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365kimono なきゃつくる料理

着物の寿命 ~ 大好きなものを、とことん

2016-10-17 03:37:40 | キモノ・spirit
裾直しと丸洗いに出していた袷の着物が仕上がった!

三代持つ程丈夫!と言われる大島紬でも、八掛の裾は摩擦で穴が空くし、洗い張り(ほどいて反物に戻してから徹底的に洗い、イチから仕立て直す)して新しい八掛にすること二回。ついに本体まで摩耗。

でもまだまだ、胴体に生地が縫い織り込んであるので、直線断ちの着物は、まだまだ着用可能。
流行もない。
好きなものを、何度も仕立て直して大事に着ることができるのが着物。

もう一枚、
日焼けした単衣の紬、裏返して仕立て直せば、日焼けしてない鮮やかな色を表にだせて、見事に復活した。

浅草の骨董市で10年前に求めた時、すでに着込まれ柔らかだったのに、わたしもかなり着倒し、今じゃもう、ふわっふわに柔らかい。

ふと、折り目で、破けてしまった。

もうそろそろ生地の限界かもしれない。

こうやって、大好きなものを、数少なく持ち、
清潔にメンテし、何度でも仕立て直し、とことん着倒すのこそが、着物の醍醐味だと思う。

着物はまだいい。帯の回数寿命はもっと早い。

そして。

どんだけ間違っても、趣味もサイズもあわない着物を羽織らされ、じっとしてろ、は、ありえない(笑)
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