草を褥に 著:大原富枝
朝ドラの主人公のモデルとなった、牧野富太郎氏の伝記とも言える小説。
史実を忠実に書かれているよう。
ドラマでは脚色されているのかな・・・と、思うところも多々。
読みにくいんだけれど、富太郎とすえこさんのやり取りしたお手紙がそのまま掲載されていて、
質屋のこと、高利貸しの取り立てのこと、朝ドラに登場する場面が如実に。
それでも、朝ドラはかなり贔屓目に脚色されているのだろうと、推察することも多々。
そのまま描いたら、場合によっては、非難されちゃうかも。笑
もしかしたらちょっと付き合えないタイプかもと、感じる場面もあるのだけど、
恨まれることが無く、好かれる人だったらしい。
草花への止めることない好奇心、自分の好きを突き詰めた、そのエネルギーが、とにかくスゴイ!
東京と高知に、資料館があるらしいので、行ってみたいな。
余談だけど、牧野富太郎と森鴎外は懇意にしていたらしい。
私の大好きな、画家・藤田嗣治は、父親が森鴎外とつながりがあったらしい。
そんな、背景を知ると、昔も著名人のコネクションって侮れない。
@ふると