【みとりねこ】 著:有川ひろ
7つの短編が納められてて、猫目線で描写されている作品がいくつか。
福士蒼汰君の主演で映画化された「旅猫リポート」に登場する、
ナナとハチもサトルとのことを語っています。
私も我が家の猫たちモデルに書いてみようかしらと、思ってしまう。笑
見開きで挿絵のページが、一話あって、これがとても素敵。
初回限定付録の描き下ろしマンガも面白い企画です。
本のタイトルになっている、「みとりねこ」は、
男の子が生まれたばかりの家族に、仔猫の時に拾われた猫。
人間と同じつもりで成長してきたはずが、先に寿命が訪れてしまう。
結末は、大体予想が出来ていたのに、涙ボロボロ。
有川さんの仕立てにまたしてもやられました。
そう言えば、有川ひろさん、名前の表記がひらがなになったんですね。
有川さんの著作を読み始めたばかりの頃、
浩を「ひろし」と読む、男性だと思っていました。
「みとりねこ」では、「浩美(ひろみ)」と名付けられた男の子が、
女みたいな名前だと同級生にからかわれて、改名したい、
猫の「浩太(こうた)」と名前を交換すると駄々をこねる場面があるのだけど、
有川さんにもそんな経験があったのかもね。
昨年秋に図書館に予約して、ようやく回ってきた本。
まだ、予約がいっぱい入っているようなのだけど、
来月いっぱい休館で、本も読みたい人もお気の毒ですね。
@ふると