習していますので、特にリレー種目で盛り上がります。
今年の全国中学でもメドレーリレーで第3位に入賞するという活躍がありました。
その成果は、全国中学のリレーの引継ぎタイムにあらわれているといえます。
泳者間の記録がリレーの引継ぎタイムです。
フリーリレー予選 第一泳者→0.04→第二泳者→0.13→第三泳者→0.16→第四泳者 引継ぎ合計記録0.33(一人平均0.11)
メドレーリレー予選 第一泳者→-0.03→第二泳者→0.19→第三泳者→0.25→第四泳者 引継ぎ合計記録0.41(一人平均0.14)
メドレーリレー決勝 第一泳者→0.05→第二泳者→0.20→第三泳者→0.37→第四泳者 引継ぎ合計記録0.62(一人平均0.21)
日大豊山中学の全国中学大会全体を通した合計の平均記録は0.45で、一人平均0.15でした。
この記録は、2024年度の全国中学・インターハイ・インターカレッジという全国大会すべての男子リレーの引継ぎ記録をみても、トップクラスの数字です。
パリオリンピックですら、日大豊山中学のフリーリレー予選の引継ぎタイムを上回ったのは、4×100m決勝の第5位のカナダチームのみ(合計記録0.30)です。
つまり、日大豊山中学のリレー引継ぎは、国内のみならず世界トップクラスであったということです。
全国中学のメドレーリレーでは第4位のチームとの差は0.38でしたから、これはまさに学校練習のチームワークの勝利といえるでしょう。
年末は日本大学の学生まで練習に参加してくれて、素晴らしい盛り上がりのなかで2024年の練習を締めくくることができました。
このような交流がもてるのも学校の部活動ならではといえます。
男子高校で部活動に取り組んでいるというだけでも、日大豊山は全国的に貴重な学校です。
選手だけでなくマネージャーなども含めて部活動に取り組む生徒や学生の姿を見ていると、教室だけでは得られない大きな学びや経験をしていることを実感致します。
色々な大人の事情はあると思いますが、持続可能な形で生徒の活動を継続する方策を見つけることが必要なのではないでしょうか。
竹村知洋